録音が84年〜86年というためか、音質はとてもクリア。
ブラームスはいろいろな演奏を聴いています。バーンスタインとウィーンフィルの何とも表情豊かな演奏。ジュリーニ、ウィーンフィルの遅いテンポで一つ一つの音をいつくしむようなブラームスもよいですね。
スウィトナー、シュターツカペレ・ベルリンの演奏は、メリハリがはっきりし、過度に歌うのではなく端正な演奏と聴きました。愛聴盤がひとつ増えたと満足しています。同じコンビのベートーヴェン全集も素晴らしいですよ。
ブラームスがTPOに応じて、多様な演奏で聴けることを喜びたいと思います。
スウィトナー氏は昔N響の定期で何度も聴き、一見ぶっきらぼうな棒さばきが思い出されます。