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NHK DVD-BOX 「映像の世紀」全11集

4.5 5つ星のうち4.5 194個の評価

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商品の説明

Amazonより

リュミエール兄弟がシネマトグラフを発明し、人類が動く映像を記録するという術を得たのが19世紀末。20世紀はその幕開けとともに動く映像として歴史を記録することが可能になった最初の世紀となった。

映像というメディアが、やがて発達・浸透していくなかで歴史に大きくかかわり、世界を動かす程に巨大な存在となっていく過程を含め、「映像の世紀」と呼ぶにふさわしい20世紀の記録映像を世界中から発掘・収集して構成された本シリーズ。

有名、無名の人物が書き残した回想録や日記、手記、演説を紹介しながら、臨場感あふれる映像で20世紀の世界を描きだす。DVD-BOXは全11枚セット。特典映像の初回放送時の番組予告編も興味深い。(井上新八)

レビュー

音楽: 加古隆
ナレーション: 山根基世
--
内容(「CDジャーナル」データベースより)

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 19.8 x 17 x 14 cm; 1.36 kg
  • EAN ‏ : ‎ 4988066106965
  • メディア形式 ‏ : ‎ DVD-Video
  • 発売日 ‏ : ‎ 2000/12/21
  • 販売元 ‏ : ‎ NHKエンタープライズ
  • ASIN ‏ : ‎ B00005HRT8
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 11
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 194個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
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「20世紀の遺産」。(2016年1月21日追記1:本商品が届いた。/2016年1月22日追記2:本商品の画質・音質・日本語字幕について。)
4 星
「20世紀の遺産」。(2016年1月21日追記1:本商品が届いた。/2016年1月22日追記2:本商品の画質・音質・日本語字幕について。)
2016年1月21日追記1:本商品が届いた。まずは記念撮影。レビュー下、左から1枚目、2枚目の画像がボックスの表面・裏面となっている。ボックス裏面には、次の但し書きがある。「2015年9月 NHK BS1で放送」結論から言ってしまえば、「本商品は、1995年から1996年にかけて、NHK総合で放送されたものではなく、2015年9月にNHK BS1で放送されたものを、BD化したものである。」となる。なるほど、第2集のメインタイトル(「映像の世紀」)表示前の前口上がなくなっている点も、第一次大戦時、機関銃を製造したホッチキス社が、後に機関銃の構造を基に、文房具としての「ホッチキス」を発明した、というくだりがなくなっている点(他のレビュアーのおひとりより、このくだりが誤謬であることが判明したため、2015年9月のNHK BS1放送時には、割愛されたのでは?との御指摘があった。)も、気が滅入るような「次回予告」が収録されていない点も、受け入れろ、という訳か。ボックスの取り出し口の包装用ビニールを切開すると、ふたつのボックスが姿を現す。(レビュー下、左から3番目及び4番目が、ふたつのボックスの表面と裏面の画像である。)ふたつのボックスを開くと、ひとつ目のボックスには、第1集から第6集までのディスクが、ふたつ目のボックスには、第7集から第11集までのディスクが、本の頁をめくるように、収納されている。(レビュー下、左から5番目及び6番目の画像参照。)解説書は、各集に存在し、ひとつ目のボックスには第1集から第6集までの解説書が、ふたつ目のボックスには第7集から第11集までの解説書が、同梱されている。(レビュー下、左から7番目の画像及び8番目の画像参照。)この各解説書には、以下の但し書きがある。「この解説書は、1996年に発売されたNHKビデオ「映像の世紀」に付属していたものを一部復刻したものです。」「掲載されている国名・地名・人名等は当時のままです。」「収録映像および現在の表記とは異なる場合がございます。」「あらかじめご了承ください。」うーん…本商品の解説書が、本作品が、VHSビデオとしてリリースされた当時の解説書の復刻版かつ抜粋版とは…。気を取り直して、取りあえず、本商品の第2集を視聴すると、メニュー画面が存在し、日本語字幕オン・オフ機能があり、チャプター分割されている。実際に視聴を開始すると、画面に「サイドパネル加工」を施し、画面比を4:3から、16:9に変更すると聞いていたので、とても不安だったが、画面比は4:3であり、画面の両側の黒い帯は、「そのまま」だ…?ほっと一安心するものの、そもそも「サイドパネル加工」とは一体何だったのかが、皆目理解できない。恐らくではあるが、テロップや日本語字幕が、画面比4:3の画面から飛び出し、16:9対応となっていることを指すのであろうが…。現時点での評価は、一縷の望みを託していた、BDボックスでも、割愛された箇所は、BS1で放送された内容と同じく、割愛されたままだと判明したので、星1つ減点する。(追記1終了)2016年1月22日追記2:本商品の画質・音質・日本語字幕について。現時点で第2集、4集、5集の視聴が完了したので、所見を述べたいと思う。まず、「映像の世紀」の実態は「映像集」であり、比較的状態のよいフィルムと、そうではないフィルムが、玉石混交状態であり、一様に画質が向上したとは、言い難いという「特徴」がある。比較的状態のよいフィルムに関しては、NHK BS1で放送された映像と比較して、ハッキリクッキリ感が、飛躍的に向上し、人物の着用している衣服の質感が視認でき、また、衣服のボタンの数が勘定できるほど、肌理(キメ)が細かくなっている。その一方で、状態のよくないフィルムに関しては、確かに肌理は細かくなっているのだが、もともとのフィルムが傷だらけで、事物の輪郭がギザギザしており、BD化の恩恵を見い出すことに苦心する、と言わざるを得ない。すなわち、状態のよくないフィルムの、「状態のよくなさ」が、ハッキリと視認できるという、些か以上の「詭弁的弁護」しかできないのである。音質に関して特筆すべき事柄は、ナレーターを務める山根基世アナウンサーの滑舌のよさが、より顕著に確認でき、また、青二プロの声優諸氏の発する声が、あたかも耳元でささやかれているかのようにハッキリと聴こえ、声優諸氏の一部の方々からは、息継ぎ音までもが聴き取れるほどの、音質の凄まじさなのである。日本語字幕については、NHK BS1で放送された際の日本語字幕と文言は同じなのだが、NHK BS1の日本語字幕は、テロップや人物の顔の上に表示されるといった、「美しくない日本語字幕」なのであるのに対し、本商品の日本語字幕はテロップと触れ合うことはなく、ましてや、人物の顔の上に表示されることのない、「美しい日本語字幕」なのである。ここで素朴な疑問として、日本人向けの商品に何故日本語字幕が必要なのかと、疑問視される向きもあるだろう。筆者の考えはこうだ。日本語字幕は、聴覚に何らかのハンデを背負っておられる方のために必要であり、また、第5集の学徒出陣の際、学生代表が読み上げる宣誓文の内容は、日本語というよりも漢語に近く、日本語字幕無しでは、何を言っているのかが、皆目分からず、日本語字幕が絶対に必要なのである。(追記2終了)「映像の世紀」とは、NHKと米国ABCテレビが共同制作した、ドキュメンタリー映像集に解説、朗読がつけ加わったものである。20世紀に入り、従来の記録媒体である、口伝、文書、写真、録音に加え、映像が、動画が加わった。「映像の世紀」は、その映像をもとに20世紀の歴史を描こうとする試みである。本邦では、1995年から1996年にかけて、月に1度の割合で、「NHKスペシャル」として、放送された(全11集)。その「映像の世紀」の新作である、「新・映像の世紀」が2015年10月25日(日)より、NHK総合で月に1度の割合で放送される(全6集)。現時点での放送/再放送の予定は以下の通り。第1集 第一次世界大戦(現時点では、再放送の予定は未定である。)第2集 超大国アメリカの出現(現時点では、再放送の予定は未定である。)第3集 第二次世界大戦(現時点では、再放送の予定は未定である。)第4集 冷戦(現時点では、再放送の予定は未定である。)第5集 若者たちの反乱(現時点では、再放送の予定は未定である。)第6集(終) 21世紀の潮流(現時点では、再放送の予定は未定である。)「映像の世紀」ファンの筆者としては、当然全話録画予定なのであるが、筆者の「言いたいこと」は別にあるのだ。「新・映像の世紀」放送に先立ち、元祖「映像の世紀」がデジタルリマスター処理を施され、ひっそりとBS1で放送されたことについてNHKに文句が言いたいのだ。まず、「デジタルリマスター版「映像の世紀」」放送に当たって、ロクに宣伝をしない、その姿勢がひとつ。次に、NHK総合(地上波)ではなく、BS1(衛星)で放送された、その姿勢がふたつ。第3に、放送時間が、毎週何曜日の何時からなのかが極めて不規則で、録画に失敗された方々の怨嗟の声がツイッター上に「こだま」した点が、みっつ。第4に、「デジタルリマスター版「映像の世紀」」の再放送予定が、またしてもひっそりと告知されている点が、よっつ。最後に本商品の宣伝を全く行わない、「親方日の丸」な点が、いつつ。ええい、NHKが宣伝しないというのなら、筆者が宣伝するわ!第1集 20世紀の幕開け(現時点では、再放送の予定は未定である。)19世紀末から第一次大戦勃発(1914年)までを描いている。個人的な「見どころ」は、若き夏目漱石(当時33歳)が留学先のロンドンへ向かう途中で、1900年に開催されたパリ万博を見物し、所見を記載し、翌年、ロンドンでヴィクトリア女王が崩御されたとの報に、「余(漱石)に(弔意としての)黒手袋を売りし店の男、「新世紀の開始、甚だ幸先悪し」と嘆く。」と記載している場面である。第2集 大量殺戮の完成(現時点では、再放送の予定は未定である。)第一次大戦の勃発(1914年)から休戦(1918年)までを描いている。第一次大戦の初めは、旧態然とした騎兵による戦いが、機関銃の登場によって、簡単に蹴散らされ、新たな戦術、新たな兵器が絶対に必要とされ、その欲求が塹壕、鉄条網、そして戦車を生んだのだ。第二次大戦と比べ、顧みられれることの少ない第一次大戦であるが、近代戦の基礎は第一次大戦によって既に構築されていたのである。第3集 それはマンハッタンから始まった(現時点では、再放送の予定は未定である。)1920年代の米国の「天と地」を中心に描いている。天を眺めれば、摩天楼が建ち並び、地を眺めれば、スラム街が形成されている。この貧富の格差はどうだ!「金は天下の回り物」と、人は言うけれど、その実態は、単に金持ち連中のまわりを回っているに過ぎないのだ。禁酒法は別名ザル法と呼ばれ、密造酒が公然と取り扱われ、警官は黙認している。素晴らしき哉、パックス・アメリカーナ!第4集 ヒトラーの野望(現時点では、再放送の予定は未定である。)1929年、ニューヨーク・ウォール街の株価大暴落から、1939年、英国チェンバレン首相による対ドイツ宣戦布告までを、主にドイツを中心に描いている。個人的には、この第4集および、後述する第5集が、「映像の世紀」の白眉であると断言する。また、ヒトラーの、民主主義を無責任なものであると否定し、自ら(ヒトラー)の独裁によって責任を持ってドイツ民族を救う、という演説に関心を覚える。第一次大戦の敗戦国であるドイツはベルサイユ条約と世界恐慌に「がんじがらめ」となっていた。銀行は連鎖倒産し、倒産寸前の銀行に預金を下ろそうとする人々の行列が痛ましい。当時のドイツは600万人の失業者を抱えていて、実にドイツ国民の三分の一が、失業者となっていた。ドイツ国民は、カエサルの再来を望み、救世主の到来を待ち望んでいた。そうした時代の要請が、国家社会主義ドイツ労働者党…ナチスを生んだのだ。アドルフ・ヒトラーと名乗る若き党首は、巧みな弁舌を武器に、「民族の復興」を旗印に躍進を続け、1933年、遂にヒトラーは首相に任ぜられた。ヒトラーは、失業者対策として、アウトバーン(高速道路)の建造や、ポルシェに設計を依頼した、国民車(フォルクスワーゲン、後のビートル)の製造に、積極的に大勢の失業者を雇用し、失業者に仕事と車を与えたのだ。600万人の失業者を、たちまち50万人に激減させ、富国を実現した「ヒトラーの奇跡」を目の当たりにし、ドイツ国民の、特に若い世代の熱狂的な支持を受けた。しかし親世代の慧眼の持ち主は、「奴ら」の本性は「狼」であると見抜き、若い世代に訴えかけるが、歓声を上げ続ける彼らの耳には届かない。人々はナチスに対し、全く無批判でした。「精神の自由」など大多数の人々にとっては、価値のある概念では全くありませんでした。ナチスに疑いを差し挟むと、次のように反論されました。「ヒトラーが成し遂げたことを是非見て欲しい、我々は今ではまた、以前と同じように大したものになっているのだから。」ヒトラーが失業問題を解決したことこそ、私達にとって重要な点だったのです。(ドイツの元社会民主党員の手記より)ドイツ国民の大多数の支持を背景に、ヒトラーはベルサイユ条約を無視し、再軍備を開始し、1938年、チェコスロバキアに侵攻した。事態を重く見た英国のチェンバレン首相は、ドイツ・ミュンヘンで、ドイツのヒトラー、英国のチェンバレン、イタリアのムッソリーニ、フランスのダラディエによる四か国首脳会談を開催した。会談はドイツ主導で進められ、チェンバレンはヒトラーより、これ以上の領土拡大は行わないとの言質を得た。だがしかし、合意の僅か半年後にドイツは合意を無視し、チェコスロバキアに侵攻し、1939年9月1日、ポーランドに侵攻するに至り、彼らの本性が「狼」であることを思い知らされたチェンバレンは、1939年9月3日、ラジオ放送で、次の声明を放送した。今朝、ベルリンの英国大使はドイツ政府に最後通牒を渡しました。我々の国はドイツと戦争をすることになります。平和への最後の努力が水泡に帰し、痛恨の極みであります。(英国チェンバレン首相のラジオ放送/対ドイツ宣戦布告)第5集 世界は地獄を見た(現時点では、再放送の予定は未定である。)第二次大戦の勃発(1939年)から、その終結(1945年)に至るまでが描かれている。第一次大戦と第二次大戦の最大の相違点は、第二次大戦では、非武装の民間人までもが無差別に殺傷された点である。民間人を殺傷する行為は、現代においても、大いなる非難の的であり、空爆によって生じた遺体の中に民間人が含まれていた場合、被害者側は泣き叫び、加害者側を非難・糾弾し、加害者側は、「あれは誤爆であり、民間人を傷つける意図はなかった」と「言い訳」を繰り返している。話を第二次大戦に戻すと、殺傷能力の高い新兵器が、「戦争を早く終わらせるため」と称し、続々と登場する。「新型殺傷兵器を使用せよ」、との命令を受けた兵士が、「自分は、ただボタンを押すだけだ」と、自分自身に言い聞かせながら、命令を実行する場面は、生涯忘れ得ない。今回、BS1で第5集を視聴すると、本放送時には存在しなかった、以下のテロップが付け加わっている点が大変興味深い。「記録映像の中には、遺体が映っているものがありますが、戦争の実態を伝えるため、そのまま使用しています」そうだ、遺体だ、第5集では数え切れない程の遺体が登場する。文字通り、骨と皮だけの姿になった遺体、炭と化した遺体、蠅のたかる遺体、飢えに耐えかねて、「人喰い」行為に走った遺体…。当然ながら、それらの遺体には、数多くの民間人が含まれているのだ。そして、上記のテロップから、現在では、「直」に遺体を映した映像をそのまま流すことが、極めて困難であることを暗黙のうちに物語っている。第6集 独立の旗の下に(現時点では、再放送の予定は未定である。)アジア諸国は欧米列強に長く支配され、その後、日本が支配権を競った。やがて日本が敗れるとアジアの人々は悲願の祖国独立に立ち上がる。インド独立の父・ガンジー、4億人の巨大国家中国を束ねた毛沢東、ベトナム独立の指導者ホーチミン等、アジアの指導者たちが持つ苦悩を含め、列強による植民地支配の実情や独立運動の変遷を半世紀に渡って描く。第7集 勝者の世界分割(現時点では、再放送の予定は未定である。)第二次大戦の雌雄が決しようとするなか、米国のルーズベルト大統領、英国のチャーチル首相、ソ連のスターリン首相によって、戦後の世界分割が話し合われた。所謂、ヤルタ会談である。会談そのものは、非公開であり、映像が現存しないため、3者の回顧録や、発言集から、ヤルタ会談の内容を推測してゆく手法となっている。ルーズベルトはチャーチルを理想主義者と呼び、理想主義者のチャーチルよりも、自分と同じ現実主義者のスターリンと「馬が合う」だろうと発言している。またチャーチルは、最早ドイツの敗戦は確定的であり、そのドイツの次に恐れるべきはソ連であるのに、いくら口を酸っぱくして、ルーズベルトに語りかけても、耳を貸そうとしない、と不機嫌さを隠そうとしない。うーん…筆者としては、後のレッドパージや冷戦を見通せなかったルーズベルトの「思慮の甘さ」に驚きを隠せない。不治の病に侵され、痩せ衰えたルーズベルトの痛々しい姿を見ると、自分が大統領であるうちに、大急ぎで戦後の世界秩序を確立しておきたかったのだろうが…その点を考慮に入れたとしても、やはり「甘い」と言わざるを得ない。第8集 恐怖の中の平和(現時点では、再放送の予定は未定である。)冷戦下の西側諸国と東側諸国の「にらみ合い」を、米国とソ連、そして、東西に分割され、「ベルリンの壁」が徐々に構築されてゆく、ドイツを中心に描いている。第二次大戦で使用された殺傷兵器の性能を、遥かに上回る新型殺傷兵器を東西両陣営が保有する状況が、逆に「抑止力」として作用し、一見、「平和」にすら思える有様は、最早、性質の悪い冗談としか思えない。ソ連のフルシチョフが突如失脚し、当局により「隠居」を強制され、秘密警察の監視下に置かれていたが、彼がモスクワ郊外の「隠居先」で、密かに自身の肉声をテープに残していた。今回は、そのテープ及び、所謂「情報公開」によって新たに判明した事実を「手掛かり」として、冷戦下の世界の「実態」に迫る、という手法を用いている。第9集 ベトナムの衝撃(現時点では、再放送の予定は未定である。)ベトナム戦争は初めてテレビ放映された戦争であり、ブラウン管越しとは言え、視聴者の目の前で銃殺が行われ、銃殺された男の頭から、血液が、切れかかっている脈拍に応じて噴出している。そうした衝撃映像の数々が、米国に大規模な反戦運動を引き起こす。ベトナム戦争の勃発から終結までを描いた今回は、同時に、ベトナム戦争に終始一貫して介入した米国の蹉跌を描き出す。第10集 民族の悲劇果てしなく(現時点では、再放送の予定は未定である。)何らかの理由で、祖国を追放され、「安住の地」を失った人々を「難民」と呼ぶ。今回は世界各地の「難民」を紹介し、現在進行形で続く祖国奪回と、それを阻止せんとする紛争を描く。第11集 JAPAN 世界が見た明治・大正・昭和(現時点では、再放送の予定は未定である。)外国人から見た「日本」とは、どのような姿をしているのだろうか?最終回は、明治・大正・昭和を通じて外国人から見た「日本」を映像によって描き出してゆく。筆者は「映像の世紀」を本放送で視聴、録画している。BS1で放送、録画した内容を、当時のVHSビデオと比較すると画質は向上している。当然ながら、画面比は4:3のスタンダード・サイズであり、画面の両側には、黒い帯が入る。今回リリースされる、BDボックス及びDVDボックスでは、画面の両側の黒い帯に「サイドパネル加工」を施し、画面比を16:9にする模様。「そんなこと」しなくていいのに…。価格設定に関しては、最初のDVDボックスと比較すると、遥かに安く、お求め易いと感じる。今回、DVDボックスと、BDボックスが同時リリースとなっているが、何と、設定価格が同一!驚き桃の木山椒の木とは、このことである。「民」では到底考えられぬ発想である。また、全11巻が、最初から分売対応となっている点も、改善が見受けられる。少し気になるのが、本放送時の台詞のいくつかが消去されている点だ。本放送から20年も経てば、事実誤認や新事実発見等により、内容に変更が生じるのは当然であるが、コッソリ修正する、その姿勢が気に食わん。まあ、とりあえずBS1が視聴可能な環境にある方は、「映像の世紀」を録画再生し、内容を確認してから、本商品を購入するか否かを決めても遅くはない。最後にNHKをどうしても誉めておきたいことがある。それは、本邦の進路が不透明な状況下で、「映像の世紀」を、敢えて一挙放送し、一石を投じようと試みる、その姿勢である。ほんの少しだけ、見直したぞ、国営放送!
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