Amazonレビュー
カサンドラ・ウィルソンはポストモダンなジャズシンガーであり、ジャンルにこだわらずコンセプトに基づいた選曲をする。もし彼女がレーベル色の強い90年代ではなく、70年代にデビューしていたならば、メインストリームのポップ・ディーバとして位置付けられていただろう。しかし彼女の力強い歌声と天才的な表現力は、まぎれもなくジャズシンガーそのものである。彼女は思うままに素材を選び、自分のイメージで作り変えてしまうことができるのだ。ロバート・ジョンソンのカントリー・ブルース「Come On in My Kitchen」「Hellhound On My Trail」、ソウル・シンガー、アン・ピーブルズの「I Can't Stand the Rain」、チャールス・ブラウンの極上R&B「Tell Me You'll Wait for Me」、ジョニ・ミッチェルのメロディックなポップス「Black Crow」、バン・モリソンの「Tupelo Honey」、そして彼女のオリジナル「Redbone」やギブ・ウォートンのスチール・ギターをバックに歌うタイトル曲など実に多彩。(John Swenson, Amazon.co.uk)
メディア掲載レビューほか
COOLPRICEシリーズ。ジャズ・ヴォーカリスト、カサンドラ・ウィルソンのブルーノート第1弾となった、’93年発表のアルバム。「エストレラス」「トゥペロウ・ハニー」他、全13曲を収録。 (C)RS