メディア掲載レビューほか
女性シンガー・ソングライターの“新たなる久遠”と名付けたデビュー・アルバム。ヘブライ語でうたうイスラエルのカヴァー曲以外、彼女のオリジナルでスウェーデン、南アフリカ、ルーマニア、ジプシーの民俗音楽を意識したリズムやメロディを取り入れるなど、ソングライターとしての多彩な才能を発揮している。サウンドはアース系アンプラグドとでもいうか、アコースティック・ギター、コントラバス、パーカッションを中心に、楽曲によって二胡、シタール、タブラ、ジプシー・ヴァイオリン、さらに音楽用ノコギリなど珍しい楽器も使い、全曲ドラムレス。ワールド・ミュージックにヒーリング的要素を融合させたようで、多様な楽器の特徴的な音色と余韻を生かした隙間の多いサウンドに透明感のあるヴォーカルがマッチし、フワフワというより少し質量のある空気感を持つ独特の音楽を作り上げている。なおYaeは加藤登紀子の次女、(3)の鼻歌みたいな歌い方が少しだけ似ている。 (鈴木勝生) --- 2001年07月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
母・加藤登紀子ゆずりの音楽センスを存分に発揮したYaeのデビュー・アルバム。エンヤにも通ずるヒーリング要素を加えた、タイトル通り{新時代}にふさわしい内容。
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)