クッキー・フォーチュン [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | リヴ・タイラー, グレン・クローズ, クリス・オドネル, ジュリアン・ムーア, チャールズ・S・ダットン, ロバート・アルトマン |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 38 分 |
商品の説明
Amazonより
田舎町でひとり暮らしの老婆クッキーは、亡き夫が忘れられず、寂しさのあまり銃で自殺する。遺書もあったが、発見した姪のカミールは敬虔(けいけん)なクリスチャン。うちの親族に自殺するような愚か者はいないと、遺書を丸飲みし、銃を捨て、一緒にいた妹にも堅く口止めをする。事態は一転して、警察も介入する殺人事件に。クッキーの世話をしていた黒人のウィリスに容疑がかかる。そしてクッキーの孫やそのBFの警官もも巻き込んで警察内は騒ぎに。ところがカミールが銃を捨てていたのを目撃している人物がいた…。
田舎町で起こった殺人事件(!?)だが、どこかノホホンとしているのはロバート・アルトマン監督の計算。みんなが知り合いのような小さな町、誰もが親しみを感じさせる人物たちゆえ、欲深い悪人はすぐにあぶりだされる。死を扱いながらもミステリーのようなサスペンスフルな展開とは無縁。ひとつの死をめぐるドタバタした騒動をお得意のシニカルなユーモアが漂う群像劇に仕上げた。アルトマン監督作のわりに刺激のスパイスは軽めだが、だからこそ誰にでも受け入れられる作品になっている。グレン・クローズ、リブ・タイラー、クリス・オドネル、ジュリアン・ムーアが出演。(斎藤 香)
レビュー
平和な田舎町にありもしない強盗殺人がでっち上がったことから、住民の秘密が次々に明かされる様をユーモラスに描く。『危険な情事』のグレン・クローズ出演。
-- 内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
製作: ロバート・アルトマン/エッチー・ストロー
監督: ロバート・アルトマン
脚本: アン・ラップ
撮影: 栗田豊通
音楽: デイヴ・スチュアート
出演: グレン・クローズ/リヴ・タイラー/ジュリアン・ムーア/クリス・オドネル/チャールズ・S.ダットン/パトリシア・ニール
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988131900108
- 監督 : ロバート・アルトマン
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 2 時間 38 分
- 発売日 : 2000/9/8
- 出演 : リヴ・タイラー, グレン・クローズ, ジュリアン・ムーア, クリス・オドネル, チャールズ・S・ダットン
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo), 英語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : エスピーオー
- ASIN : B00005HKWA
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 67,853位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 6,220位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ストーリー性も緻密で、面白かった!
ただ、ジュリアン・ムーアはあのキャラを“演じてた”のか!?だとしたら恐いな・・・
そうでもなかったです。だからってつまらなかったかと言うと
そうじゃなくて、このテンポ、この話の流れ、かなり気に入りました。
のんびりしたアメリカ南部の町と人々とその生活が、上手く描かれてたと
思いましたし、みんな人が良い♪
ちょっと・・・という人もでてきますが、基本的に良い人たちばかり。
流れる音楽も けだるいブルースで 映画にピッタリだったです。
キャストは豪華でそれぞれがとても良かったんですが、誰が一番の主役か・・
というのがはっきりしない作りになってたように思います。
エキセントリックなカミールをグレン・クローズ、頭がちょっと弱いその妹の
コーラをジュリアン・ムーア、コーラの娘、エマをリブ・タイラー、そして
とっても良い隣人の黒人ウィルスをチャールズ・S・ダットン。
それぞれがみんな主役で脇役で、という感じでした。
可愛らしくて、のんびりで、どこかに幸せが見つけ出せて、
のほほんとしつつも、一応サスペンス?!という ちょっと面白い映画でした。
しかし、やはりアルトマン監督、ただでは済みません。観ていくうちにこの人々の生活感がじわーと染み込んできます。テンポも、タッチも独自の世界。見事です。現代の映画界には稀な、語りの名人ですね。自分も池のほとりにたたずんで、ナマズを釣ってみたくなりました。
この映画、アマゾンの紹介では、G・クローズがトップにあり、ケースの写真ではリブ・タイラーが一番大きく扱われています。では、本当の主役は誰なのか、それは見る人によって違うかも知れません。群衆映画を撮るのが得意なR・アルトマンなればこそ、大勢の登場人物のそれぞれが興味深い人物として丁寧に描写されていることによるのだろうと思います。
俳優たちはアルトマンに指名されたことを喜び、嬉々として各自の役を演じています。楽しみながら考えさせてくれる傑作といえましょう。
夫に先立たれた老女が、自殺した。ところが、他殺の疑いが同居していた黒人男性にかけられる。捜査が進展するに連れ、小さな村の人々の秘密が明かされていく・・・。
と、言ってもサスペンスではなく、コミカルな人情劇といえるかも。
脚本も良くできていて、お洒落。役者もグレン・クローズ、ジュリアン・ムーアなど、錚々たる面々が揃っています。ベリーショートにしたヒロインのリブ・タイラーが素晴らしい!
で、観終わってからアルトマン作品について調べたら、噂どおり、最高に面白い作品ばかりで、本作は見事、私のツボにはまりました。 どこを切っても無駄なエピソードがなく、人物それぞれの個性が十二分に生きてます。
ドタバタしているわりには、1パートが長いのでカメラの切り替わりでコメディにありがちな「目がまわる」こともありませんでした。
なにより配役がよかったです。 ボーイッシュなんだけどキュートで奔放な女の子にリブ・タイラーが、ハンサムなんだけど、間抜け、けれど彼女(リブ)にぞっこんな(いつもべたべたしてる)保安官にクリス・オドネル、強欲で見栄っ張りな伯母さんをグレン・クローズが、ほかに!もジュリアン・ムーアなどなど・・・脇役なんかいません。 みーんな主役という感じ。 ただのドタバタコメディじゃなくて、シリアスな部分、親子関係とか、友人関係、人物の相関図がちゃんとバックグラウンドにあり、この脚本の構成力には感服。 まったく他人だと思っていたエマとその友人が実は従弟同士だったなんてご都合主義みたいだけど、そうは感じさせないところがまたいい。 どこを切っても面白くて楽しくて、だけど、最後はちょっとしんみりと浸れる作品です。
特典映像が楽しいです。 ゲームに勝たないとメイキングが見られない(笑)