ゴールドベルクの旧盤を録音してセンセーションを起こしたのが55年だから、このベートーベンの最後の3つのPソナタを入れた56年はその翌年だ。当たり前のことだが。しかしこの素晴らしい演奏を聴いていると、意味のある翌年とも言える。最後の天上に飛翔するような演奏は何と言っていいか。。。
レコードを聴かなくなってCDのこれは近年まで発売されなかった。しょうがないのでリヒテルのを買ってみたがほとんど白痴的だ。これをamzonで見つけ即usedに出した。
ベートーベンって鬱陶しいところがあるが、晩年の弦楽四重奏やこういうものを聴いていると、彼も深い境地に入ったのだなぁー、と思う。努力は続けんといかんね。