2000年リリース。先日某BOOK XFFに会社帰りに寄ったら、このアルバムが処分コーナーに投げられておりました・・・「いやあ、ひでえジャケットだな(涙)」と思いながら、裏ジャケを見たら「!」即レジに向かってしまいました(笑)。参加メンバーのあまりの豪華さに、マジ驚いたなあ。プロデュースは、ボブキューリック(バランスetc)&ブルースブイエット(レーサーXetc)・・・人脈を生かしたミュージシャンの参加は、本当かなりのものだと思います。ギタリストに絞ってクレジットを確認すると(曲順)、イングヴェイマルムスティーン・ブラッドギルス(ある意味本家じゃん、笑)・リッチーコッツェン・ダグアルドリッジ・ドウィージルザッパ・スティーヴルカサー・ブルースキューリック(当然の参加、笑)・ポールギルバート(こちらも当然の参加、笑)・ジョージリンチ・ピーターパーディチッズ(この人知らん、THE FLYSとの事。一番つまらない仕上がり、笑)・レブビーチ・・・「どうだまいったか?!」のクレジットだよね!基本的にトリビュートアルバムってつまらない印象なんだけど、このアルバムはまともな方だと思います・・・オリジナルアルバムにおいて、いかに参加ミュージシャンがオジーの為に素晴らしいプレイをしていたか本当良くわかりますよ。個人的にTrack5「GOODBYE TO ROMANCE」のVoがリサローブで驚き、歌い方でこんなにも曲のイメージって変わるのかと感動してしまいましたね。またTrack3「DESIRE」のVoがレミーで、かなり得した気分でした・・・このような音源を残してくれて、ありがとうR.I.P.ベース好きの私としては、ティムボガート・トニーフランクリン・トニーレヴィン・マイクポーカロ・ステュアートハムの参加も嬉しい限りでございました。安価でみかけたらお試しあれ(笑)。
新しいCDを購入すると大体曲の冒頭部分を少し聞くと、とばして一通り全曲聞くのですが、このCDの場合最初から最後までとばすことなく全て聞いてしまいました。トリビュートアルバムというと、曲がカヴァーしたアーティスト色に染められて、原曲はどこへいったという感じになってしまいがちなので敬遠されている人もいるとおもいますが(とくにファンの方は)このCDは、総じてクオリティの高い仕上がりになっていて、原曲の良さを保ったまま、それぞれのアーティストの個性が良い感じにあらわれるようなアレンジがされています。とくに1や8はギターの音を聞くとすぐにイングヴェイとギルバートだなと分かるのですが、原曲の良さを残しつつとてもかっこよくアレンジされています。また、5のGOODBYE TO ROMANCEは女性voということで、あの哀愁のメロディがさらに透き通ったかんじがしてとても新鮮でした。 また、このCDを聞くにあたって絶対に原曲のオリジナル盤を聞いてからの方がより一層楽しめると思います。ozzyファンの方もそうでないかたも是非購入して聞いてみて下さい!