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2001年2月リリース。the pillows、初のベストアルバム『Fool on the planet』
1994年～2000年まで発表された楽曲の中から、メンバーの手により16曲がセレクトされている。
「Funny Bunny」「ストレンジ カメレオン」「ハイブリッド レインボウ」「ONE LIFE」「Ride on shooting star」
バンドの代表曲とも呼べるナンバーが多数入っており、現在のライブでも積極的に演奏されている曲が多い。
ベストアルバムであるがアルバムとしての流れも絶妙で聞きやすく、その辺りもよく考えられているなと感じる。
多数の作品をリリースしているバンドだが、やはりこれがthe pillowsをあまり聞いたことない人にも強くお勧めしたい一枚である。
個人的なオススメ曲を挙げるとほぼ全部になってしまうので、あえてアルバム初収録の楽曲だけピックアップする。
「Fool on the planet」
ベスト盤で唯一の新曲だが、1曲目にふさわしい力強さと壮大さを合わせた決意表明の曲。
the pillowsは定期的に決意表明的な楽曲を出しているが、ベスト盤という側面もあってか、これは特に歌詞がストレートに書かれていると思う。
「I think I can」
ベストアルバム直前に出たシングル曲（2000年11月リリース）。the pillowsお得意のノリの良い、軽快なロックチューン。
歌詞も曲とメロディに合わせて勢いのままに書いたものがそのまま採用されており、当時のバンドのフットワークの軽さが感じられる。
「Ride on shooting star」
2000年4月にリリースされたシングル曲。アニメ「フリクリ」のエンディングテーマに採用され、当時のthe pillowsの中では最大のヒット曲となった。
バンドの遊び心が最大に出たシングル曲じゃないかと思う。イントロのギターの時点で、良い意味でふざけてる（でも格好良い）。
歌詞もよく読んでみると、何を言ってるのかさっぱり分からない。でも、このヘンテコな感じが曲の世界観、さらに「フリクリ」の世界にも非常にマッチしている。
当時のインタビュー記事を読む限り、アニメのタイアップ依頼前からこの曲は完成しており、シングルとして出す気だったらしい。
「フリクリ」の監督が大のピロウズファンで、さらに「ONE LIFE」などが好きだったこともあり、当初アニメ側はミディアム系のナンバーを希望していた。
しかし、「Ride on～」を出すつもりだったバンド側が、いったんこの曲を提案してみたところ、そのまま採用になったという話がある。
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