世の中には音楽ジャンルの嗜好や歌い手の好き嫌いに全く左右されない、もうどうしようもない傑作アルバムというものが存在する。それがこれである。
例えあなたがこのこのアルバムの曲を一曲も知らなくても、浜田省吾という名前を初めて聞いたとしても一回聴けば必ず納得するはずである。いや、逆に何も知らない方が衝撃は大きいかも知れない。音が古いとかアレンジが80年代っぽいなどいうのは丸っ切り問題にならない。楽曲のパワーが全てである。
それにしてもこのとてつもないほど素晴らしい旋律の嵐は何ということだろう。Aメロで痺れて、Bメロでのけ反り、サビでひっくり返り、ウォウウォーで気絶してしまう。これが機関銃のように全曲続くのである。最初から最後まで全曲とはこちらの身が持たない。
お願いですからもう少しお手柔らかにお願いします。
浜田省吾さんの歌詞に入れるシャウトは単なる合いの手や言葉の穴埋めではなく絶対にそれじゃなきゃダメっていう完璧なウォウイェーなんですよね。