確か『大魔神』シリーズは三作とも以前に映画館やテレビ放映で見たことはあるはずだが、ストーリーについての記憶ごっちゃになっていて、とりあえず久しぶりに第一作から再視聴しようと思った。
あるお城の殿様が、家老の謀反で、国を乗っ取られ、命からがら山に逃げ延びた息子、娘、家来が十年後に、圧政を見かねて新しい殿様(元家老)を討ち取りに行くが、案の定捕らえられ死刑になるところで、高田美和扮する娘の願いで、大魔神が援軍に行く話し。
大魔神が登場するのは最後の15分だけなので、怪獣映画を期待する向きにはそれまでの場面が長過ぎて退屈するでしょう。大魔神が出てくるまでは普通の時代劇ですから。ただ作りは丁寧で子供向けのチャチさは全然無い。特撮シーンは結構迫力があり、最後に大魔神が崩れ去るシーンは芸術的に完成度が高いと思う。
ただ、ストーリーは陳腐でそれ程感動的ではない。