「第五列」は70年代後半から80年代前半にかけて活動した多岐の芸術分野に興味を持つ不特定多数のメンバーによるバンドで、本作品は1976-80 年の活動をカヴァーする初期作品集らしいです。ジャケはブライアン・イーノがプロデュースした"Obscure Series"のパロディですね。
アルケミー・レコードというと赤痢・ほぶらきん・アウシュヴィッツ・原爆オナニーズなどを扱うレーベルで「ヘンな音楽とややこしい音楽とよくわからない音楽の専門店」なわけですから、このレーベルから出た本作品も買うまえから程度想像がつくわけですが、まあとにかく凄かったです。前衛音楽とかchance operation musicいうとまあ一応正しいんでしょうが・・・即興を中心とした形にとらわれない表現活動の記録で、一般的な音楽の要素である「リズム、メロディー、ハーモニー」を無視した音世界ですので、まともな感覚の人にはとても耐えられるものではないでしょう。
・・・ちなみにワタクシは凡人ですのでイマイチ理解で来ませんでした。