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ヴォーカルはもちろん、ギタリストとしての才能も発揮したジョージ・ベンソンは、ジャズファンばかりでなく一般的にも人気が高い。彼はギタリストとして初めてマイルスのグループに参加した実力派だ。そのころも歌っていたが、レオン・ラッセルの『マスカレード』を歌った本盤がとてつもない大ヒットになったことで、いっそう歌に力を入れるようになった。
70年代フュージョンブームの火つけ役となったこのアルバムは、ベンソン自身のその後にも大きな影響を与えた。実は歌っているのは<2>だけで、ほかはシンプルで心地よいフュージョンサウンドにのってギターを弾いている。タイトル曲『ブリージン』などはその名のとおり、最初からさわやかさが爆発している。本作はシングルバージョンの『マスカレード』など、3曲増えたデラックス・エディションとなっている。(高木宏真)
メディア掲載レビューほか
`76年発表のアルバム。「マスカレード」「これが愛なの?」「愛するレディ」他、全6曲を収録。 (C)RS