慣れ親しんだ優雅で上品なモーツァルト交響曲のイメージからすると、あっと驚く躍動的な熱いアレンジになっていて大変すばらしい!やっぱり交響曲は迫力がなきゃね。演奏にきれがあって、ホールの響きさえも爽快感にあふれています。意外にストリングスがパワフルなので少々大げさなアクセントと相まって、大音量で聴くと何とも気持ち良い。
「音楽とは聴く人を開眼させたり、激しく揺り動したり、さらには驚かせたりするために存在する。自分はそのために必要なものを取り入れている」というアーノンクールの言葉をものの見事に具現化した演奏と言えるでしょう。
[disk1]録音1993,1991年
1.交響曲 第38番『プラハ』
2.交響曲 第39番
[disk2]録音1991年
1.交響曲 第40番
2.交響曲 第41番『ジュピター』