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800万の死にざま [VHS]

3.7 5つ星のうち3.7 5個の評価

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新品 中古品
Laser Disc 1枚組
¥1,500
VHSテープ 1枚組
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商品の説明

レビュー

製作: スティーヴ・ロス
監督: ハル・アシュビー
原作: ローレンス・ブロック
脚本: オリバー・ストーン
撮影: スティーヴ・H.ブラム
出演: ジェフ・ブリッジス/ロザンナ・アークェット/アンディ・ガルシア
--
内容(「CDジャーナル」データベースより)

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 18.6 x 10.64 x 2.85 cm; 173.88 g
  • 発売日 ‏ : ‎ 1988/5/20
  • 出演 ‏ : ‎ ジェフ・ブリッジス
  • 販売元 ‏ : ‎ ビクターエンタテインメント
  • ASIN ‏ : ‎ B00005GQ7Q
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 5個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
5グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なぜか、私のデッキで再生がいつも止まる箇所があったのですが、まぁ古いレンタル落ちのビデオですし、DVDは未発売なので、私的には満足です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年1月3日に日本でレビュー済み
ローレンス・ブロックの同名の原作を映画化した作品だが、原作が持つ深みが全くと言って良い程に消えた単なるアクション映画と堕していてガッカリした。「800万」は原作執筆当時のニューヨークの人口。即ち、当時のニューヨークには800万通りの死に方があるの意で、原作者の意図は当時の麻薬等に塗れた腐敗したニューヨークの社会を描き出す事にあったと思う。同時に、原作はマット・スカダー・シリーズの一作(代表作)で、フィリップ・マーロウの騎士道精神とは対照的に、アル中と闘いながら、最小限の矜持を持って事件と対峙するスカダーの苦闘を描いたものである。

本作では、映画という制限もあるだろうが、登場人物の設定やその関係が非常に簡略化され、ストーリー展開も極めて雑である。スカダーが依頼された事件の真犯人がほぼ冒頭で出て来るし、後は銃撃の応酬で事件が解決するというお粗末さ。「死に方」の意味を間違えてだろう。心身共にボロボロになりながらも、一歩づつ真相に近づいて行くスカダーの苦闘や悲哀が全く描かれていない。スカダー役を演じるジェフ・ブリッジスは元気過ぎるでしょう。また、原作(複雑な構成を持つ大作)で重要な役割を果たしていた"禁酒会"の描き方も腑に落ちない。著名な原作を映画化する難しさを感じさせる一作でもある。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年9月30日に日本でレビュー済み
元警官、今はアル中の子持ちの男が殺人事件の謎
を解明するために活躍するという映画。ただこの人は
いわゆるスーパーマンのような超人的な役柄ではな
いので派手さはなさそうだが、ロスの街をポンコツ車
で走る姿がいかにもさまになっていてどこにでもいる
ような親近感を感じる人柄。ヒーロー役がジェフ・ブリ
ッジスでその個性がうまく発揮されている感じ。
アシュビーの演出や娼婦役のR・アークェット、そして
アンタッチャブルのニューフェイスアンディ・ガルシアと
いった役者がいい仕事してました。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年3月17日に日本でレビュー済み
アメリカン・ニューシネマの監督の中でも、弱者やマイノリティの側に立った映画を撮り続けたハル・アシュビー。
彼がハードボイルドの題材に選んだ主人公は「アル中」探偵だった(笑)。

マシュー(マット)・スカダー(ジェフ・ブリッジス)はかつてLAPD=ロス市警の麻薬捜査官だったが、職務遂行中に、ヤクの売人の嫌疑が掛かった男を妻や子供たちが見ている前で撃ち殺してしまう。罪悪感からスカダーは酒に溺れ、アル中に。刑事を辞め、妻と離婚。今はAA(アル中者自主治療の会)に参加する身。
何とか6ヶ月間の断酒を保っていた矢先、彼はひょんなことから、とある豪邸で開かれる秘密高級売春クラブに足を踏み込む。そして彼に言い寄ってきたサニー(アレキサンドラ・ポール)は、足を洗いたいから手伝ってほしいと懇願する。何かに怯えている様子のサニー。高飛びに手を貸すことになったスカダーだったが、一瞬のスキをつかれ彼女は誘拐され、殺害されてしまった。自責の念に駆られ、再びアル中の泥沼にはまり込んで行くスカダー・・・。仇を討つべく、調査を開始。しかし、サニーが属していた売春組織のボス、チャンスは無関係のようだった。再び売春クラブに潜り込んだスカダーは、そこでハイエナのような凶暴さを宿したエンジェル(アンディ・ガルシア)に目をつける。元刑事の嗅覚が何かを嗅ぎ取り、スカダーはサニーの友人だったサラ(ロザンナ・アークエット)と共に、アル中でフラフラの体を引きずりつつ、事件の真相に肉薄する・・・。

とにかく他のハードボイルド映画と違うのは、このドラマのキャッチでもある「アル中」探偵ぶり。気づくと病院のベッドの上で、記憶は何日も飛んでいる(苦笑)。もうフラフラで足元もおぼつかない、さえない探偵をジェフ・ブリッジスが好演。ハードボイルド探偵は、よく「心優しき騎士」と表現されることがあるが、本作は、「タフ」な部分よりも「ナイーブ」な部分を特に強調して作られている。ハル・アシュビーの映画では、主人公たちの「繊細であるが故に生きることの不器用さ」がよく描かれるが、本作はいっそ「ソフトボイルド」と呼んでしまいたいくらいに人間くさい探偵が描かれる映画だ。

他に魅力的なキャラクターは、売春クラブの黒人ボス、ランディ・ブルックス演じるチャンス。サニー殺しの容疑者だと思ってからんでくるスカダーを鬱陶しく思いながらも、最後は義憤に駆られてスカダーと共にサニーの敵討ちに乗り出す浪花節な男気を発揮し、好感。
ヒロインのサラを演じるロザンナ・アークエットは、まだまだ若くてエキゾチックな魅力が漂っていた頃だ。いかにも'80年代風のモワっとした髪型で登場した時は苦笑してしまったが、映画後半はゆるいウェーブで(髪型が変わるのもちゃんと演出のうち)彼女本来の魅力が生かされ、ベリーグー。
登場した瞬間から悪役だとわかるアンディ・ガルシアの冷酷な魅力は、この映画のポイントのひとつ。『アンタッチャブル』でブレイクする直前のアンディが放つワルのオーラが、ある種本作で探偵が行動するための原動力になっているといっても過言ではない。ラストの、倉庫での「三つ巴」のシーンは、はっきり言ってタランティーノの『レザボア・ドッグズ』よりも面白い!魅力的な悪玉なしの、魅力的映画はなし。アンディ、ブラボー!
そして、殺害されてしまう前半のみのチョイ役でありながらも、キュートな魅力を振りまいて存在感たっぷりサニーを演じたアレキサンドラ・ポールも見逃せない。ホント殺されるのがもったいないんです。

この映画を観ていて、ハル・アシュビーらしさを感じたのは、「人の命を奪う」ことの重さをちゃんと描いている事である。ハリウッド製の刑事アクションを散々見慣れてきたわれわれ観客は、いつの間にか「刑事が悪い奴を撃ち殺すのは当然」という法則に洗脳されてしまっている事に気づく。映画冒頭でスカダーが売人を撃ってしまうのは、仲間の捜査官にバットで殴りかかったためで、仲間を守るために撃って当然の状況である。観客は、刑事がそんなことでアル中になるか?と疑問を持つのではないだろうか。
しかし、監督のアシュビーは、この売人をプエルトリコ系の低所得者層に設定し、しかも家族との食事中に踏み込まれたというシチュエーションを作ることで、単なる犯罪者ではなく、そこに人間らしさを作り出す。スカダーは、子供が見ている前でその子の父親を撃ち殺すはめになってしまう。例え公務であっても、「人の命を奪う」というのはそういう事だと、この映画は語りかけてくる。
とは言え、そこは映画なのでラストにはそれなりに銃撃シーンなどもあるが、スカダーは最後の最後まで、「撃ち殺す」事を避けようと努力しているのが判る。そしてやむを得ずとはいえ、撃ち殺した後に襲われる不快感をちゃんと描いている。こうした目線で作られたアクション映画は実に少ない。

原作は、'80年代を代表するハードボイルド文学の傑作と呼ばれる、ローレンス・ブロックの同名小説。
ハル・アシュビーや製作のスティーブ・ロスが、映画化にあたり原作から変えた点は色々あり、例えばスカダーがアル中になった理由は、原作では武装強盗との銃撃戦の最中、撃った弾が跳弾で八歳の少女の命を奪ってしまうというハードな設定になっている。そこはいかにもハリウッドらしくショッキングな設定をやんわりと改変しているが、何よりも、ストーリーのプロットをとにかく単純化した事が特筆される。
ハードボイルド文学は、トリックを暴いて行くミステリーとは違って「人間ドラマ」に重点を置くジャンルなので、とにかく人間関係が複雑にからみあい、映画化されると「判りにくく」なりがちである。しかし本作では物語をかなり直線的でシンプルなものにしている。
原作のファンからこの映画が酷評される要因のひとつにストーリーの改変があるが、原作に囚われてしまって、ストーリー的にすっきりしないものが残るハードボイルド映画が多い中、割り切った作りにしたことで、少なくとも観やすい映画になっていると思う。

さて、最大の問題は、タイトルの『800万の死にざま』だ。実は原作はニューヨークが舞台で、「800万」というのはNY市民の数。ところがこの映画では、舞台をロサンゼルスに変更。ロスはNYに次いで人口が多い街だが、それでもNYの半分にも満たないのだ。確かに、摩天楼が林立する乾いたNYの風景に比べ、風光明美な景観のロスの方が「画になって」いるし、結果として「映画的」な映画にもなっている。しかし、筆者が一番残念に思うのは、「800万」という人口の辻褄が合わないということではなく、舞台を西海岸に移してしまったことだ。
ハードボイルドの主だった作品は、フィリップ・マーロウやリュウ・アーチャーのご多分に漏れず、実は圧倒的に「西海岸」が舞台のものが多い。上記のような理由もあると思うが、ひとつには、こうしたジャンルを書いた作家の多くは、副業としてハリウッド映画の脚本などを執筆していたから、自然とロス近郊に居を構えた事が背景にあるのだと思う。そして「探偵」は街に寄生する存在、なのだ。
つまり、マット・スカダー・シリーズの最大の特徴は、主人公がアル中だという以上に、NYつまり「東海岸」を舞台にしたハードボイルドを確立したという事なのだ。青い空に紺碧の海、パームツリーが立ち並ぶエキゾチックな風景ではなく、高層ビルが建ち並び、マンホールの穴から蒸気が吹き上がる息苦しい都会の中で展開する人間ドラマ。都会に潜む心の闇に光を照射するのが、マット・スカダー・シリーズなのだ。
本作は、映画としては決して悪くない出来だと思うし、映画の「ルック」を考えれば、ロスを舞台に移した判断は間違いではなかったのだと思う。それでも観たかったと思ってしまうのだ。東海岸・NYの「ミーン・ストリート」をゆく探偵の姿を。

たびたびレビューの中で、ハードボイルドのDVD化がいかに不遇かを嘆いてきたが、とにかく一刻も早くこうした傑作をリリースして欲しい!
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年2月9日に日本でレビュー済み
アンディ・ガルシアファンなら必見。
アンタッチャブルよりも前の若い希望に燃える宝石のように輝く彼がそこにいる。
それ以後の彼の飛躍がうなずける一作。
彼の眼差しが印象的。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート