お願いがあります。一度観て「?」と思ったそこのあなた!どうか一度で終わらないでください。二度、三度、いえ十回、二十回と観て下さい。観れば観るほど、わかってきます、この傑作の傑作たるゆえんが! 正直に言いえば、実は私も初回は思いました、「なんちゅう破綻した映画じゃ?」と。でも回を重ねる内に・・・気がつくと感動しています!気がつくと史提芬周(周星馳の役名であり英語名:スティーブン周)のファンになっています! この作品で表現された周星馳の容赦ないポップさ、超越したポストモダンは、「過去」と「今」に縛られた私たちを遥かに通り越してしまってるのでしょう。まるでキューブリックのように。ジョン・クリーズのように。私たちにできることと言えば、星馳の背中を目指して必死に追いかけることくらいなんです。 食神なのに料理の修行をしない、最後まであんまり改心しない、対決らしい対決もない、審査員も審査しない。そしてなぜか少林寺。 This is the周星馳! どうぞご堪能あれ。