自分はこのアルバムの地位が低いように感じてしまう(ツアーで使われる曲とか総体的なバイヤーのお勧め度とか)が、やはりこのアルバムも聞いてただでは済まない1枚である。おどろおどろしい伴奏に呪いの様な詩を乗せる「ダンシング・ウィズ・ミスターD」、軽快な曲にせつない詩が乗る恋歌、「100 Years Ago」、印象に残るスローナンバー「カミングダウン」、「ウィンター」、派手ではないがノリノリな「シルバートレイン」、「ハイドユアラブ」、社会的テーマを扱った「ドゥードゥードゥー」など。このレビュー綴ってて何故取り扱いの地位が低いのか判ってしまったような気もしないでもないがお勧めできる1枚です。
~イッツ・オンリー・ロックンロールと並んで、なぜか評価の低いアルバムだ。確かに、どちらかというとスローテンポで地味な曲が多いため、あまり目立たないのは事実。唯一の目玉が、1位になった「アンジー」(このギターは意外と簡単なので、練習すればすぐ弾ける?かも)という感じの位置づけもうなずけなくはない。 ~~ ところが、1曲1曲の密度の濃さはかなりのものだ。たとえば冒頭のDancing with Mr. Dはある意味「悪魔を憐れむ歌」の出来損ない、みたいに思われているところがあるが、このテンポの取り方、ギターの出し入れなど、実に味わい深い、玄人好みする出来だ。キースのボーカルComing Down Againにしても、ルーズな雰囲気が意外とよかったりする。 Silver~~ Trainではミック・テイラーのスライド・ギターの猛爆にほれぼれさせられるし、ラストのStar Starは、歌詞にStarfuckerとあったのをレコード会社の圧力でStarbuckerと歌い直しを命じられたという曰く付き(実際にはFuckerと歌っているように聞こえるが)のチャック・ベリーナンバーで、これが実にジャンプする最高のロックンロールになっていたりする。 ~~ 最初の1枚にするにはヘビイすぎるかもしれないが、いずれはこの良さがわかってくるともうストーンズからは抜け出せなくなる、というタイプのアルバム。~
After Exile it was considered as a little bit of a disappointment. Today it still sounds great with songs like Heartbreaker, Mr. D and Star star. Even Angie sounds fine to me.