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1864年、18歳でバイエルン王に即位したルートヴィヒ。やがて年上の従姉、エリザベートに惹かれていく。また、この王は政治や軍事より芸術で、とくにワーグナーを援助した。そんな王の行動は、しだいに常軌を逸してくる…。
19世紀のドイツに実在したルートヴィヒ2世の一代記である。王でさえなければ芸術好きの変わり者として平凡な一生を送れたであろう、ルートヴィヒの悲劇を描く。ぜいたくを極めた宮殿での愚かしい生活。むなしい日常で、精神的な消耗をかみしめる王。その王をなめきって、食い物にするワーグナー。
監督は、自ら貴族階級出身のルキノ・ヴィスコンティ。美男の王ルートヴィヒにはヘルムート・バーガー、エリザベートにロミー・シュナイダーが扮する。ワーグナーを演じるトレヴァー・ハワードの怪演が見事だ。(アルジオン北村)
レビュー
製作総指揮: ロバート・ゴードン・エドワーズ
製作: ルチオ・トレンティーノ
監督・脚本: ルキノ・ヴィスコンティ
フランコ・マンニーノ(p)指揮
サンタ・チェチリア国立音楽院管弦楽団
出演: ヘルムート・バーガー/ロミー・シュナイダー/レトヴァー・ハワード/シルヴァーナ・マンガー/ゲルト・フレーベ/イザベラ・テレジンスカ/ジョン・モルダー・ブラウン
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)