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プロコフィエフ、バルトーク / ピアノ協奏曲集

4.5 5つ星のうち4.5 6個の評価

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新品 中古品
CD, 1998/8/7 1枚組
¥299

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曲目リスト

1 ピアノ協奏曲第1番変ニ長調op.10 - 第1部 アレグロ ブリオーソ
2 ピアノ協奏曲第1番変ニ長調op.10 - 第2部 アンダンテ アッサイ
3 ピアノ協奏曲第1番変ニ長調op.10 - 第3部 アレグロ スケルツァンド
4 ピアノ協奏曲第3番Sz.119 - 第1楽章 アレグレット
5 ピアノ協奏曲第3番Sz.119 - 第2楽章 アダージョ レリジオーソ
6 ピアノ協奏曲第3番Sz.119 - 第3楽章 アレグロ ヴィヴァーチェ
7 ピアノ協奏曲第3番ハ長調op.26 - 第1楽章 アンダンテ
8 ピアノ協奏曲第3番ハ長調op.26 - 第2楽章 アンダンティーノ
9 ピアノ協奏曲第3番ハ長調op.26 - 第3楽章 アレグロ マ ノン トロッポ

商品の説明

Amazonレビュー

アルゲリッチとデュトワという組み合わせもさることながら、アルゲリッチにとってこれが初録音となったプロコフィエフの1番、バルトークの3番の各協奏曲に、彼女が得意とするプロコフィエフの3番というカップリングからも期待感十分の1枚だ。
その期待に違わず、ここでのアルゲリッチはいつものように完璧なテクニックをもってスリリングなピアニズムを展開、円熟味の増した最近のアルゲリッチを知る上でも必携の1枚である。そのテクニックは、ともすれば冷たい印象を与えかねないプロコフィエフ、バルトークの斬新なロマンティシズムから、聴くたのしみを堪能できるように「暖かさ」を抽出するうま味に満ちているので、こういった近現代の協奏曲にあまりなじみのない人々に対しても聴きやすい内容となっている。
一方デュトワの棒は手兵モントリオール響から透明感の高いサウンドを引き出しつつアルゲリッチを強力にサポート、特にバルトークにおいてスケール感の大きさが顕著である。(奈良与志雄)

メディア掲載レビューほか

アルゲリッチとモントリオール交響楽団の演奏によるプロコフィエフ、バルトークのピアノ協奏曲集。`97年録音盤。 (C)RS

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 80.32 g
  • メーカー ‏ : ‎ EMIミュージック・ジャパン
  • EAN ‏ : ‎ 4988006754904
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 10 分
  • レーベル ‏ : ‎ EMIミュージック・ジャパン
  • ASIN ‏ : ‎ B00005GJLJ
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 6個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
6グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2010年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代最高のカリスマ・ピアニストによる近代コンチェルト集。1997年10月、カナダ・モントリオール市、サン=トゥスタシュ教会にてセッション録音。本盤は2007年に廉価盤として再発されたもので、帯には「24bit最新リマスター」の文字があり、EMI原盤とは確かに音が違う(後述)。

アルゲリッチはバロックから現代曲まで幅広いレパートリーを持つピアニストだが、同一曲の再録を好まないタイプでもある。極度の緊張感のもとに燃焼し尽くす、という彼女の実演に触れれば、それも無理からぬことかと思う。
そのアルゲリッチが(今のところ)セッション録音で再録しているコンチェルトの代表作が、ショパンの1番とここに収められたプロコフィエフ3番。どちらも最初の録音が60年代で指揮者がアバド、二度目はそれから三十年後で、指揮者はデュトワという組み合わせ。彼女の経歴を知る人にとって、新旧音源の比較は、いろいろ興味が尽きないところだろう。

結論から書いてしまうと、本作でのアルゲリッチは、どの楽曲においても「協奏曲」という字面を体現するかのような姿勢で、ピアノと指揮者とオケに向き合っている。アバド盤では「競奏」の文字の方が似つかわしいのでは、と思えるような演奏だった。本盤での穏やかな調和を好む方も多いはずだが、個人的にはやや物足りなく感じることも事実。とはいえ、もちろんアルゲリッチ特有のテンション感が衰えるはずもなく、これは聴き手が楽曲と奏者に何を求めるか、という問題だろう。

ところで本作は、輸入盤で入手できるEMI原盤とは多くの点で差異がある。先のマスタリングもそうだが、ジャケット意匠も、ブックレットの解説もまったく別のもの(他のレビュアー氏が記している「娘アニーデュトワによる解説」の翻訳は本盤では割愛された)。編集盤ならともかく、同一音源を別の形に加工して発売するのはどうかと思う。「最新」を謳うマスタリングも、私の再生環境での比較では音質向上と断じ難いものだった。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年4月23日に日本でレビュー済み
アルゲリッチによるプロコフィエフとバルトーク。バルトークは初めて聴いたしプロコの3番は過去グラモフォンに録音しているから再録音ということになる。指揮はもと旦那のデュトワ。離婚しているとはいえ今でもたまに共演しているから音楽家としていいパートナーなのかも。聴いてみるとやっぱりすごく迫力と即興性があり、いい演奏となっている。プロコ1番はアシュケナージの整った演奏に即興性とアタックをプラスした感じ。3番は旧録の荒っぽさがなくなり締まっていて音もクリア。プロコ1,3番の間にあるバルトークは聴けばすぐアルゲリッチが弾いているとわかる。快演だ。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年2月4日に日本でレビュー済み
アルゲリッチのプロコフィエフのピアノ協奏曲3番、アバド指揮ベルリンフィル(77年盤)と聴き比べると、

円熟という部分ではもちろん新盤が勝ってますが、

じゃじゃ馬ぶりが影を潜めて、妙に落ち着いた演奏になっている点でマイナスです。

アバドと共演した旧盤を、青春の中をひた走る二人をイメージすると、

元ダンナであるデュトワとのものは、離婚した二人がふと街角で出会い過去を語り合うという感じです。

それと、モントリオール響に一頃のきらめくサウンドが無くなりつつあるというのも

気になります。録音の悪いEMIだというのが、英デッカの鮮烈な録音と異なるということかなあ?
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年7月14日に日本でレビュー済み
聴いていて気持ちがいい演奏だ。快演と言えるだろう。とにかくアルゲリッチがのびのびと弾いている気がする。曲自体がアルゲリッチのスタイルに合っていると思う。特にプロコフィエフの3番が良かった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年3月6日に日本でレビュー済み
1997年10月、カナダ、モントリオール、聖ユスターシュ教会で録音。おそらくはマルタ・アルゲリッチが最も得意とする協奏曲であろう、プロコフィエフ第3番に初録音のプロコフィエフ第1番とバルトークの第3番という実に魅力的な構成のアルバムだ。

そして、ライナー・ノートは二人の実子、アニー・デュトワがとつとつとこのアルバム録音までの経緯を書いている。なかなか知ることができないこの録音までの深い深い経緯が書かれていて一読に値する。シャルル・デュトワとマルタ・アルゲリッチは1974年に離婚し、たった1枚チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番の録音だけを残していた。それがデュトワが60才にならんとする1996年に、再度二人は急接近し、デュトワはアルゲリッチの得意中の得意のピアノ協奏曲を二人の手で残す決意をした。そのレコーディングが本作のプロコフィエフ第3番であり、別録のラヴェルのト長調ピアノ協奏曲だ。

この時の二人の思い、そしてアニー・デュトワの想いがつまった素晴らしい演奏だ。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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