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コンプリート・カフェ・モンマルトル

4.6 5つ星のうち4.6 31個の評価

仕様
価格
新品 中古品
CD, 1994/2/25 2枚組
¥5,247
CD, CD, インポート, 2016/1/4 CD, インポート
¥6,661
CD, 1997/10/22 2枚組

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曲目リスト

ディスク: 1

1 トランス
2 コール
3 レナ
4 ネフェルティティー(1stヴァリエーション)
5 ホワッツ・ニュー
6 ネフェルティティー(2ndヴァリエーション)

ディスク: 2

1 レナ(オルタネイト・テイク)
2 D・トラッド,ザッツ・ホワット
3 コール(オルタネイト・テイク)
4 アンタイトルド・サンプル

商品の説明

メディア掲載レビューほか

未発表の2曲が加えられて再登場した代表作。傑作と呼ばれるだけあって中身が濃い。支離滅裂なフリー・ジャズになっていないのは,彼の音楽が破壊だけではなく構築的な知性的カタルシスももっていることの証明だと思う。ビートたけしの映画のようだな。
--
内容(「CDジャーナル」データベースより)

登録情報

  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 14.2 x 13 x 1.4 cm; 200 g
  • メーカー ‏ : ‎ 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • EAN ‏ : ‎ 4988008236330
  • レーベル ‏ : ‎ 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • ASIN ‏ : ‎ B00005GFQ6
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 2
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 31個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
31グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2016年4月16日に日本でレビュー済み
先づ此のアルバムが1962年であると云ふ事実に衝撃を受けた。私の様な者が此の様な事を宣ふのはをこがましいと思ふが、オーネツト・コールマンの「Free Jazz(1961年)」を聴いても、確かに昔はフリーとして扱はれたのかもしれないが、今の感覚で言へば十分モダンジヤズの拡張の範疇に聴こえる事から考へれば、この作品は今でもフリージヤズであると言へる最初期のアルバムではなからうか。

譬へば此のなかの「D Trad,That's What」を聴いて貰ひたい。多くの人が顔を顰める前衛ジヤズの起源的作品の一つである。
Disc1
M1 9:13
M2 9:01
M3 6:59
M4 21:27
M5 9:13
M6 14:22
M7 6:59
Disc2
M1 12:13
M2 8:09
M3 20:10
M4 6:39
M5 14:39
M6 14:14
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年10月22日に日本でレビュー済み
まずこのトリオのメンバーを見て欲しい。
Cecil tailor(p)
Jimmy Lions(as)
Sunny Murray(ds) (Arthur Murray, Sonny Murrayなどの表記も見られる)
このトリオにはベースがいない。と言うのも、テイラーは渡欧する時ベーシストも連れていくつもりが、結局ベーシストは来られなかったのだ。現地のベーシストを雇ったりもしたが、望むようなベーシストが得られなかったのであろう、この三人でのセッションを試行し続けた。1962年11月、彼らはまだ無名だったアルバート・アイラーを迎えたカルテットでのセッションも行っているが、そのような時期にあたる11月23日にコペンハーゲンのCafe Montmartreで収録された演奏を完全収録したのが本CDである。
この時のセッションは"Innovations", "Nefertiti, The Beauriful One Has Come"(別名"What's New")などのアルバムにそれぞれ部分的に収録されており、完全版もこのCDの他に"Nefertiti, The Beautiful One Has Come"というタイトルのがある。このようにアルバムとして統一されたものが未だに存在しないことがこの歴史的なセッションを目立たないものとしている一因である。
ここに収められた演奏を全部聴くには相当な精神力が必要であろう。"Innovations"に収録された"Trance","Call","Lena","D Trad, That's What"だけ先に聴くのがいいかもしれない。それも大変そうならば、なにはともあれ"D Trad, That's What"だけ聴いてみよう。サニー・マレイとテイラーとの組み合わせがフリージャズ史上もっとも戦慄的なめくるめく音響空間を作り出した画期的作品である。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年4月2日に日本でレビュー済み
こんな大名盤のレビューを書かせていただくとは限りです。@と申します。
セシルのもっとも繁盛記の記録。コペンハーゲンのJAZZクラブでの奇跡のGIG。波動のような音波が寄せては返す。常世の不条理をすべて洗い流す。
鳥を。これはフリージャズの最高峰。しかるべき態度で聞け!!
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年10月21日に日本でレビュー済み
cecil taylorの、名作の誉れ高いライブ。62年暮れ、北欧デンマークはコペンハーゲンで録られた。

sunny murrayとjimmy lyonsによるトリオ。ベーシスト不在なのはhenry grimesが欧州ツアーに加われなかったからの由。

問題はtaylorで、これ以前のアメリカ時代にあった(黒さ)の感覚が限りなく希薄になっている。言い換えればそれだけ後に長く探求されるジャズにあらず、フリーインプロヴィゼーションを試みる転機になったのだろう。

これ以前のファンであれば、いかに演奏が素晴らしくとも戸惑いを禁じえないものと写る。sunny murrayは元々センシティヴなドラマーと云えるが、ここでは(良くない意味で)荒っぽすぎる印象が強い。talyorをだれることなく煽り続ける力はさすがだが。jimmy lyonsは渾身の演奏。parker直系からやはり(黒さ)を取っ払い、白人的なクールとは別の方向性を探っている。この独特の抽象性は遂に後継が出なかったと思う。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1962年11月、デンマーク・コペンハーゲン「Café Montmartre」 

セシル・テイラーは1955年の『Jazz Advance』から、独自の方法論で、”自由なジャズ表現”を
模索しつつ、発表してきた。それは批評家からも、同業者たちからも、理解を得ることは難しく、
苦難の道だった。彼も完全な孤立は望んでいなかったので、雌伏の期間、爪を矯める時期が続く。
だから当時、彼の頭の中で鳴っている音楽、本当に演りたい音楽とは距離があった。しかし1959年に
西海岸からオーネット・コールマンがNYにやってきて、風向きが変わる。

オーネット陣営にはMJQメンバーなどがいて、最初からある程度の指示母体があった。加えて
オーネットの自信満々のアルバムタイトルなどからも、「ここにまったく新しいジャズの形が
出現した」ことが鮮明となる。オーネットの存在とその音楽は、マイルス・デイヴィスもジョン・
コルトレーンも無視できないほどのものとなった。

これはセシル・テイラーにとって追い風で、彼は自分がやってきたことの露払いがなされたように
感じただろう。そこで1960年『The World of Cecil Taylor』から、セシルは手加減なく自分の
コンセプトを表現するようになる。そしてこのベースレス・トリオ・アルバムが誕生する。

ここからホーンがアーチー・シェップからジミー・ライオンズに代わる。ジミーはこの後、
長くセシル・ミュージックの同伴者となる。それは”死がふたりを分つ”1987年まで続く。
ライオンズのアルトは、才気煥発な吹きまくり型ではなく、無骨で、ビバップ・ハードバップの
気配が元になっているが、セシルのピアノだけを聴いているとライオンズのテナーが聴こえてきて、
ライオンズのサックスだけを聴いているとセシルのピアノが聴こえてくるといった”鏡面照らし合い関係”
で、相性として他に変え難い。

さらにドラムスがサニー・マレイ。サニーは定型ビートを刻む従来のスタイルから、空間にパルスを
敷き詰めるフリー・ジャズのドラミングを開発。これがセシルのピアノにとって、自由な飛翔を可能
とする場になった。その最初の成果がこのライブ・アルバム。それはジャズが持った最初のフリー
ジャズの完成系と言える。

その点からもこのアルバムは画期的だが、もうひとつジャズ史的に重要なのは、この時のセシルの
ヨーロッパ・ツアーで、アルバート・アイラーがセシルに会っていること。会うだけでなく一緒に
演奏し、その様子が記録されている。マレイがアイラーをセシルに紹介した。
マレイはこの後、アルバート・アイラーの元に行き、ゲイリー・ピーコックとのピアノレス・トリオの
名作であり、フリー・ジャズの到達点である『Spiritual Unity』のレコーディングに参加する。

セシルは、このアルバムの後、1964年10月の「ジャズの10月革命」の中心メンバーとなって活動
したりするが、レコードのリリースは途絶えてしまい、次作はブルーノートからの『ユニット・
ストラクチャーズ』(1966年)になる。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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他の国からのトップレビュー

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johnny2bad
5つ星のうち5.0 Devastante
2023年5月9日にイタリアでレビュー済み
Amazonで購入
Registrazione imperdibile (pare siano le uniche tracce riversate in quell'anno da Taylor), concerto stupefacente, cent'anni avanti su tutto e tutti
Autonomeus
5つ星のうち5.0 Cecil and trio breaking free -- a historic document, and utterly exhilarating!
2017年10月16日にアメリカ合衆国でレビュー済み
Amazonで購入
This is a great 2016 reissue of the 1962 live trio recordings that have been released in different forms under different names over the years. The 20-page booklet includes the original cover art of the first vinyl LPs along with lots of informative liner notes that were not included with my  1997 Revenant Records release  called "Nefertiti, the Beautiful One Has Come." That 1997 2-CD set was in fact the "Complete Live at the Cafe Montmartre" -- what this Solar Records reissue includes that is new on CD is the bonus tracks, which are recordings from the Golden Circle in Stockholm in November with the trio and Kurt Lindstrom on bass.

As for the music, it is exhilarating! With Sunny Murray on drums and Jimmy Lyons on alto sax, Cecil Taylor is captured here in Copenhagen moving totally outside into free jazz. It would be three years until the next recordings, which would be the classic Blue Note sessions of the Cecil Taylor Unit, revealing the mature conception.

Sunny Murray is fully in tune with Cecil, and thus plays a crucial role in the music's liberation from the pulse. Jimmy Lyons, one of my favorite saxophonists, who played with Cecil until the end, is at this point still more rooted in the influence of Bird. Now that's a great influence, but he has not quite moved totally outside, which would apparently take place between 1962 and 1965.

I wouldn't necessarily have picked this up for the bonus tracks, but it is worth it for all the information and graphics in the booklet. If you don't already have a recording, you are in luck -- you can skip to this, the definitive package!

*** *** ***
Cecil just passed today -- April 6, 2018. May he rest in peace. His unique and powerful music will be missed!
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
Jazzrook
5つ星のうち5.0 Cecil Taylor at the Cafe Montmartre, Copenhagen & the Golden Circle, Stockholm in 1962.
2019年2月20日に英国でレビュー済み
Amazonで購入
This excellent 2-CD set features avant garde jazz pianist Cecil Taylor(1929-2018) in peak form with the vastly underrated alto saxophonist Jimmy Lyons(1931-86) and drummer Sunny Murray(1936-2017).
CD1, tracks 1-6 & CD2, tracks 1-4 were recorded live at the Café Montmartre, Copenhagen on November 23, 1962.
CD1, track 7 & CD2, tracks 5-6 were recorded live at the Golden Circle, Stockholm during November 1962 with the addition of bassist Kurt Lindstrom.
The Montmartre music is stunning with furious playing from Cecil and invigorating support from altoist Jimmy Lyons and drummer Sunny Murray.
Highlight is undoubtedly the astonishing 'D Trad, That's What #1' which is an exhilarating and bumpy ride.
'Complete Live at the Café Montmartre', with an informative 20-page booklet, contains over 150 minutes of uncompromising, turbulent music and is one of the essential live recordings in free jazz.

Btw ~ The only other recording from 1962 by Cecil Taylor is a version of 'Four' taped during a TV broadcast in Copenhagen on November 16 which presents the trio backing tenor saxophonist Albert Ayler.
Worth seeking out on YouTube.
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
PB
5つ星のうち5.0 There are extra tracks included on this release,well worth the price!
2023年3月13日にアメリカ合衆国でレビュー済み
Amazonで購入
I have this recording on vinyl but it doesn’t include the bonus tracks that the cd does, there are pieces on the cd which weren’t included on the LP from this concert + a couple of pieces from a different live date that aren’t available elsewhere- All of these pieces are well recorded and well played, worth the price paid.
filippo grassi
5つ星のうち5.0 Cecil taylor al top
2023年1月5日にイタリアでレビュー済み
Amazonで購入
Un disco che vede taylor in piena forma con un ottimo gruppo