とにかく1曲目の「ゴッド・メイク・ミー・ファンキー」にブッ飛ぶ!
H.ハンコックの傑作「ヘッド・ハンターズ」に参加していたポール・ジャクソンら
5人が新たに結成したグループの1st(75年)。
しかし、このファースト含め二枚の発表後、自然消滅。
演奏レベルは極めて高かっただけに惜しまれる。
解散当時は丁度、ファンク・ソウルムーブメントがトレンドから外れてきていたせいもあるかもしれないが、
バンドの知名度も低かったようで、この初CD化も奇跡のようなものだ。
アルバムの内容についてだが、ほぼ全編を通して流れている黒いグルーヴは圧巻。
原始的なファンクネスは熱い血の滾りを髣髴とさせる。
リズムに対して最高にセンシティブルでテクニカルなブラックミュージックの極みである。
ジャズとファンク、さらにアフリカのサウンドをミックスし、当時としてもかなり先鋭的であり、
種々雑多な現代にもピッタリの音楽ではないだろうか。
01:ゴッド・メイク・ミー・ファンキー
02:マギック
03:ヒア・アンド・ナウ
04:ダフィーズ・ダンス
05:リマ
06:イフ・ユーヴ・ゴット・イット・ユール・ゲット・イット