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こいつはヤバイです、ドープです。
今や客演王としてあちこちで変態なラップを披露するポチョムキン氏の
彼が本当にハードコアだった頃の半端ないクラシックです。
餓鬼レンでもスキルの高さと独特の世界観は誰もが認める所だと思いますが、
こいつは群を抜いてリミットを突破したかのような、パンチラインを連発する
本物のイルで畳み掛けるマシンガンラップが満載です。
トラックを手がけているのがヒップホップ専門のプロデューサーではない為に
いわゆるボトムが弱いと少々感じる所ではありますが、
狂ったような上物の振り切れ具合はスキルフルなラップとハマった時に
相性抜群で鼓膜を蹂躙するかのように襲いかかり、虜になるかと思います。
個人的にはブッダの黒船、リップのトーキンチープと並ぶくらいの必殺のミニアルバムです。
最近は大してスキルも無いくせに過去の自慢話やら非社会的な悪自慢をして
「俺はカッコイイ」みたいに主張する日本人のラッパーが多くてもうウンザリです。
カッコイイかどうかは聞いてるこちらが判断するのです。そして短調なフロウから
だらだらと垂れ流されるお経・歌モノラップははっきり言って「恥ずかしい」の一言に尽きます。
これはそんなカスな代物とは違う原液の興奮剤です、ぶっ飛びたい人はどうぞ。
