商品の説明
Soul Serenade [CD] ゴスペラーズ
メディア掲載レビューほか
2000年を迎えてめざましい成長をみせた彼らの、この秋もまだまだ躍進中の一枚。アップ・テンポな楽曲からしっとりとしたラブ・バラードまで巧みに歌い上げるヴォーカルの凄さに脱帽だ。
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
和製グループ・ソウルの王道、ここにあり。そんな言葉が頭に浮かぶ。以前、リーダーの村上てつやとインタビューで話した際に、彼が強調していた「色気のある歌をうたえるグループにしたい」という言葉はいまだに強烈な印象を持って俺の中に残っている。そういうことを第一義として真正面から言い放つコーラス・グループを他に知らなかったから。その頃の最新アルバム『MO'BEAT』はいいアルバムだったが、まだちょっとカッコ良かった。そして今作では“ラブ・ソング”というコンセプトを引っさげて、照れくさい歌を真正面から歌いまくっている。蒸留されたカッコ良さをよしとしがちなコーラス・グループから脱皮し、多人数で歌う=コーラスのカッコ悪いところを、カッコ悪いまま処理しているのは、俺のようなオールド・コーラス・ファンには少しコソバユイが、その分生々しい魅力に満ちた“歌の洪水”になっているのも事実。この危ういバランス感覚が、今のゴスペラーズだ。 (榊順一) --- 2000年11月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)