祖父が(当時・御年87歳!!!!)大好きで、この人(岡本真夜)のCDは昔から家にあるのだが。
私の評価はずっとシビアで、「プロとしてはもう少し声が前に出ないと」 「明るく前向きだけど名曲とまでは...」 という感じだった。
それは今も変わらないが、ツボにハマったという意味で、割と気に入ったのが、このシングル「サヨナラ」である。
代表曲は「TOMORROW」で決まりだろうし、次点は、万博主題歌に起用寸前だった「そのままの君でいて」だろう。
「サヨナラ」は、MAYOの作風としては明らかに変化球だが、自分の感性にはこれが一番マッチした。
80~90年代育ちのため、洋楽はマイナー・ロックが全盛。その方向から、すんなり入って行けたのが大きかった。
イントロからギターが泣いているし、恐らくMAYO史上最もハードで、最も哀愁が強い曲だろう。
恋より仕事を選んだ女性が主人公で、これは本人にとっても実話だそうである。
別れの寂しさが押し寄せるような、ギターがグッドジョブ。
いつも笑顔で爽やかな太陽女より、泣き虫で不器用で面倒な女がタイプの人にお勧めしときます(どんな纏めだ?!)。