「円盤が来た」が異色の作品。他の作品は基本的にダンはじめウルトラ警備隊の誰かが主役をつとめるのに対して、この作品だけは星空を見るのが好きだというさえない青年が主人公になっている。宇宙人も人を食ったような性格で、子供に化けていることといい「この電話で宇宙人と話をしていると言ってごらん」と青年に電話をかけさせたり、なんとも憎めない。しかもこの宇宙人は青年をいたく気に入ったようで「星につれていってあげる」とまで約束する。通常、視聴者の意識は常にウルトラセブンとウルトラ警備隊の側にあるのに(ノンマルトの使者ですら基本はそうである)、この作品だけはこの奇妙な宇宙人と凡庸な青年に感情移入してしまうように作られている。
そのせいか、ラストでダンやアンヌが青年を称えるセリフがやけに無機質に響く。青年はもはや一言も発しない。だまったまま、ガラクタが積み上げられた昭和の空き地の風景にサイレンが響く中、自転車を走らせる。青年は変わりもしない現実を捨てて星の世界に連れていってもらいたかったのではないだろうか。単なる勧善懲悪を越えた切なさが見終わった後も余韻を残す。
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DVD ウルトラセブン Vol.11
¥5,980 ¥5,980 税込
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フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | 特撮(映像) |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 40 分 |
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商品の説明
レビュー
監督: 実相寺昭雄/鈴木俊継
脚本: 金城哲夫/川崎高/上原正三/市川森一
特殊技術: 高野宏一
特殊撮影: 鈴木清/佐川和夫
音楽: 冬木透
出演: 中山昭二/森次浩司/菱美百合子/阿知波信介/石井伊吉/古谷敏/南廣/宮川洋一/平田昭彦/佐原健二/藤田進/上西弘二
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4947127500852
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 1 時間 40 分
- 発売日 : 1999/10/25
- 出演 : 特撮(映像)
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo), 日本語 (Dolby Digital 5.1), 日本語 (Mono)
- 販売元 : ハピネット・ピクチャーズ
- ASIN : B00005G06B
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 56,988位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
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5つのうち4.7つ
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2008年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第42話「ノンマルトの使者」
ダンの、そして我々視聴者の中の正義を根底から揺さぶった衝撃の問題作!!!
地球人が実は侵略者だった? こんな発想、普通は思いつかないですよね・・・。
後味はかなり悪いが、それがかえってこの話を忘れられないものにさせてくれます。
第43話「第四惑星の悪夢」
これまた衝撃的。ターミネーターや猿の惑星よりずっと恐ろしい話です。
機械に頼りすぎるのは良くないですね。最終的に未来を築いていくのは人間です。
ラストの下駄占いのシーンはそう言いたいのでしょう。
第45話「円盤が来た」
「狼と羊飼いの少年」のウルトラセブン版・・・で、いいのかな?
ほぼ全体的にほのぼのしてます。フクシン君がいい味出してます。
セブンとぺロリンガ星人との対決シーンがわっけワカリマセンが(^^;)
ダンの、そして我々視聴者の中の正義を根底から揺さぶった衝撃の問題作!!!
地球人が実は侵略者だった? こんな発想、普通は思いつかないですよね・・・。
後味はかなり悪いが、それがかえってこの話を忘れられないものにさせてくれます。
第43話「第四惑星の悪夢」
これまた衝撃的。ターミネーターや猿の惑星よりずっと恐ろしい話です。
機械に頼りすぎるのは良くないですね。最終的に未来を築いていくのは人間です。
ラストの下駄占いのシーンはそう言いたいのでしょう。
第45話「円盤が来た」
「狼と羊飼いの少年」のウルトラセブン版・・・で、いいのかな?
ほぼ全体的にほのぼのしてます。フクシン君がいい味出してます。
セブンとぺロリンガ星人との対決シーンがわっけワカリマセンが(^^;)
2019年3月18日に日本でレビュー済み
#42 海底開発に警告を発した少年の正体とは・・・?「ノンマルトの使者」タコ怪獣ガイロス登場
#43 ロボットに取って代わられた人類の結末 「第四惑星の悪夢」ロボット長官登場
#44 体は人間・頭脳は猿・猿人の哀しき末路 「恐怖の超猿人」宇宙猿人ゴーロン星人登場
#45 星好きの青年が見つけた謎の光の大群 「円盤が来た」サイケ宇宙人ペロリンガ星人登場
#43 ロボットに取って代わられた人類の結末 「第四惑星の悪夢」ロボット長官登場
#44 体は人間・頭脳は猿・猿人の哀しき末路 「恐怖の超猿人」宇宙猿人ゴーロン星人登場
#45 星好きの青年が見つけた謎の光の大群 「円盤が来た」サイケ宇宙人ペロリンガ星人登場
2017年11月20日に日本でレビュー済み
第42話『ノンマルトの使者』はファンの間で「ウルトラセブン最高傑作」として有名です。
実は地球人が侵略者だった!という衝撃のストーリーです。
第43話『第四惑星の悪夢』と第45話『円盤が来た』は実相寺昭雄監督作品です。
ウルトラマンやウルトラセブンは実相寺作品が傑作が多いことで知られています。
実は地球人が侵略者だった!という衝撃のストーリーです。
第43話『第四惑星の悪夢』と第45話『円盤が来た』は実相寺昭雄監督作品です。
ウルトラマンやウルトラセブンは実相寺作品が傑作が多いことで知られています。
2008年4月20日に日本でレビュー済み
幼い頃再放送で見た第四惑星の悪夢が、当時放送していた
宇宙刑事やウルトラマン80よりも鮮明に覚えている。
あの、ロボット長官のメンテナンスシーンや、すごく奥行きのある部屋。
以前Tokyo MXで放送しているのを見て、久しぶりに見たいと思った。
LD Boxで所有していたものの、DVDでも買ってみました。
ウルトラセブンはナイトシーンが多くて不気味さがアップしていいですね。
目には悪いでしょうが、部屋を暗くして観ています。
後のウルトラセブン1999オメガファイルをめぐる攻防へと続く、
驚くべきストーリー「ノンマルトの使者」。
戦勝を宣言するときのキリヤマ隊長の胸のうちは?
自分のしたことが本当に間違っていなかったのかと葛藤することとなるダン、
そしてアンヌ。
平成シリーズを見た後にこちらを見てみると、またさらに考えさせられる。
不思議な「第四惑星の悪夢」は明るい街中なのに、やけに不気味。
唐突においてある電話がまた奇怪な感じ。
整然とした機械の世界には、ウルトラセブンはまさに予期せぬ
アノマリーだったのだろう。
我等のOSの強制終了みたいに、まったく対応できないのだ。
宇宙刑事やウルトラマン80よりも鮮明に覚えている。
あの、ロボット長官のメンテナンスシーンや、すごく奥行きのある部屋。
以前Tokyo MXで放送しているのを見て、久しぶりに見たいと思った。
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ウルトラセブンはナイトシーンが多くて不気味さがアップしていいですね。
目には悪いでしょうが、部屋を暗くして観ています。
後のウルトラセブン1999オメガファイルをめぐる攻防へと続く、
驚くべきストーリー「ノンマルトの使者」。
戦勝を宣言するときのキリヤマ隊長の胸のうちは?
自分のしたことが本当に間違っていなかったのかと葛藤することとなるダン、
そしてアンヌ。
平成シリーズを見た後にこちらを見てみると、またさらに考えさせられる。
不思議な「第四惑星の悪夢」は明るい街中なのに、やけに不気味。
唐突においてある電話がまた奇怪な感じ。
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アノマリーだったのだろう。
我等のOSの強制終了みたいに、まったく対応できないのだ。
2008年7月13日に日本でレビュー済み
第42話はダンとアンヌは休日を利用して海水浴に行きました。しかし、その浜辺で海底開発基地シーホース号が謎の沈没。それは謎の少年の予言通りの出来事でした・・
この作品は、脚本の故・金城哲夫氏の戦争体験が元になったといわれる、その後のウルトラマンが地球人類の為に戦うことの意味を考えなくてはならなくなった、また結果ウルトラ作品全体に深みを与えることになってしまった、ある意味問題な作品です。特にノンマルトの都市を攻撃し、狂喜するキリヤマ隊長の姿は怖いです。正義とは何か・・考えさせられる傑作です。登場怪獣はガイロスと海底人・ノンマルトです
第43話はダンとソガ両隊員は全自動長距離ロケット・スコーピオン号のテスト飛行に出発。機械に操縦を任せ、20日の睡眠に入ります。しかし・・
この作品はロボットが人間を支配するという星で、人が虫ケラのように殺されるというできごと、また夢か現実かわからないという所からも、まるでSFミステリー映画のような、とても30分枠の番組と思えない、コンピューター社会への警鐘も促している傑作です。
第44話はモンキーランド付近をパトロール中の警官2人が何者かに惨殺されます。それがとても人間の仕業とは思えないということで、早速ウルトラ警備隊は調査を開始しますが・・
この作品はゴリラ人間(ゴリー)の変身特殊メイクまでとびだす、ホラー映画さながらな内容になっています。ゴリーに惚れられたアンヌ隊員の運命やいかに・・登場宇宙人はゴーロン星人です。
第45話は天体観測が趣味な福新青年は、ある日不思議な少年の出会い、その晩天体観測をしていたら、円盤の大群を目撃したのでした・・
この作品は宇宙人が“狼少年”の童謡をモチーフに侵略してくるという、人間がいかに固定観念にしばられてものを考えてるかということを揶揄した作品です。登場宇宙人はペロリンガ星人です。
このDVDの43、45話は殆ど戦闘シーンとよべるものがありません。それでもクオリティが高い作品ができるというのは、凄いとしかいえません。ただお子様はあまり面白くないでしょうが・・
この作品は、脚本の故・金城哲夫氏の戦争体験が元になったといわれる、その後のウルトラマンが地球人類の為に戦うことの意味を考えなくてはならなくなった、また結果ウルトラ作品全体に深みを与えることになってしまった、ある意味問題な作品です。特にノンマルトの都市を攻撃し、狂喜するキリヤマ隊長の姿は怖いです。正義とは何か・・考えさせられる傑作です。登場怪獣はガイロスと海底人・ノンマルトです
第43話はダンとソガ両隊員は全自動長距離ロケット・スコーピオン号のテスト飛行に出発。機械に操縦を任せ、20日の睡眠に入ります。しかし・・
この作品はロボットが人間を支配するという星で、人が虫ケラのように殺されるというできごと、また夢か現実かわからないという所からも、まるでSFミステリー映画のような、とても30分枠の番組と思えない、コンピューター社会への警鐘も促している傑作です。
第44話はモンキーランド付近をパトロール中の警官2人が何者かに惨殺されます。それがとても人間の仕業とは思えないということで、早速ウルトラ警備隊は調査を開始しますが・・
この作品はゴリラ人間(ゴリー)の変身特殊メイクまでとびだす、ホラー映画さながらな内容になっています。ゴリーに惚れられたアンヌ隊員の運命やいかに・・登場宇宙人はゴーロン星人です。
第45話は天体観測が趣味な福新青年は、ある日不思議な少年の出会い、その晩天体観測をしていたら、円盤の大群を目撃したのでした・・
この作品は宇宙人が“狼少年”の童謡をモチーフに侵略してくるという、人間がいかに固定観念にしばられてものを考えてるかということを揶揄した作品です。登場宇宙人はペロリンガ星人です。
このDVDの43、45話は殆ど戦闘シーンとよべるものがありません。それでもクオリティが高い作品ができるというのは、凄いとしかいえません。ただお子様はあまり面白くないでしょうが・・
2007年9月16日に日本でレビュー済み
ウルトラシリーズ最高の出来とされるウルトラセブンですが、元々制作費をあまりかけられないといった状況だったうえに、この時期には視聴率が低迷していたと聞きます。そういえばここでのセブンは金のかかる大都市で暴れることを避け、海や山や宇宙を選んで活躍しているし、その時間も以前より短いような気がします。
さて、シリーズ最高作とされる「ノンマルトの使者」は、さすが現在の視点からみても、思わず考えさせられる印象的なストーリーです。特に、少年がダンに向かって「ノンマルトは人間より強くないので攻撃はやめて・・・」と懇願されながらも結局対決していくシーン、そして衝撃のラスト等、本当に良くできています。
実相寺昭雄監督の2作品「第四惑星の悪夢」と「円盤が来た」は画面のタッチから言ってもセブンの異色作と言ってよいでしょう。どちらもこの監督の特色が非常によく出ているエピソードだと思います。ただ「第四惑星の悪夢」では独創的なアイデアは良いのですが、今見るとちょっとグロテスクで、子供達にとってあまり気持ちの良い話とは言えないかもしれません、大量殺人のシーンがあったり、‘警察官’がドロップを噛む音が気になったり・・・。
そして「恐怖の超猿人」の中でダンがこう呟きます。「これは果たして猿だろうか・・・」と。ここで思わず、突っ込みを入れたくなりました。「そりゃあんた、どう見ても猿だよ、ダンさん」と。
さて、シリーズ最高作とされる「ノンマルトの使者」は、さすが現在の視点からみても、思わず考えさせられる印象的なストーリーです。特に、少年がダンに向かって「ノンマルトは人間より強くないので攻撃はやめて・・・」と懇願されながらも結局対決していくシーン、そして衝撃のラスト等、本当に良くできています。
実相寺昭雄監督の2作品「第四惑星の悪夢」と「円盤が来た」は画面のタッチから言ってもセブンの異色作と言ってよいでしょう。どちらもこの監督の特色が非常によく出ているエピソードだと思います。ただ「第四惑星の悪夢」では独創的なアイデアは良いのですが、今見るとちょっとグロテスクで、子供達にとってあまり気持ちの良い話とは言えないかもしれません、大量殺人のシーンがあったり、‘警察官’がドロップを噛む音が気になったり・・・。
そして「恐怖の超猿人」の中でダンがこう呟きます。「これは果たして猿だろうか・・・」と。ここで思わず、突っ込みを入れたくなりました。「そりゃあんた、どう見ても猿だよ、ダンさん」と。
2007年9月23日に日本でレビュー済み
今の人類こそかつての侵略者であり、海底に追いやられたノンマルトこそ地球の先住民である。海底開発で我々の生活を脅かすのであれば戦うしかない、と「ノンマルトの使者」真市少年は訴えます。揺らぐ正義と見えぬ真実に、ダンやアンヌ、そして私たちも立ち尽くすばかりです。…続いての話は、長距離ロケットに乗ったダンとソガが目を覚ますとそこは、人間が、自ら造ったロボットに支配される世界だった「第四惑星の悪夢」。悪夢という名の現実なのか、現実という名の悪夢なのか。観終った後、ふと映画『猿の惑星』のラストを思い起こしてしまいます。で、続く話は、「恐怖の超猿人」。出来すぎです。 … 一方、「円盤が来た」と言うアマチュア天文青年の声は、「狼が来た」の羊飼いの如く、ウルトラ警備隊に届きません。カモフラージュされた円盤群は地球に迫りつつあるというのに……。 セブンの中でも異色ともいえる作品(されど傑作!)が収められた第11巻なのでした。