Iron Maidenが1982年にリリースした3rdアルバム。本作品からボーカルに前任者のPaul Di'Annoより遥かに声域が広く表現力が高いBruce Dickinsonが加入した事で作品はよりメロディアスとなり大成功(全英第1位)を収めました。当時1stアルバムを初めて聞いた時は衝撃を覚え『新しい時代が到来したな。』と思ったほどでしたが本3rdアルバムを鑑賞した時は更に凄い衝撃でした。今でこそNWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)とか言うジャンルで呼ばれていますが当時はその様な言葉も無く記憶が定かでは有りませんが確かHeavy Metalと言うジャンルを確立したのはIron Maidenの功績が大きかったと思っています。それから某大手CD販売店が2012年にイギリスでエリザベス女王在位60周年を記念して『過去60年間で最も優れたイギリスのアルバム』と言うテーマで人気投票を行った所、Depeche ModeやThe Beatlesを抑えて第1位に輝いたのは本作品『The Number Of The Beast:魔力の刻印』で私は驚きが半分、納得が半分と言った所で結構イギリス国民から愛されているバンドなのだなと改めて認識させられました。