マイライフ・アズ・ア・ドッグ [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン, オリジナルレコーディングのリマスター |
コントリビュータ | アントン・グランセリウス, ラッセ・ハルストレム |
言語 | スウェーデン語, 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 42 分 |
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商品の説明
Amazonより
『サイダーハウス・ルール』のラッセ・ハルストレム監督の名を、世界に知らしめるキッカケになった作品。舞台は50年代末のスウェーデンの小さな町。12歳の少年イングマルの毎日は、兄にいじめられ、出稼ぎに行った父は戻らず、母は病気、とうんざりするようなことばかり。母の病状が悪化し、イングマルは叔父の住む田舎の村に預けられる。やがて母が死に、家族はバラバラになってしまうが、一風変わった村の人たちとの交流が、イングマルの心をゆっくりと癒していく…。
誰にでも一度は訪れる、現実を直視せざる得ない瞬間…少年期から大人への移行期を、ユーモア豊かに描いたヒューマンドラマ。人生の悲しみだけでなく、些細な出来事の中にある「楽しみ」をサラリと描いて、ほんわりと心を温かくしてくれる。(茂木直美)
レビュー
『サイダーハウス・ルール』のラッセ・ハルストレムが、本国スウェーデンで製作した人間ドラマ。母の死や愛犬との別れを乗り越えて成長していく少年の姿を描く。
-- 内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
製作: バルデマル・ベルイェンダール
監督・脚本: ラッセ・ハルストレム
原作・脚本: レイダル・イェンソン
撮影: イェリン・ペルション
音楽: ビョラン・イスフェルト
出演: アントン・グランセリウス/アンキ・リデン/マンフレド・セルネル/メリンダ・キンナマン
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : スウェーデン語, 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988126200169
- 監督 : ラッセ・ハルストレム
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン, オリジナルレコーディングのリマスター
- 時間 : 1 時間 42 分
- 発売日 : 2000/12/22
- 出演 : アントン・グランセリウス
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Mono), スウェーデン語 (Mono)
- 販売元 : パイオニアLDC
- ASIN : B00005HRB6
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 27,894位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 2,519位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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少年イングマルの成長日記であり、親戚のおばちゃんの感覚で楽しみました。
こんなやんちゃな男の子のお世話は大変だけど、彼は彼で自立への道を模索中で精神的に不安定でかわいそうな子。とにかく父親は外国に行ったきり家には帰ってこない。母親が病気で十分な愛を与えてもらえず、彼には愛が足りない。一番愛が必要な時期なのに。大人とは比べものにならないぐらい繊細で傷つきやすいのが子供。
本当に愛おしくて抱きしめてあげたいと思いました。
人生、どうやって生きていくかの方法も教えてくれる。
いくら思い悩んで辛くて悲しくても、結局、生きると決意したかぎり、人生は前向きに進んでいくしかない。時が解決するとはよく言ったもの。自分だけがつらいんじゃないって、もっと不幸な目にあっているひと、いや犬がいる。人類の進歩のために無残にも犠牲になった犬に比べて、自分はまだマシと思って生きていくしかない。イングマルの編み出した心の平穏を得る方法はどこまでも健気。心の中で自分で自分を勇気づける。
ラストシーンのイングマルのなんともいえない表情は名演でした。大人への階段を上ったことが窺える表情というのでしょうか。
作品についての素晴らしさを既にご存じだと思います。
で、製品版と同じ仕様の
サンプルで拝見させてもらったBDですが・・・・・。
正直、最近作並のクオリティを期待すると
肩透かしを食うかもしれません。
オリジナル・フィルムに起因する
モアレ部分も残っていますし、
一部ではかなりざらついた画質となっています。
単純にキレのあるBD画質にするのではなく、
これは監督が意図的に残したものなのでしょう。
とはいえ、これまでのアスミック版のDVDに比べ
鮮度や鮮鋭感が確実に増しており、
監督自身が監修したHDマスターということを考えれば
最良のソフトだと思います。
ずっとこんな調子の画質でもなく、
室内シーンよりも外のシーンのほうが
BD画質の良さをはっきりと認識できます。
(特に川や畑、線路のシーンとか)
音質はリニアPCMで
旧盤ではこもりがちだったセリフが明瞭になっています。
音の方が画質よりも向上感が感じられました。
同じHDマスターを使ったDVD版も出ますので
BDをお持ちでない方はそちらをオススメします。
初デートと言うかなんて言うか微妙な関係の子だったけど
これっきりだったなー。
映画のチョイスを間違えたのかなと思っていたけど
いま改めてみると初デート用の映画ではないな。
(おっぱいやチンこの話が出てくるし)
もう少し相手の子の好みとか判ってたら選ばなかったかもしれない。
でも個人的には大好き。
原作を読んでから観にいったような気がする。
本棚にある奴を改めて読んでみよう。
お金をかけなくても、脚本や配役などで心を打つ!
そんなえいがですね。
心やさしき人たちの住む世界は、だからといって良いことばかりではないのだけれど、
悲しいことがあっても、空を見て、
「宇宙に放り出されたライカ犬に比べれば、これぐらい」
と繰り返す少年を見ていると、こちらまで空を見上げたくなる。
心が弱っている時の、ビタミン剤のような作品です。
非常に面白く、イングマルの不自然なモテっぷりとサガとの恋の迷走がとてもおかしくてとても優秀なコメディ映画として評価していました。
そして何年か経ってまたふと借りて観てみると、今度は冷たい感じの都会と暖かく他者に寛容な田舎の対比が目に付きました。
使われている色彩も違うし、照明だってそう。 なんて暖かでほんやりした光なんでしょう。自分の子供時代を思い出すときに頭に浮かぶイメージを具現化したような印象をうけました。 でもなんで最後が屋根の修理しいさんで幕を閉じるのか分かりませんでした。
何度か間を置いて観る内に、今度は母親に対する思いについて考えるようになりました。子供は無条件に親を愛しますよね。子供にとって母親は神様みたいなもんだと思います。いなくなるなんてありえない。唯一無二の絶対的な存在なんです。そして飼っているシッカンも彼にとっては大切な友だちです。 兄貴は映画間の描写では蚊帳の外です。 兄妹間の距離感が微妙なのも妙にリアルです。
母親はちょっと問題があり本ばかり読んでいてイングマルの相手をなかなかしてくれません。
たしかに彼は腕白でちょっと甘えすぎな面もありますから相手をすると疲れるのでしょう。
でも自分が長くないなら少しでも子供に接してあげるのが親心ってもんではないんでしょうか?
要するに彼女はちょっと変わり者なんです。
福祉大国のスウェーデンとはいえ、まだ戦後まもない頃ですし、シングルマザーで二人の子供を育てるには苦労もあったことでしょう。
心身共に余裕がない印象を受けます。
そんな母親でも彼には神様みたいに大切な存在なんです。
時に冷たくあしらわれようが、田舎に行かせられても、彼にはいつも母親の存在が心のよりどころだったんでしょう。
そして愛犬のシッカンも。 彼には母親とシッカンが心の拠り所だったのでしょう。
母親の弟夫婦はとてもいい人達で村人もどこかおかしいのですが排他的でなく優しい人々です。
彼も田舎暮らしを満喫してまた都会に帰っていきます。
色彩豊かな田舎とうって変って冷たい排他的な都会にある我が家。
でも彼にとってはやっぱりここが本当の家なんです。
久しぶりに母と対面した時のほっとした笑顔。
やっぱり母親が一番大切なんでしょう。
しかし彼は結局は母親もシッカンも失うのです。
これがいったいどれほどの悲しみか苦しみか想像つきません。
やがて来るであろう大きなストレスを迎えて自分に自己暗示のような事をしていますが焼け石に水です。
この年齢の子供は母親を亡くすという事は世界が終わるようなものだと思います。
しかも愛犬シッカンも保健所で殺されたという事実を突きつけられて、今まで何とかごまかしてきたストレスが爆発します。彼も薄々は気づいていたのですシッカンは死んだ事を。
愛犬の死。
伝えたかったのに伝えられない。
母親にもう二度と面白い小話を聞かせてあげられない。
笑わせてあげられない。
どれ程寂しいことか。
しかし世界は続き、季節の移り変わり長かった冬も終わり、ある珍しい騒動がきっかけで喧嘩していた友人とも和解し、彼も笑顔を取り戻して行きます。
これからも生きていかなければばらないですから。彼は自力でなんとなくですが立ち直っていくんでしょう。
で、気になったのは屋根の上のシャンソンさん。あの人は謎です。屋根の上から村全体を見通しているような。
私は物分りの悪い人間なので、最近気づいたんですが村の人達や子供達、友人も誰一人としてイングマルを露骨に冷やかしたり、母親の件について慰めたりしません。
狭い村で彼の事はみんな知っているだろうに誰もまるで知らないかのように自然に彼に接してくれます。
空気を読む友人達、サガは切れて言ってしまいましたが。
理想的な人間関係。 無闇に人の事情に立ち入らない人達。
しかし心暖かく来るものは拒まない人達。
もうメルヘンに近い部類の完璧なコミュニティ描写に心疲れた自分が癒されるのです。
観ていて勝手に自分が癒される。
最後のエンドロール屋根の上でシャンソンさんが叩く金槌の音が村に響き渡っています。
優しい調べのピアノのメロディに乗って
優しく、見守るような淡々としたリズムで。
なんて爽やかな気分にさせてくれる映画なんでしょうか。
この作品を映画館でリアルに観たかった。
きっと最高の気分で家路に着けたことでしょう。
たくさんの映画の中でこれほど爽やかに清清しい気分にさせてくれるのエンディングが待っている映画を観る事はそうそうないでしょう。
何度観ても心が洗われる気がします。
金木犀の香りが漂う秋口に観るのが好きです。