SIAM SHADEのメジャー初アルバム。SIAM SHADEのアルバムは全て音楽性がぶれていないと思う。 どのアルバムもハードロックとポップが入り交じっており、このアルバムにもポップな「RAIN」「大きな木の下で」「夢の中へ」が入っているし、「sadness」「shake me down 」「calling」のようにハードな曲も入っている。ハードな曲も曲調こそハードではあるが、メロディはキャッチーで非常に聴きやすい。 演奏技術もほぼ全曲でその凄まじさを体感できるものとなっていて、全曲が非常にバランスのとれたクオリティーの高い楽曲に仕上がっている。 この頃のSIAM SHADEはV系の名残を感じさせる曲がいくつかあるが決して悪い意味ではなく、V系特有のせつなさや、情緒的な部分を上手く楽曲に生かせているのではないかと感じている。