明らかにこなれていない演奏や,アレンジのクオリティが低い曲が,何曲も平然と収録されています。
演奏の出来以前に
長いキャリアからまんべんなく曲を選んで、どの時期にファンになった人にも買ってもらおう
というレコード会社の思惑が透けて見えてしまっています。
また,さとがえるコンサートの集大成をうたうには
収録時間も短すぎます。2時間あってもいい位。
もっともっと良い演奏が、山のようにあるはずなのに、
宝の山からあえて屑ばかりを拾ってきたようで
余りにももったいない。
発売当時のインタビューで,矢野さんは
「選曲はレコード会社の意向です」
と,はっきりおっしゃっていたので,ご本人も内容には
全く満足されていないのでしょう。