マグノリア コレクターズ・エディション [DVD]
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フォーマット | ワイドスクリーン, 色, ドルビー |
コントリビュータ | ジェレミー・ブラックマン, トム・クルーズ, ジュリアン・ムーア, ポール・トーマス・アンダーソン |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 3 時間 9 分 |
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商品の説明
Amazonより
とにかくトム・クルーズに完敗! 乾杯! 性のカリスマ伝導者フランク・T・J・マッキーが彼の役どころ。ギンギンギラギラSEXを説く姿は、まさに水を得た魚のよう。ゴールデン・グローブ賞優秀助演男優賞に輝いたのは大いに納得。
はてさて偶然か必然か? この世の不思議なめぐり合わせ。一見ばらばらだったことが、ある瞬間1つに繋がることがある。人は自分の生き様を自ら問う瞬間があるのかもしれない。この映画はその瞬間を、想像を絶するカタチで見せてくれる。この物語のキーワードとなるラストシーンは圧巻だ。
監督は『ブギー・ナイツ』でその名を馳せたポール・トーマス・アンダーソン。本作でアカデミー賞ノミネートをはじめベルリン映画祭金熊賞(グランプリ)受賞。20世紀を代表するヒューマンエンターティメントして拍手喝采!(ソラノリンゴ)
レビュー
LA郊外に住む、男女9人の24時間にわたる出来事を綴った群像劇。トム・クルーズが過激なSEX教祖を怪演し、ゴールデングローブ賞最優秀助演男優賞を受賞。
-- 内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
製作総指揮: マイケル・デ・ルーカ
製作: ジョアン・セラー
監督・脚本: ポール・トーマス・アンダーソン
撮影: ロバート・エルスウィット
音楽: ジョン・ブライオン
出演: ジェレミー・ブラックマン/トム・クルーズ/メリンダ・ディロン/フィリップ・ベイカー・ホール/フィリップ・シーモア・ホフマン/リッキー・ジェイ/ウィリアム・H.メイシー/アルフレッド・モリーナ/ジュリアン・ムーア/ジョン・C.ライリー/ジェイソン・ロバーツ/マイケル・ホフマン/メローラ・ウォルターズ/エマニュエル・L.ジョンソン
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, 日本語
- 梱包サイズ : 14.4 x 12.8 x 2.2 cm; 222 g
- EAN : 4988132617388
- 監督 : ポール・トーマス・アンダーソン
- メディア形式 : ワイドスクリーン, 色, ドルビー
- 時間 : 3 時間 9 分
- 発売日 : 2001/2/7
- 出演 : ジェレミー・ブラックマン, トム・クルーズ, ジュリアン・ムーア
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 2.0 Stereo), 英語 (Dolby Digital 2.0 Surround), 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : ポニーキャニオン
- ASIN : B00005HSDV
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 78,609位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 7,255位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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群像劇として完璧な構成になっていて、それぞれのキャラクターの場面
切り替えが、対位法の旋律が切り替わるようにスムーズに流れていく。
20年以上前に映画館で見てから、何度も見直しているけれど
何度見ても、最初から最後まで集中してみてしまう。
そんな、音楽のような、名曲のような映画。
3.11という偶然の出来事は、それまでパラレルに存在していた人たちの人生を変えた。モーセの十の災いでは、最後の十番目の災いしかファラオを変えることができなかった。両者に共通することは、なくしたものの大きさが人を変えるともいえる。この映画でも、いくつかの物語はそれを示していた。
この映画で、改めて偶然と必然を考えてみたが、自然界に現れることや、人の出会いがすべて偶然だとしても、人間の脳はそれを後付け再構築して必然ととらえることがある。またそう捉えた方が、意思の力であるとか、推進するエネルギーに使命がビルトインされるので、成果が出やすくなる。そうやって考えると人生は面白い。この映画が伝えたかったことは、キリスト教的な贖罪なのか、予定説の否定なのかはわからないが、偶然の積み重ねから生まれる人それぞれの人生のなかにある感動は伝わってきた。
それにしてもトム・クルーズはこういう役がはまり役だと思う。正義の味方は似合わない。3時間という長い映画だが、飽きさせずにラストにもっていく構成力は見事だ。
「悪魔が追ってきてとっ捕まる 踏み留まって苦渋を飲め 神が癒しを与えてくれる。」
本作の上記の子供の抽象的なラップは過去の苦渋に向き合う事で最後は救われるという意味でしょうか。
人生では、許される過ち、許されない過ちも犯す事はあり、それを忘れたとしても、捨てたとしても、過去の罪や失敗に苦しまされることになるという内容でした。
登場人物たちの共通点として、皆んなが過去に対して葛藤や後悔をしてたのでやはり過去に対して向き合うといったものがテーマなのかと思います。
最後のカエルは奇跡は起こる、不可思議な事態も起こるみたいな意味かな。
この映画を前にしてはどの俳優が出演しているかなど、どうでもよくなる。むろんトム・クルーズがこういう戯画的なマッチョな役を割り振られているのは適任だし、フィリップ・シーモア・ホフマンが介護師としてモルヒネを患者に投与するのは現実と照らし合わせれば痛ましくも思う。しかしその役を生きた彼らの虚構の姿を見ると、劇を演じる俳優としてのあまりの生々しさに、この映画が現実を上回る虚構の影響力を持ち合わせていると感じ入ってしまう。
この映画に出てくるのはみな傷を負った者たちだ。ある者は加害者であり、ある者は被害者であり、そのどちらでもある者もいる。わたしたちは彼らのその痛みを分かち合いながら、自らの人生の痛みに向き合い、彼らの救いの契機をともに予感しながら、自らの救いについて思いを致す。
ポール・トーマス・アンダーソンは「これが映画である」と意識させる映画、つまりメタ映画的な作劇法によって、観客を映画というフィクションのあり方そのものに巻き込みながら、救いをすべての人間に対して成し遂げようとしている。最後のショットはまさにそのために用意されている。私たちに向けられたそのショットを、私たちがこれから選び取りうる人生それ自体の象徴として受け止めなければならない。Can you save me?──それへの応答が生きることのすべてであると。
若い人にもおすすめします。
私の中では、そんな数少ない映画の一本が本作です。
いつ、どこで、誰と鑑賞したかで微妙に感想が違ってくる不思議な作品です。
ですがその一方で、奇妙な爽快感のようなものを変わらず感じさせてくれます。
キャスト、脚本、映像、どれをとっても素晴らしいですが、特筆すべきはエイミー・マンの音楽でしょう。
彼女の曲がなければ、マグノリアはマグノリアではなくなる、そう言えるほどに、作品の根幹を担っています。
この映画を見ないという選択肢はあり得ないのですが、どうせ見るならいい音、いい画質で見たい。
しかし日本国内ではいまだブルーレイが発売されていない(amazonでも海外版のみの取扱い)。この点だけが不満です。
ブルーレイの発売が望まれます。