旧ユーゴスラビアの方とかその成立などに詳しくないと理解が難しいのかもしれないが、残念ながら旧ユーゴスラビアの知り合いがいなくて聞けないのが残念。でも、この映画を見て、歴史を調べ、自分なりになるほどとおもってから、もう1回視聴するとだんだんわかってくるような気がする。
1995年カンヌ国際映画祭パルム・ドール大賞受賞作
1回では理解できず、歴史を知り、2回、3回と見て理解が深まる気がするのでお得かも。
日本人のようにあまり他国と戦乱が少ない人たちと、ヨーロッパのようにずーと昔から隣やその隣、さらにはもっと東から攻められたり、西からも、北からも、南からも攻められ続けたヨーロッパは簡単ではないなーと感じさせます。まあ、歴史を知らなくてもそれなりに楽しめるとは思います。
アンダーグラウンド [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | エミール・クストリッツァ, ミキ・マノイロヴィチ, ラザル・リストフスキー |
言語 | セルビア-クロアティア語 |
稼働時間 | 2 時間 51 分 |
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商品の説明
Amazonより
第二次世界大戦中、ドイツ軍に侵略されたセルビアの首都ベオグラードに住む武器商人のマルコは、レジスタンス活動を行うために市民を率いて地下に潜伏し、そこで武器を製造させて巨万の富を築きあげる。そして大戦が終結した後も、彼は市民にそのことを告げず、せっせと武器を作らせ続けていく…。
サラエボ出身のエミール・クストリッツァ監督が、バルカン半島の情勢が緊迫する90年代半ばに作りあげ、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した問題作。シニカルで滑稽な作風のなか、哀しく愚かでありながらも生き続けていく人間への賛歌を露にしていく171分の力作でもある。クストリッツァ映画に欠かせないジプシー・バンドの音楽も効果的だ。(的田也寸志)
レビュー
製作総指揮: ピエール・スペングラー 製作: カール・バウムガートナー 監督・脚本: エミール・クストリッツァ 原作・脚本: デュシャン・コバチェヴィチ 撮影: ヴィルコ・フィラチ 音楽: ゴラン・ブレゴヴィク 出演: ミキ・マノイロヴィチ/ラザル・リストフスキー/ミリャナ・ヤコヴィチ/エルンスト・ストッツナー/スラヴコ・スティマチ/スルジャン・トドロヴィチ/ミリャナ・カラノヴィチ/ミレナ・パブロヴィチ/ダヴォル・ドゥイモヴィチ
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : セルビア-クロアティア語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988126200305
- 監督 : エミール・クストリッツァ
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 51 分
- 発売日 : 2001/7/21
- 出演 : ミキ・マノイロヴィチ, ラザル・リストフスキー
- 字幕: : 日本語
- 言語 : セルビア-クロアティア語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : パイオニアLDC
- ASIN : B00005LJV6
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 99,051位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 9,348位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦争とか革命とか内戦とか階級社会とか、確かにリアルに描けば、まんま悲しいとか強いとか伝わってくるけど、結局は映画の世界で、本物ではない。
けどあえてコメディにして描くところで、実は案外とそこで生きる人たちのもがきや苦しみや狡さや忌々しさが伝わってくる。
私たちは日本人で、ユーゴスラビアは遠くて、結果的に分裂したことぐらいしか知らないけど、それでもそれぞれに見終わった人の心にはなにかを残していて、そして、やっぱり今までと変わらない日々の生活の中で小さな喜びをしたたかに探していくんだろうな。
それはまるでコメディのように。
明日はなにかおいしいものでも食べようとか言いながら、いつものスーパーで特売の食材を買うように。
けどあえてコメディにして描くところで、実は案外とそこで生きる人たちのもがきや苦しみや狡さや忌々しさが伝わってくる。
私たちは日本人で、ユーゴスラビアは遠くて、結果的に分裂したことぐらいしか知らないけど、それでもそれぞれに見終わった人の心にはなにかを残していて、そして、やっぱり今までと変わらない日々の生活の中で小さな喜びをしたたかに探していくんだろうな。
それはまるでコメディのように。
明日はなにかおいしいものでも食べようとか言いながら、いつものスーパーで特売の食材を買うように。
2023年7月28日に日本でレビュー済み
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ユーモアだからこそ、悲しいシーンは余計に悲しく感じます。
十字架に掛けられる逆さまのイエスを回る火の車いす、宴の最中に離れていく小島、
人を考えさせられます。ずっと
十字架に掛けられる逆さまのイエスを回る火の車いす、宴の最中に離れていく小島、
人を考えさせられます。ずっと
2023年5月18日に日本でレビュー済み
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エミール・クストリッツァ監督『『オン・ザ・ミルキー・ロード』観賞後、
本作に飛んで来ました。
総じて『オン・ザ・ミルキー・ロード』と似てるかな、と思いましたが、こちらが先でした
「失われた祖国」を女優ナタリアに見立て、男の友情を通して共産主義の行く末が描かれてます
主演のミキ・マノイロヴィッチが男臭くて、生命力あって驚きに満ちてます
戦争が勃発すると、こういう人が頭角をあらわし英雄になるんだと理解できました。
長い映画で、観てるだけで疲労困憊してしまう映画ですが、最後のシーンが素晴らしかった
終わりよければすべてよし ユーモアって大事だよねって教えられました。
本作に飛んで来ました。
総じて『オン・ザ・ミルキー・ロード』と似てるかな、と思いましたが、こちらが先でした
「失われた祖国」を女優ナタリアに見立て、男の友情を通して共産主義の行く末が描かれてます
主演のミキ・マノイロヴィッチが男臭くて、生命力あって驚きに満ちてます
戦争が勃発すると、こういう人が頭角をあらわし英雄になるんだと理解できました。
長い映画で、観てるだけで疲労困憊してしまう映画ですが、最後のシーンが素晴らしかった
終わりよければすべてよし ユーモアって大事だよねって教えられました。
2024年4月18日に日本でレビュー済み
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第二次大戦でドイツに占領され、その後の民族間紛争で国土が分割された旧ユーゴスラビアの悲惨な歴史をブラックユーモアで描いた作品です。
最終的に主要な登場人物はお互いに対立して命を落としてしまいますが、これは内戦を象徴しているのではないかと思いました。ですので、ラストシーンで死んだ登場人物が黄泉の国で再会してお互いを許すみたいな流れを持ってきたのでしょう。とにかくブラック過ぎて笑えない映画でした。
最終的に主要な登場人物はお互いに対立して命を落としてしまいますが、これは内戦を象徴しているのではないかと思いました。ですので、ラストシーンで死んだ登場人物が黄泉の国で再会してお互いを許すみたいな流れを持ってきたのでしょう。とにかくブラック過ぎて笑えない映画でした。
2023年8月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表面的には、ドタバタコメディでありファンタジーです。が、ユーゴスラビアの歴史がテーマなので、その辺詳しくないと理解は無理です。
私は全くの無知なので当然理解できませんでした。が、なんとなく軽くて重い映画だなあということは感じられました。ふざけているようでいて、その裏にはとても強い何かがある感じです。
そしてかなりの大作です。時間も170分と長いですが、ものすごく手間暇かけて撮ってます。
私としてはよくわからないので途中ちょっとうんざりしてしまいましたが、歴史を肌で知る人々にとっては、つまり旧ユーゴスラビア界隈の人々にとっては、かなり刺さる映画なのではないかと思います。部外者お断りの映画です。
私は全くの無知なので当然理解できませんでした。が、なんとなく軽くて重い映画だなあということは感じられました。ふざけているようでいて、その裏にはとても強い何かがある感じです。
そしてかなりの大作です。時間も170分と長いですが、ものすごく手間暇かけて撮ってます。
私としてはよくわからないので途中ちょっとうんざりしてしまいましたが、歴史を肌で知る人々にとっては、つまり旧ユーゴスラビア界隈の人々にとっては、かなり刺さる映画なのではないかと思います。部外者お断りの映画です。
2021年7月31日に日本でレビュー済み
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とても力の入ったレビューを投稿しておられる人が大勢いるところに、私なんかが紛れ込んで申し訳ない、と思いつつ・・・
最初のうちは「ブラックユーモアは秀逸だが、歴史ものとしてはどうか?」と思っていたが、映画を見ながら考えていくにつれて様々な暗喩に気づかされ、歴史に翻弄された人々の悲哀を毒のあるユーモアを通じて描いた名作だと思えるようになった。
監督としては「ユーゴの悲劇は、第二次世界大戦がもたらした歪みが噴きだしたものだ」という考えなのだろうか?
ラストシーンからは「あの戦争さえなければ、こういう未来だってあり得た」という思いが感じ取れて、落涙を禁じ得なかった。
フィクションに限って言えば、ユーゴスラビアを描いた作品でこれ以上のものはないと思う。
最初のうちは「ブラックユーモアは秀逸だが、歴史ものとしてはどうか?」と思っていたが、映画を見ながら考えていくにつれて様々な暗喩に気づかされ、歴史に翻弄された人々の悲哀を毒のあるユーモアを通じて描いた名作だと思えるようになった。
監督としては「ユーゴの悲劇は、第二次世界大戦がもたらした歪みが噴きだしたものだ」という考えなのだろうか?
ラストシーンからは「あの戦争さえなければ、こういう未来だってあり得た」という思いが感じ取れて、落涙を禁じ得なかった。
フィクションに限って言えば、ユーゴスラビアを描いた作品でこれ以上のものはないと思う。