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ピンク・ムーン

5.0 5つ星のうち5.0 15個の評価

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新品 中古品
CD, 2000/11/1 1枚組
¥719

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曲目リスト

1 ピンク・ムーン
2 プレイス・トゥ・ビー
3 ロード
4 ホイッチ・ウィル
5 ホーン
6 シングス・ビハインド・ザ・サン
7 ノウ
8 パラサイト
9 フリー・ライド
10 ハーヴェスト・ブリード
11 フロム・ザ・モーニング

商品の説明

メディア掲載レビューほか

イギリスのフォーク・ロック・シンガー、故ニック・ドレイクのサード・アルバム。「ホーン」「パラサイト」他、全10曲をリマスタリング収録。 (C)RS

登録情報

  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 80.32 g
  • メーカー ‏ : ‎ ユニバーサル インターナショナル
  • EAN ‏ : ‎ 4988005256829
  • レーベル ‏ : ‎ ユニバーサル インターナショナル
  • ASIN ‏ : ‎ B00005HO4C
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 15個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中5つ
5つのうち5つ
15グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年11月22日に日本でレビュー済み
 1972年、Nick Drake最後のオリジナルアルバムです。

 前作「Bryter Layter」(1970)では、多くのミュージシャンが参加し、
Folk, Rock, Jazz, Bossa Nova, Classicなど、多くの要素が交じり合ったカラフルな作品でしたが、
一転して、本作は、Nick Drake1人(Vo, G, Piano)で作られたモノトーンの雰囲気の作品です。

 よく暗いと評される、この作品。
 私の感覚では、優しい暗さ、なのだと思います。
 人間の内面にある暗いものを、誠実に紡ぎ出したような音楽は、とても素朴で繊細。
 陰影の中に、何か美しいものや温かいものを感じます。

 アルバムは、アコギ弾き語りで、ピアノは(1)だけちょこっと入ります。
 究極的にシンプルなサウンドには、不思議な安堵感があり、
どの曲がどうというのでなく、アルバムトータルで聴き入ってしまいます。

 私の場合は、
外は寒いし、なんか曇ってるし、今日は家にいよう、という怠けモードのときや、
激しい曲・ややこしい曲を聴きまくって疲れたときに、自然と手が伸びます。

 たった30分弱のボリュームとはいえ、
居心地が良くて、知らず知らず聴く回数が積もっていく作品です。
 個人的には、Colin BlunstoneやRon Sexsmithといった繊細なアーティストが好きな人に、
オススメしたいです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
10年前は、フォーク系やSSW系は聴かなかった。激しいロックばかり聴いてた。男性SSWにはまったのは、エリオット・スミスやジェフ・バックリィがきっかけで、そのあたりの音楽的流れをさかのぼって、ニック・ドレイクにいきついた。聴いてまず驚いたのは、音の世界観と声のあまりに老成した響き。これで20前半の若さなの。今の自分より10歳近く若い・・・。しかし、この深みと渋みからしたら、ビートルズなんて、解散するまで青臭い若造だったんだねと(むろんそれはビートルズがダメという意味ではない。永遠の若さ、青さこそビートルズ)。しかし、ニック・ドレイクの老成した音楽的完成度というのは、孤高の域。もちろん老成したというのは、悟り済ました仙人のような境地ではなく、苦悩しまくっている音なんだけど、その苦悩がすでに若者のものではなく、ジャン・ヴァルジャン(レ・ミゼラブルの)のような、これでもかと襲いくる苦悩と心労に数十年耐え忍んだ男の声なき独白みたいな感じ。星5つなんだけど、正直、日によっては聴くのがつらかったりも。雨の日の休日夕方、散歩しながら聴いて、聴き終えたころ雨があがって、少し日がさす。その憂鬱さの中で、ちょっとほっとした気分。そんな感じで聴くのがぴったり。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
流しながらかつ聴くこともできる音楽です。ニック・ドレイクさんは精神的にやつれていたようですが、それがそのまま作品になったといった感じです。そう誰もが感じるはずです。こんなふうに思いのたけをそのまま音楽にできるアーティストは少ないと思います。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アコースティックで悲しくて綺麗なアルバムが聞きたいのだとしたら、これを聴いて間違いは無いです。本作はほとんどがアコギと声だけで録音した、まさに「そのまま」の内容。本人の言う通り装飾など何も無く、ただ延々とニックの歌声とギターが続いていくだけ。これだけの内容でありながら、どんなCDよりも、寂しい。ライナーノーツなどを見れば如何にニックが同情されうるミュージシャンだったかはわかるかもしれませんが、例えそんなことを知らなかったとしても、このアルバムは悲しく心に響くのです。
気楽に聴ける音楽もいいでしょうけれど、こういう音楽も、きっと必要だと思います。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年5月6日に日本でレビュー済み
イギリスのカルトヒーロー、ニック・ドレイクの3枚目にして、最後のアルバム。
日常に潜む陰鬱さを音楽というものに昇華して、その本質を見事に一表した名盤で、
沈んでいるときに聞くともっと暗鬱な気分になれるアルバム。
シンプルで交じりっ気の無い素朴な音で作られていて、
非常に丹念にかつ丁寧に織り込まれている。
朴訥なその散りばめられた音が、不思議と心の琴線に触れる。
その類い稀なる音楽性は静かな夜に聞くといっそう心に響く。
そして、雨もよく似合うアルバムだ。
雨の降る静かな夜に一人で聞いてみて欲しい、
きっとこのアルバムの真価が十二分に分かるに違いない。
少なくとも、私はそう確信している。そうする価値のあるアルバムだ。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年2月15日に日本でレビュー済み
初めて聴いたのは大学生のとき。
それ以来思い出したように聴きます。
暗く、寂しく、そしてきれいな作品。
ジョニミッチェルなんかもいいんだけれど、これに比べると作為的な感じも受ける。
これは暗い人が作った暗いアルバム。
けれど、何度聴いてもいい。
何回も聴ける作品。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年6月2日に日本でレビュー済み
今現在、このアルバムがこんなにもてはやされるなんて、世の中相当病んでいるのかな、などと思ってしまう一方で、いや、こういうアルバムこそが売れなきゃいけないと思ったりもします。発表された当時は全く見向きもされず、重度の鬱病にかかってしまった彼は'74年に亡くなってしまいました。まさか現在その当時の何倍も売れてるなんて、天国で彼は、ゴッホと共に「ざけんなよ!全く!」てな心境なんでしょうか?
実際5年ほど前、生まれ故郷タンワースにある彼のお墓に行った時、周りの寂しげな墓石に比べ、真新しい花がたくさん捧げられていて、思わず涙が出てきました。教会の記帳ノートには世界中からやって来たファンのニックへのメッセージが書かれていて、中には中国かどこかアジアから来たファンの方もいました。セカンドのブライターレイターがまず、クラブシーンで評価されたとか、ポールウェラーがニックのことを褒め称えたとか、きっかけは何でもいい、とにかく彼の全レコードを多くの人に聴いてほしいですね。このラスト作は死の2年前に発表された、彼の中では当然、音を含めて最も赤裸々で孤独なメッセージに満ちていますが、決して暗いだけでなく希望も同居しているからこそ、心にしみるのだと思います。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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