バーチャルですので、オーディエンスの声もこの時になって再現されたものですが、よく耳を凝らして聴いてみると「美術館やれ!」といったヤジまで入っています。
当時の音源も参考になさっているのか定かではありませんが、何れにしてもヒラサワが当時のオーディエンスから何を聴き取り何が彼に残ったかが10数年経った1999年だからこそ浮かび上がったと言っても良いのではないかと思います。
そういう意味では当初の目的以外にもインタビューではわからなかったP-MODELの心境、オーディエンスとP-MODELの関係がどんなものだったかがヒラサワのフィルターを通して垣間見れる類稀なライブアルバムと言えます。