ボーイッシュでキュート。
多才で如何にもNYらしい先鋭的な知性に溢れ、
しかも、ユーモアがあるパフォーマー。
憧れの女性だったが、ルー・リードの奥方におさまってしまった。
さもありなん。ルーなら納得だ。
1982年の『ビッグ・サイエンス』に続く1984年の2nd。
何でもありの時代を反映して、自由度の高い、実験的なサウンド。
ほとんど誰も指摘しないけど、
ローリーは、歌詞が面白いので、
中川五郎さんの訳詞がついた、この日本盤がお薦め。
FMでよくかかった1「シャーキーズ・デイ」は、
8分ちかくもある力作で、ファンクっぽく、
文句無しにかっこいい。
エイドリアン・ブリューが入っているからか、
個人的にはトーキング・ヘッズの名盤『リメイン~』と少しかぶる。
もっと良い意味でも、悪い意味でディープだけど。
出来るだけ大きな音量で聞いて欲しいです。
いやー、聞き直すと、やっぱり、いい。
当時の流行りと言えばそれまでだが、今も全然古くない。
全く気づかなかったが、驚いたのは、
あまり内容がないライナーが、桑原茂一だったこと。