1993年リリース。エルビス・コステロと弦楽四重奏団ブロドスキー・カルテットのコラボレーション作品。 このアルバムで驚くのは彼らのコラボレートが単なるバックを務めるといったレベルではなく作詞・作曲にまで踏み込んでいるという点だろう。特に前半のヤマとも思える6『I Almost Had A Weakness』などはどう聴いてもコステロ節満点でコステロだけが作っていると思いきや、さにあらんブロドスキー・カルテットの第一ヴァンオリンのマイケル・トーマスと合作だったりする。実に驚きだ。 彼らはこのリリースの後、ライヴ・ツアーを敢行し日本にもやって来ていて中野サンプラザで3月10日、その後日比谷公会堂でもライヴをやっている。このアルバムのジャケットそのままに5つのイスと3つの譜面台が用意され素晴らしいライヴをやってくれた。何度も何度もアンコールに応えてくれたのは嬉しかった。 クラシックを聴き続けてきた耳にもブロドスキー・カルテットの音はなかなか良かった。彼ら単体のバルトークの弦楽四重奏なんて聴いてみたい(●^o^●)。