一応、日本語字幕はついています.......もちろん吹替えはありません。
その上、いにしえの4:3画面なので現在の地デジTVで再生すると真ん中によった小さい画面になります。TVの画面サイズを「シネマ」に切り替える事をおすすめしますが.......それでも画質はVHS時代と同レベルです。
ストーリーもただのヤクザ映画で、主演の若き日のアレック・ボールドウィンがカッコイイのと、愛用のコルト・ガバメント・マークIVシリーズ70のテカテカ具合が最高なぐらいしか見どころはないですね。
ちなみに、このヘブンズ・プリズナー(天国の囚人)は原作小説のデイヴ・ロビショー・シリーズの2にあたりますが、1は映画化された事がないらしいです。
にもかかわらず1で警察をクビになった話が回想シーンもなくセリフだけで何度も語られます。.......その度に「まず1を見せてくれよ...」という感想が頭をよぎります。
余談ですが、3、4、5も映画化された事がないのに.....なぜか6にあたる「エレクトリックミスト」は映画化されたそうです。
その「エレクトリックミスト」は日本では劇場未公開な上に主演もなぜかトミー・リー・ジョーンズに変わってしまった為、同じシリーズだと知っている人の方が少ないみたいです(笑)
そして、その原作小説も米国では2013年には19作目まで刊行されたらしいのですが.......日本語に訳されたのは8が最後で打ち切りになってしまったようです。
要するにその程度の話なのでこのDVDも結構退屈でした。1996年撮影とは思えないテンポの悪い演出も冗長で銃撃戦もたまにしかしていません。
原作小説のファンにもおすすめ出来ないアメリカ製2時間ドラマだということを理解した上でお買い求めください。