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聖なる酔っぱらいの伝説 [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン, DTS Stereo |
コントリビュータ | ルトガー・ハウアー, サンドリーヌ・デュマ, エルマンノ・オルミ, アンソニー・クエイル |
言語 | イタリア語 |
稼働時間 | 2 時間 9 分 |
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商品の説明
レビュー
『ブレードランナー』のルトガー・ハウアー主演によるヒューマン・ドラマ。ひとりの老紳士からお金を借りた浮浪者の男性が体験する、不思議な出来事の数々を描く。
-- 内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
監督・脚本: エルマンノ・オルミ 原作: ヨゼフ・ロート 脚本: トゥリオ・ケツィク 撮影: ダンテ・スピノッティ 音楽: イゴール・ストラヴィンスキー 出演: ルドガー・ハウアー/アンソニー・クエイル/サンドリーヌ・デュマ/ソフィー・セガラン/ドミニク・ピノン
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : イタリア語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4540088001569
- 監督 : エルマンノ・オルミ
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン, DTS Stereo
- 時間 : 2 時間 9 分
- 発売日 : 2001/4/25
- 出演 : ルトガー・ハウアー, アンソニー・クエイル, サンドリーヌ・デュマ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : イタリア語 (Dolby Digital 2.0 Stereo), イタリア語 (DTS 5.1)
- 販売元 : パイオニアLDC
- ASIN : B00005HXYM
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 202,455位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 20,448位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.4つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年8月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1988年作。
イタリアの名匠、エルマンノ・オルミ監督(「木靴の樹」「偽りの晩餐」「楽園からの旅人」)が聖なる酔っぱらいの幸福な死を描いたとても緩く、暖かく、そして不思議な作品。
社会的には見下される酔いどれの放浪者でも、魂の清らかな者は福音を与えられ得る、という寓話なのでしょうか。
「汚れなき悪戯」からプロバガンダ臭を抜き、中年男性の恬淡とした雰囲気と酒を加えたかの如き作品。
映画の殆どはハウアー演じるホームレスの元炭鉱夫、アンドレアスが酒を飲みながら教会に金を返しに行こうとするが中々上手く行かない様子を繰り返し描いているだけなのですが、その通常はとても持ちそうもない間をハウアーがそのアクションではなく、微妙な表情と仕草で見事に持たせているのが印象的。
野望に満ちた灰汁の強い人物や未来のフランケンシュタイン的怪物、サディスティックな殺人鬼、ドラキュラから座頭市までカリスマ性溢れる常人を越えた役柄の印象が強いハウアーですが、本作では人は良いが酒を止められない、訳ありの過去を持った社会的弱者を演じ、新境地を開きました。
彼の持っているチャーミングな部分、ルーズな部分を観る事が出来る異色作でもあります。
実際、10代半ばで家を飛び出し、船員生活を送った彼のボヘミアン的性格を上手くオルミ監督が引き出したのではないでしょうか。
ハンサムな顔に比べて驚くほど太い肉体労働者の手指を持った彼を元炭鉱夫にしたのも的確ですし、これ程彼の青い目を美しく撮った映画も珍しいです。
ルトガー・ハウアー・ファンの方なら必見でしょう。
背景に監督のキリスト教的な世界観とロートのボヘミアン的思想が有る様ですが、「神の見えざる手」で驚くほどの偶然が重なって行く原作に比べると、映画の方は聖人や奇跡の顕在を表す脚本に変わっている様です。
大きな役割を示す「聖テレーズ」は幼子の様に神を全面的に信頼する「小さき道」の提唱者である聖人の中では極めて身近な方で、おそらくキリスト教徒の方がご覧になるとピンと来る選定なのでしょうね。
ひょっとしたら老天使なのかもしれないアンソニー・クエイル(「ナバロンの要塞」「マッケンナの黄金」)と、アンドレアスの共依存的悪友ボイチェクを演じたドミニク・ピノン(ジャン=ピエール・ジュネ監督作の常連) 、美しいがチャッカリしているアンドレアスと一夜を過ごすダンサーを演じたサンドリーヌ・デュマ(「ふたりのベロニカ」)等からほんの端役に至るまで非常に的確かつ自然な演出が印象的です。
バックに通奏されるストラヴィンスキーの音楽も、強烈なリズムではなく、穏やかな音色で登場人物達を覆っている感覚。
本DVDはイタリアでリマスターされたイタリア語版Blu-Rayと、SD画質の英語版DVDのコンボパックです。
チャプターの選択と日本語字幕のON/OFF以外の本体特典は御座いませんでした。
Blu-Ray画像は流石に綺麗ですが、色調が明る過ぎ、DVDの方がハウアー本人の声が聴ける事も含め、本作のちょっとくすんだ雰囲気には合っている気が致しました。
1990年シネマスクウェアとうきゅう発行の「シネマスクエアマガジンNO.75」を参照した解説1頁と、監督紹介とフィルモグラフィー各1頁、キャスト・スタッフ一覧付きの8頁リーフレットが付属。
イタリアの名匠、エルマンノ・オルミ監督(「木靴の樹」「偽りの晩餐」「楽園からの旅人」)が聖なる酔っぱらいの幸福な死を描いたとても緩く、暖かく、そして不思議な作品。
社会的には見下される酔いどれの放浪者でも、魂の清らかな者は福音を与えられ得る、という寓話なのでしょうか。
「汚れなき悪戯」からプロバガンダ臭を抜き、中年男性の恬淡とした雰囲気と酒を加えたかの如き作品。
映画の殆どはハウアー演じるホームレスの元炭鉱夫、アンドレアスが酒を飲みながら教会に金を返しに行こうとするが中々上手く行かない様子を繰り返し描いているだけなのですが、その通常はとても持ちそうもない間をハウアーがそのアクションではなく、微妙な表情と仕草で見事に持たせているのが印象的。
野望に満ちた灰汁の強い人物や未来のフランケンシュタイン的怪物、サディスティックな殺人鬼、ドラキュラから座頭市までカリスマ性溢れる常人を越えた役柄の印象が強いハウアーですが、本作では人は良いが酒を止められない、訳ありの過去を持った社会的弱者を演じ、新境地を開きました。
彼の持っているチャーミングな部分、ルーズな部分を観る事が出来る異色作でもあります。
実際、10代半ばで家を飛び出し、船員生活を送った彼のボヘミアン的性格を上手くオルミ監督が引き出したのではないでしょうか。
ハンサムな顔に比べて驚くほど太い肉体労働者の手指を持った彼を元炭鉱夫にしたのも的確ですし、これ程彼の青い目を美しく撮った映画も珍しいです。
ルトガー・ハウアー・ファンの方なら必見でしょう。
背景に監督のキリスト教的な世界観とロートのボヘミアン的思想が有る様ですが、「神の見えざる手」で驚くほどの偶然が重なって行く原作に比べると、映画の方は聖人や奇跡の顕在を表す脚本に変わっている様です。
大きな役割を示す「聖テレーズ」は幼子の様に神を全面的に信頼する「小さき道」の提唱者である聖人の中では極めて身近な方で、おそらくキリスト教徒の方がご覧になるとピンと来る選定なのでしょうね。
ひょっとしたら老天使なのかもしれないアンソニー・クエイル(「ナバロンの要塞」「マッケンナの黄金」)と、アンドレアスの共依存的悪友ボイチェクを演じたドミニク・ピノン(ジャン=ピエール・ジュネ監督作の常連) 、美しいがチャッカリしているアンドレアスと一夜を過ごすダンサーを演じたサンドリーヌ・デュマ(「ふたりのベロニカ」)等からほんの端役に至るまで非常に的確かつ自然な演出が印象的です。
バックに通奏されるストラヴィンスキーの音楽も、強烈なリズムではなく、穏やかな音色で登場人物達を覆っている感覚。
本DVDはイタリアでリマスターされたイタリア語版Blu-Rayと、SD画質の英語版DVDのコンボパックです。
チャプターの選択と日本語字幕のON/OFF以外の本体特典は御座いませんでした。
Blu-Ray画像は流石に綺麗ですが、色調が明る過ぎ、DVDの方がハウアー本人の声が聴ける事も含め、本作のちょっとくすんだ雰囲気には合っている気が致しました。
1990年シネマスクウェアとうきゅう発行の「シネマスクエアマガジンNO.75」を参照した解説1頁と、監督紹介とフィルモグラフィー各1頁、キャスト・スタッフ一覧付きの8頁リーフレットが付属。
2019年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
200フランを聖テレーズのもとに返すという一見簡単な目的を果たそうとするが、返そうとする度に過去の思い出の中の人々を中心にさまざまな人物に出会い、自分を振り返る主人公アンドレアス。遂に返せるようになったら自分の命が尽きてしまう。
アンソニー・クェイル演ずる不思議な老人の存在の意味や、この200フランの示す象徴についていろいろと考えさせられる。
アンドレアスを演じるルトガー・ハウアーの円熟した品の良い演技が素晴らしい! 何度観てもその都度深い味わいに浸れる上質なヨーロッパ映画である。
(英語版イタリア語字幕かイタリア語吹き替えなので、字幕を消して英語のオリジナル音声の聞き取りだけで鑑賞しています。もちろん聞き取りにくい箇所もありますがとても良いですよ!)
アンソニー・クェイル演ずる不思議な老人の存在の意味や、この200フランの示す象徴についていろいろと考えさせられる。
アンドレアスを演じるルトガー・ハウアーの円熟した品の良い演技が素晴らしい! 何度観てもその都度深い味わいに浸れる上質なヨーロッパ映画である。
(英語版イタリア語字幕かイタリア語吹き替えなので、字幕を消して英語のオリジナル音声の聞き取りだけで鑑賞しています。もちろん聞き取りにくい箇所もありますがとても良いですよ!)
2019年11月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Great film. Loved the insight into alcoholism. Would recommend.
2015年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
随分DVD化されるのを待っていたので、それだけで満足です。ささくれた気分を、アルコールと一緒になだめてくれるような作品です。
2014年4月29日に日本でレビュー済み
ある浮浪者に訪れた、つかの間の、ささやかな奇跡を描いた、エルマンノ・オルミの秀作。精緻な油彩画を思わせるダンテ・スピノッティの見事な撮影、その映像を包み込むようなストラヴィンスキーの旋律、そして何といっても、主人公アンドレアスの人物像を、セリフ以上に表情で物語ってみせるルトガー・ハウアーが素晴らしい。
今回めでたくブルーレイ発売・・・と言いたいところだが、仕様を見て愕然。音声がイタリア語で、しかもモノラルとなっている(紀伊國屋webストア情報より)。本作のオリジナル音声は英語で、かつドルビー・サラウンド収録だ。かつて「私家版」のVHSソフトがリリースされた際、主人公を演じるテレンス・スタンプの声がフランス語吹替でガッカリしたのが、DVDでは英語音声で収録されていて、やっぱりスタンプ自身の声じゃなきゃと思ったものだが、本商品はこの逆パターンになってしまっている(ヘラルド・ネルソン発売のVHSソフトは、英語のドルビー・サラウンド収録)。
本作は、音や音響の演出も実にきめ細かいので、これがモノラルになってしまっては、演出に込められた意図が伝わりにくくなってしまう。また、アンドレアスが、告解するかのように涙を流しながら少女に語りかける場面は、ハウアーのキャリア中でも最高の演技の一つだけに、やはり吹替ではなく彼自身の声で聞きたいところだ。
発売までまだ間があるので、仕様変更が行われればいいのだが、この価格で今の仕様ではちょっと・・・というところかな。
今回めでたくブルーレイ発売・・・と言いたいところだが、仕様を見て愕然。音声がイタリア語で、しかもモノラルとなっている(紀伊國屋webストア情報より)。本作のオリジナル音声は英語で、かつドルビー・サラウンド収録だ。かつて「私家版」のVHSソフトがリリースされた際、主人公を演じるテレンス・スタンプの声がフランス語吹替でガッカリしたのが、DVDでは英語音声で収録されていて、やっぱりスタンプ自身の声じゃなきゃと思ったものだが、本商品はこの逆パターンになってしまっている(ヘラルド・ネルソン発売のVHSソフトは、英語のドルビー・サラウンド収録)。
本作は、音や音響の演出も実にきめ細かいので、これがモノラルになってしまっては、演出に込められた意図が伝わりにくくなってしまう。また、アンドレアスが、告解するかのように涙を流しながら少女に語りかける場面は、ハウアーのキャリア中でも最高の演技の一つだけに、やはり吹替ではなく彼自身の声で聞きたいところだ。
発売までまだ間があるので、仕様変更が行われればいいのだが、この価格で今の仕様ではちょっと・・・というところかな。
2021年9月14日に日本でレビュー済み
監督のエルマンノ・オルミとの出会いは、「木靴の樹」だった。自然光に拘った映像は、観るものに優しく語りかけるようで美しく心が豊かになった感じがした。
そして本作も映像に拘っている。パリの安酒場、教会、アンドレアスが寝泊まりする橋の下も美しい。セリフ最小限に抑えて役者の表情で語る手法が良い味わいを出している。「ブレード・ランナー」等では肉体派と思われる役どころのルトガー・ハウワーが、増量して演技勝負に挑んでいる。この作品を観て、彼はこんなにも上手い俳優だったんだと感銘を受けた(個人的には大好きな俳優)。
ストーリーは、謎の老人(アンソニー・クエイル)から200フランを借り受け次の日曜日にテレーズ教会で返済することを約束したアンドレアス(ルトガー・ハウワー)の身に、次々と良いことが起き始める。そのため彼は、返済日になっても教会に行けなくなるというもの。
この作品の語りたいところは何なのか?
謎の老人は死神で教会への返済が死を意味し、アンドレアスの知人たちがそれを阻止しているようにも捉えることができる。しかしそれでは、アンドレアスの体験する元彼女や知人との再会、若い娘との恋というささやかな出来事の説明がつかない(このアンドレアスの体験が単なる酒と女ととらえるのではなく、そんな人の営みに夢があると考えるべきなのだろう)。やはり、謎の老人は神の使いでアンドレアスに最後の夢をみせたと考えるのが良いだろう。友人を誤って殺し、そのためにホームレスになったアンドレアスに対する神の救いの手。それは、キリスト教の喜捨(貧者への救済)という宗教的な意味を超えて観る者の心に訴えるかけるものになっていると思った。
題名は軽すぎるかもしれないが、納得の作品だった。
しかし、このBR何故イタリア語音源だけの収録なのだろうか?ルトガー・ハウアーやアンソニー・クエイルはもともと英語で話しているので、イタリア語は吹き替え。原語での収録をしてほしかった。
そして本作も映像に拘っている。パリの安酒場、教会、アンドレアスが寝泊まりする橋の下も美しい。セリフ最小限に抑えて役者の表情で語る手法が良い味わいを出している。「ブレード・ランナー」等では肉体派と思われる役どころのルトガー・ハウワーが、増量して演技勝負に挑んでいる。この作品を観て、彼はこんなにも上手い俳優だったんだと感銘を受けた(個人的には大好きな俳優)。
ストーリーは、謎の老人(アンソニー・クエイル)から200フランを借り受け次の日曜日にテレーズ教会で返済することを約束したアンドレアス(ルトガー・ハウワー)の身に、次々と良いことが起き始める。そのため彼は、返済日になっても教会に行けなくなるというもの。
この作品の語りたいところは何なのか?
謎の老人は死神で教会への返済が死を意味し、アンドレアスの知人たちがそれを阻止しているようにも捉えることができる。しかしそれでは、アンドレアスの体験する元彼女や知人との再会、若い娘との恋というささやかな出来事の説明がつかない(このアンドレアスの体験が単なる酒と女ととらえるのではなく、そんな人の営みに夢があると考えるべきなのだろう)。やはり、謎の老人は神の使いでアンドレアスに最後の夢をみせたと考えるのが良いだろう。友人を誤って殺し、そのためにホームレスになったアンドレアスに対する神の救いの手。それは、キリスト教の喜捨(貧者への救済)という宗教的な意味を超えて観る者の心に訴えるかけるものになっていると思った。
題名は軽すぎるかもしれないが、納得の作品だった。
しかし、このBR何故イタリア語音源だけの収録なのだろうか?ルトガー・ハウアーやアンソニー・クエイルはもともと英語で話しているので、イタリア語は吹き替え。原語での収録をしてほしかった。
2013年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
撮影の美しさに感動! 特にダンス場面の青色の美しさは最高! アンソニー・クイールの地味な演技も光る。
他の国からのトップレビュー
Metallica
5つ星のうち5.0
Capolavoro!!
2024年1月31日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Capolavoro!!
Film2022
5つ星のうち5.0
Rutger Hauer own fave performance
2023年10月31日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Rutger Hauer delivers a tour de force performance in this allegorical portrayal of a drunk man's dreams.
pecheur
5つ星のうち5.0
Rutger Hauer's finest performance.
2019年8月25日に英国でレビュー済みAmazonで購入
I believe this to be Rutger Hauer's finest performance, in a quiet but beautiful film directed by the great Ermanno Olmi. Based on the book by Joseph Roth, the film follows an alcoholic vagrant on the streets of Paris, and the encounters he has with friends and strangers.
+I0:I ©️
5つ星のうち5.0
Gran film
2018年2月12日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Se vi piacciono i film introspettivi, questo vi farà riflettere sul mistero della vita e della trascendenza.
Se vi piace cercare di ricostruire la fabula di un film in modo coerente e rigoroso (come per i labirinti temporali che i film di Christopher Nolan costruiscono), rimarrete delusi nella scoperta del fatto che il racconto fa acqua da tutte le parti!
Il racconto procede infatti per tempi di evocazione e di suggestione: molte scene (lentissime!) sono fatte di silenzi e di vuoti.
Di sguardi che rimbalzano e rumori che ammiccano...
Io lo adoro!
Buona visione!
Se vi piace cercare di ricostruire la fabula di un film in modo coerente e rigoroso (come per i labirinti temporali che i film di Christopher Nolan costruiscono), rimarrete delusi nella scoperta del fatto che il racconto fa acqua da tutte le parti!
Il racconto procede infatti per tempi di evocazione e di suggestione: molte scene (lentissime!) sono fatte di silenzi e di vuoti.
Di sguardi che rimbalzano e rumori che ammiccano...
Io lo adoro!
Buona visione!
KaleHawkwood
5つ星のうち4.0
The grapes of Roth
2022年11月19日に英国でレビュー済みAmazonで購入
The first thing to say is, if you've read and loved the original novella by Joseph Roth, you shouldn't be disappointed by this 1988 film of the tale by Italian director Ermanno Olmi.
As the titular toper Andreas is soulful Dutch actor the late lamented Rutger Hauer, in perhaps the movie role of his career. He is in nearly every shot, and is mesmerising. Required to become more and more wasted by booze and living outdoors as the slow-paced story develops, Hauer sensibly and touchingly underplays his part, making his sad, hopeless character passive prey to circumstances.
The lengthy opening scene is one of the film's best: Britain's own Anthony Quayle, mild and owlish in black-rimmed glasses and looking like a gentler George Smiley, accosts Andreas at the foot of some steps by the Seine in Paris, offering him money, with the proviso that he'll repay it to a local church where Saint Teresa is honoured when he can afford to. Andreas tells him he's 'a man of honour', which we believe, even though life's vicissitudes, not to mention the lure of the bottle, as well as various young women he meets, conspire to prevent him from repaying his debt.
Olmi's direction is lingering, at times even a little long-winded {it's a two-hour film that could have had ten minutes painlessly knocked off} and has a hypnotic quality, mirroring the frequent descents into the alcoholic abyss of our 'hero', as he wanders from one dimly-lit bar to another.
Some characters are, typically for Olmi, played by non-professionals, though you'd never know it.
Dominique Pinon {distinctively odd actor in many a French film, eg. Delicatessen} crops up later in the story as an old drinking buddy of Andreas, and the women playing his various amours bring vivid life to such a downbeat tale.
An extra feature is an interview Rutger Hauer gave not long before his death in 2019, a bittersweet bonus since the sad loss of such a singular actor is hard to accept.
As the titular toper Andreas is soulful Dutch actor the late lamented Rutger Hauer, in perhaps the movie role of his career. He is in nearly every shot, and is mesmerising. Required to become more and more wasted by booze and living outdoors as the slow-paced story develops, Hauer sensibly and touchingly underplays his part, making his sad, hopeless character passive prey to circumstances.
The lengthy opening scene is one of the film's best: Britain's own Anthony Quayle, mild and owlish in black-rimmed glasses and looking like a gentler George Smiley, accosts Andreas at the foot of some steps by the Seine in Paris, offering him money, with the proviso that he'll repay it to a local church where Saint Teresa is honoured when he can afford to. Andreas tells him he's 'a man of honour', which we believe, even though life's vicissitudes, not to mention the lure of the bottle, as well as various young women he meets, conspire to prevent him from repaying his debt.
Olmi's direction is lingering, at times even a little long-winded {it's a two-hour film that could have had ten minutes painlessly knocked off} and has a hypnotic quality, mirroring the frequent descents into the alcoholic abyss of our 'hero', as he wanders from one dimly-lit bar to another.
Some characters are, typically for Olmi, played by non-professionals, though you'd never know it.
Dominique Pinon {distinctively odd actor in many a French film, eg. Delicatessen} crops up later in the story as an old drinking buddy of Andreas, and the women playing his various amours bring vivid life to such a downbeat tale.
An extra feature is an interview Rutger Hauer gave not long before his death in 2019, a bittersweet bonus since the sad loss of such a singular actor is hard to accept.