とにかくモデルとして登場できそうなルックスと綺麗な眼で、
なぜこんな「優しい」詞を書けるのかと思うくらいヒューマンで
、時にヘヴィで力強い詞を、歌い上げる。
サウンド志向の男性にも評価が高い楽曲と演奏で、ドライヴで
一緒に声をあげて歌うもよし、タイジの詞に深々と心打たれながら
深夜にじっと聴き入るもよし。時に子どものようにやんちゃな演奏で
楽しんでいる曲もあり。「野蛮なロウソク」は詞・曲ともに秀逸。
シアターブルックの一連のアルバムの中でも特にこの「TALISMAN」は、
極めてトータルなロックアルバムだと思う。オープニングから
ラストまで、この流れはシャフルで聴かず、通しで聴きたい。
ありったけの愛だけで/あの太陽は/ありったけの愛だけで…
と詞を書き、それを歌う彼こそ、ありったけの愛であふれている
アーティスト。
10年位前、神戸のFMで公録中に、スタジオの目前に座って
聴いている子どもたちに向けた彼の穏やかな笑顔が、素敵すぎて最高
だった!