これは、アメリカ映画の歴史に残る傑作です。
これは、堂々たる巨匠による作品です。
ジャームッシュの中では、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」と「ダウン・バイ・ロー」に並ぶ出来です。
これらの作品がいずれもモノクロームというのが興味深いですが・・・。
のみならず、この「デッドマン」は、グリフィス的な神話性までも獲得しています。
あと、ジョン・フォードの「捜索者」のような感じもあります。
正当防衛で人を殺した若者ウィリアム・ブレイクと、逃避行の途中で出会ったネイティヴ・アメリカンのノーボディの交流を描きます。
ネイティヴ・アメリカンの描き方も、類型的なものを脱しています。
これまでのように、一歩引いたところからおしゃれにまとめるのではなくて、本格的にのめりこんで撮っています。
いかにこの作品に自分の全てを賭けて作っているか分かります。
ジョニー・デップは最高の存在感。彼の出演作の中でもベストではないでしょうか。
ロビー・ミュラーによるモノクローム映像も、ニール・ヤングによる音楽も、心をゆさぶります。
大事にしていきたい一作です。
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商品の説明
Amazonより
『ナイト・オン・ザ・プラネット』以来3年ぶりとなった、ジャームッシュ監督作品である。
舞台は19世紀の西部。とある町を訪れた会計士のウィリアム・ブレイクは、ある娘を助けたことから胸を撃たれ、瀕死の重体のまま町を出る。しかし追っ手に後を追われ、森に逃げ込んだ彼は1人のインディアンに助けられる。
胸に銃弾を抱えた瀕死の男と、彼を助ける無口なインディアンの不思議な旅を描く異色ロードムービーである。主演のジョニー・デップをはじめ、ロバート・ミッチャムなどの脇役陣も豪華。ロック界のカリスマ、ニール・ヤングが即興演奏したという音楽も聴きどころの1つだ。(山内拓哉)
レビュー
監督・脚本: ジム・ジャームッシュ
音楽: ニール・ヤング
出演: ジョニー・デップ/ゲーリー・ファーマー/ジョン・ハート/ロバート・ミッチャム/ミル・アヴィタル/イギー・ポップ
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 14.2 x 12.6 x 1.2 cm; 117.93 g
- EAN : 4988113810050
- 監督 : ジム・ジャームッシュ
- メディア形式 : DVD-Video
- 発売日 : 1997/8/21
- 出演 : ジョニー・デップ
- 販売元 : CICビクター・ビデオ
- ASIN : B00005GQWS
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 5,990位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 466位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー

4 星
ジョニーが初々しい作品
ジョニー・デップの若い頃の作品でモノクロ作品。脇が豪華なキャストで個性的な面々が面白い。中々面白い作品でした。私的には買って良かったと思ってます。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年3月3日に日本でレビュー済み
1995年、ジム・ジャームッシュ監督作品「デッドマン」です。
主人公・ウィリアム・ブレイク(ジョニー・デップ)は仕事を求め、
最果ての地にある鉄鋼工場に向かうも、
既に他の人が仕事に就いていた。
行く当てもなく彷徨っていたところ、トラブルに遭遇し、男1人を殺害。
体に銃弾を抱えたまま、馬を盗んで逃亡。
ウィリアム・ブレイクは、ノーボディと名乗るネイティヴ・アメリカンに命を助けられ、
以後、2人で報奨金目当ての追っ手から逃げ続ける。
ストーリー性が薄く、詩的。
映像・台詞・サウンドの1つ1つが、それ以上のものを表し、余韻を与える。
殺人以後、ウィリアム・ブレイクとノーボディの2人以外に出てくるのは、
追っ手がほとんどで、ウィリアム・ブレイクの気を許せる相手はノーボディだけ。
2人は船に乗っているような感じがするし、
最初の汽車のシーンでの乗客の台詞が頭に浮かんでくる。
「頭の中の水は 景色のように動いている
不思議なのは 景色が動いていて
どうして船は 静止しているのか」
他者の存在を通じて自己を認識するのが難しい状況で、
子鹿の死体は、気を許せる相手、心のオアシスのように思え、
自分の死を意識する瞬間のようにも思える。 とても繊細なシーン。
ニール・ヤングのギターが、押し寄せては引き揚げていく。
枯山水のような味わい。
この映画を、内面的な彷徨、内面的な旅程と捉えると、
ニール・ヤングのギターは、映像より1歩先を行っていると感じる。
初めて見たときは、私自身がストーリーを求めていたので、
「ふーん」という感じで観終えましたが、
この映画の映像・サウンドが、頭の中のどこかに居座り続けました。
数年後、何となく見て、サントラ盤を買い、
また数年たって、何となく見て、ウィリアム・ブレイクの詩集を買い、
今では、特に理由なく、数年置きにに見たくなります。
気が付けば、随分、長い付き合いです。
好き嫌いが割れるようですが、
この映画を好きになれる人なら、
ジョニー・デップ出演作のナンバー1に挙げる人も多いでしょう。
少なくとも3本の指には入ると思います。
また、音楽ファンが、ニール・ヤングのギターを目当てに観るのもオススメです。
こんなにゴツゴツしてて繊細な音は、ニール・ヤングにしか出せないと思う。
終点の町の名前が”Machine”というのも、意味深です。
主人公・ウィリアム・ブレイク(ジョニー・デップ)は仕事を求め、
最果ての地にある鉄鋼工場に向かうも、
既に他の人が仕事に就いていた。
行く当てもなく彷徨っていたところ、トラブルに遭遇し、男1人を殺害。
体に銃弾を抱えたまま、馬を盗んで逃亡。
ウィリアム・ブレイクは、ノーボディと名乗るネイティヴ・アメリカンに命を助けられ、
以後、2人で報奨金目当ての追っ手から逃げ続ける。
ストーリー性が薄く、詩的。
映像・台詞・サウンドの1つ1つが、それ以上のものを表し、余韻を与える。
殺人以後、ウィリアム・ブレイクとノーボディの2人以外に出てくるのは、
追っ手がほとんどで、ウィリアム・ブレイクの気を許せる相手はノーボディだけ。
2人は船に乗っているような感じがするし、
最初の汽車のシーンでの乗客の台詞が頭に浮かんでくる。
「頭の中の水は 景色のように動いている
不思議なのは 景色が動いていて
どうして船は 静止しているのか」
他者の存在を通じて自己を認識するのが難しい状況で、
子鹿の死体は、気を許せる相手、心のオアシスのように思え、
自分の死を意識する瞬間のようにも思える。 とても繊細なシーン。
ニール・ヤングのギターが、押し寄せては引き揚げていく。
枯山水のような味わい。
この映画を、内面的な彷徨、内面的な旅程と捉えると、
ニール・ヤングのギターは、映像より1歩先を行っていると感じる。
初めて見たときは、私自身がストーリーを求めていたので、
「ふーん」という感じで観終えましたが、
この映画の映像・サウンドが、頭の中のどこかに居座り続けました。
数年後、何となく見て、サントラ盤を買い、
また数年たって、何となく見て、ウィリアム・ブレイクの詩集を買い、
今では、特に理由なく、数年置きにに見たくなります。
気が付けば、随分、長い付き合いです。
好き嫌いが割れるようですが、
この映画を好きになれる人なら、
ジョニー・デップ出演作のナンバー1に挙げる人も多いでしょう。
少なくとも3本の指には入ると思います。
また、音楽ファンが、ニール・ヤングのギターを目当てに観るのもオススメです。
こんなにゴツゴツしてて繊細な音は、ニール・ヤングにしか出せないと思う。
終点の町の名前が”Machine”というのも、意味深です。
2014年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
モノクロ、西部劇、タイトルがデッドマンでしょ?
なかなか女子には興味をそそらない感じだったんだけど、
でも、この映画は、ホントに食わず嫌いでした!
最初の気弱な会計士ウイリアム・ブレイク(ジョニー)が、
荒野をさまよい続けるうちに、どんどん変化していく様子や
モノクロで、ゆるやかなストーリー展開、ニール・ヤングの音楽等、
全てがシンクロして、独特の世界観が味わえます。
何度も観たくなる作品です!
なかなか女子には興味をそそらない感じだったんだけど、
でも、この映画は、ホントに食わず嫌いでした!
最初の気弱な会計士ウイリアム・ブレイク(ジョニー)が、
荒野をさまよい続けるうちに、どんどん変化していく様子や
モノクロで、ゆるやかなストーリー展開、ニール・ヤングの音楽等、
全てがシンクロして、独特の世界観が味わえます。
何度も観たくなる作品です!
2013年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジョニー・デップのアップが美しい。ホントに魅力的な俳優です。
ニール・ヤングの音楽もかっちょいい。
出演者のちょっと大げさな演技も楽しい。
ストーリー自体はあんまりよく分からなかったですが、それでも心に、目においしい映画です。
ウィリアム・ブレイクってイギリスの詩人・画家・版画家だよねと、思わずネットで調べてしまいました。
ウィリアム・ブレイク好きのわたし、勘違いしてジョニー・デップのウィリアム・ブレイクにこだわってるノーボディが愛おしいです。
ニール・ヤングの音楽もかっちょいい。
出演者のちょっと大げさな演技も楽しい。
ストーリー自体はあんまりよく分からなかったですが、それでも心に、目においしい映画です。
ウィリアム・ブレイクってイギリスの詩人・画家・版画家だよねと、思わずネットで調べてしまいました。
ウィリアム・ブレイク好きのわたし、勘違いしてジョニー・デップのウィリアム・ブレイクにこだわってるノーボディが愛おしいです。
2015年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
公開当時、映画館に観に行きました。1995年の作品ということなので、20年前ですが、当時はよく分かりませんでした。1000円以下というロープライスと若き日のジョニー・デップにひかれて、今回購入しました。小津安二郎や黒澤明のモノクロ日本映画へのオマージュと分かるジャームッシュの映像は素晴らしいです。しかし、ストーリーがよく分からないので、正直、2時間は長いと思いました。ウィリアム・ブレイクの名前くらいは私も知っていますが、日本では超有名な詩人というわけでもないと思いますので、なおさら分からないと思います。観終わった後、ネットで少し調べて、なるほど、色々考えられている映画なんだな、と分かる部分もありましたが、ネットで調べないと分からない良さというのもどうなのかな、と。マニア向け、ということでしょうか。映像と映画の雰囲気はいいので、数年に1回とかは観たくなる映画かもしれませんが、「感動したので、明日、もう1回観よう!」という映画には今のところなっていないという評価になります。
2016年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若きジョニーデップが美しくてきれいで萌です。
ひたすらジョニーデップを愛でる映画。
ジムジャームッシュ監督の映画だからまたかっこいいです。
モノクロでもの悲しい。
ジムジャームッシュもジョニーデップも両方好きなのでずっと見たくて、安価で見られてよかったです。
一見の価値はあります。
ひたすらジョニーデップを愛でる映画。
ジムジャームッシュ監督の映画だからまたかっこいいです。
モノクロでもの悲しい。
ジムジャームッシュもジョニーデップも両方好きなのでずっと見たくて、安価で見られてよかったです。
一見の価値はあります。