真夏の夜のジャズ [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | セロニアス・モンク, ソニー・スティット, チャック・ベリー, ジミー・ジュフリー・スリー, バート・スターン, アニタ・オデイ |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 22 分 |
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商品の説明
Amazonより
コンサート・ドキュメンタリーと、ポップ・カルチャーのタイム・カプセル。バート・スターンの『真夏の夜のジャズ』には、1958年ニューポート・ジャズ・フェスティバルの模様が、まさにその音楽のように、一見リラックスしているが、衝動的ですらあるアプローチで記録されている。スチール・カメラマンのスターンは、ナレーションをかぶせるようなドキュメンタリーのお約束を避け、リッチな色彩の映像でとらえた演奏と観客のセレブなムードを、ヨットのアメリカズ・カップ準備の様子と並列に取り入れながら、意図的にフェスティバルの大舞台と小さな会場のジャムセッションを行き来する。その課程で、アメリカン・ジャズが、その発展の歴史において、最も黄金に輝く瞬間を、彼は記録しているのだ。多様で、冒険心にあふれ、まだ広く受け入れられていた時代のジャズ。60年代に表面化する政治的・社会的混乱を数年後にひかえながらも、人種的偏見などないコミュニティーによって演奏され、まだロックやユース・カルチャーの影響を受けていなかったジャズ。スターンがフィルムを回していたのは、まさにジャズの牧歌的幸福に満ちた時代だったというのは大げさだが、まんざら嘘でもない。
強力なジャズ、ブルース、ゴスペル・ミュージシャンたちによるフェスティバルをもっと包括的に扱うことを犠牲にしてとった間接的なアプローチと素晴らしいまなざしだが、少々活気がなく感じられる。ルイ・アームストロング、アニタ・オデイ、マヘリア・ジャクソン、ダイナ・ワシントン、セロニアス・モンク、ゲリー・モリガン、そしてジョージ・シェアリングたちを、カメラが長く追い続けたのは、おそらく必然的なことだったろう。後期スタイルを好むファンにとってはエリック・ドルフィーやアート・ファーマーなど、ほかのミュージシャンたちがちらっとしか映らないことに不満を感じるかもしれない。クラシック・ジャズ創始者たちの演奏もこの作品には収められていない。ただ、スターンの素晴らしい映像構成をもってすれば、それらの省略は大目に見てもよいと思えるのだ。(Sam Sutherland, Amazon.com)
レビュー
58年に行われたニューポート・ジャズ・フェスティバルの模様を収めたドキュメンタリーの傑作。ルイ・アームストロングほかジャズの大御所たちの華麗な演奏が見もの。
-- 内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
製作・監督: バート・スターン
撮影: バート・スターン/コートニー・ハフェラ/レイ・フィーラン
音楽: ジョージ・アバキャン
出演: ジミー・ジュフリー・スリー/セロニアス・モンク/ソニー・スティット/アニタ・オデイ/チャック・ベリー/ジョージ・シアリング・クインテット/ダイナ・ワシントン/ジェリー・マリガン・カルテット/ビッグ・メイベル・スミス/ルイ・アームストロング・オールスターズ/マヘリア・ジャクソン/ジャック・ティーガーデン/チコ・ハミルトン・クインテット
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 14.2 x 12.4 x 1.2 cm; 118 g
- EAN : 4988132554386
- 監督 : バート・スターン
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 1 時間 22 分
- 発売日 : 1999/4/23
- 出演 : ジミー・ジュフリー・スリー, セロニアス・モンク, ソニー・スティット, アニタ・オデイ, チャック・ベリー
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Mono)
- 販売元 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- ASIN : B00005LMGI
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 81,453位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 577位外国のドキュメンタリー映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ラジオでピーター・バラカンさんが言っていた。「誰が出演していて、誰の演奏が圧巻だとか、そんなことよりも、とにかく観て、感じて、楽しめる映画です」。70年代ころから、再上映があると気にはなっていたが、今まで観る機会を逃していた。あらためて、出演者の情報を仕込むのはやめて、観に行った。音楽フェスの記録映画というよりも、映像と音楽をコラージュした映像作品のように思えて、今年の35度越えの暑い夏を忘れさせてくれるような清涼感にひたった。冒頭の水の波紋というか影のようなものに、音楽が反応しているかのような映像デザインから始まるが、73年のトリュフォーの「アメリカの夜」のオープニングにでてくるサウンドトラックの波打つ縦線を思い出した。音楽と映像のシンクロした作品のオープニングにぴったりである。昼の部では、同時に開催されているヨットレース(アメリカズカップ)の映像がはさみこまれてくる。これがまた、上空から、並走しながらととらえられたヨットの映像が涼しげで気持ちよく音楽とシンクロしている。ステージ前の観客や、近くの民家の庭で思い思いに音楽を楽しむひとたち。ジュースを飲む子供。昼の部から夜にうつり、演奏に観客もますます熱をおびてくる。映画を観ているこちらも、映像の中の観客とともに自然と気持ちが高揚してくる。音楽にあわせて踊りだす人たち、楽しそうな笑顔をみていると、時代を超えて幸せな気分になってくる。この映画、映像がスタイリッシュでカッコいい。観客の衣服やサングラス、髪型など、当時のファッションが洒落ていてかっこいいというのもある。映し出される映像に観客の様子をとらえた部分が、かなり多い。音楽ファンからは、あのアーティストの姿をもっと映せよ!とか苦情がでるのだろうか?映画全編を観終わると、演奏を楽しんだ満足感と、心地良いフェスティバルの余韻しか残らないので、きっとそんなこと言う人はいないのではと思う。プロローグとエピローグ的にオープンのクラシックカーで演奏して町をまわる人たちが映る。祭りのはじまる前の期待と祭りのあとの淋しさのように。クロード・ルルーシュの冬季オリンピックの記録映画「白い恋人たち」を少し思い出した。詩的(ポエティック)な映画だった。このジャズ映画、記録映画としても先駆的なものを感じる。どの演奏も素晴らしいので、わたしもあえてどの演奏が・・・と言うのは避けてきたが、ダイナ・ワシントンの「オール・オブ・ミー」で、すごく幸せな気持ちになれたと付け加えておく。
今年2022年は、6月末に梅雨明けして、猛暑日が続く。そんな中、冷房の効いた部屋で冷たいものを飲みながら、この映画を観るしあわせ!この映画、1958年のニューポートジャズフェスティバルを記録した音楽ドキュメンタリーというよりも、映像と音楽をコラボレーションさせた写真家バート・スターンによる映像作品と捉えた方がいい。特典映像の中で誰かが言っていたが、映像のどの場面を止めて切り出しても、すぐれた写真のよう。とにかく映像がカッコイイ。それでいてフェスティバルの興奮も見事に伝えている。昼から夜にかけての経過をとらえた映像がフェスティバルが徐々に盛り上がり熱気を帯びていくさまを存分に味あわせてくれる。2年前に映画館で鑑賞したときには、監督のバート・スターンのことは何も知らなくて、才能あるドキュメンタリー作家、写真家なんだなというくらいの認識しかなかった。もう亡くなっている人くらいにも思っていた。だから何の予備知識もなく、映像にどっぷりひたることができたのは、それはそれで幸いだったと思う。今回、このブルーレイの特典映像のドキュメンタリー(特典というよりは、独立した作品として発売されてもいいような見ごたえのあるもので、スターンの2011年のインタビューを中心としたその生涯をたどるもの)を見て、えっ!あの有名なモンローの写真を撮った人だったの!とびっくり。その他にも、映画スターやファッションモデルの数々の写真は、映画ファンならよく知っているであろう、今まで自分も親しんでいたもの。キューブリックの「ロリータ」のポスターの写真は、もう何十年も自分の部屋に飾ってあるもの。このドキュメンタリーは、「真夏の夜のジャズ」を離れて面白いもので、マリリン・モンローや同時代の映画スターの写真などに興味がある人なら必見といえるもの。「真夏の夜のジャズ」からは、非常にクールな芸術家と思っていたバート・スターンという人の素顔というか、なんだか生臭いところもある人間性がうかがえて、たいへん興味深かった。自分は、なんとなくバート・スターンのドキュメンタリーと「真夏の夜のジャズ」は切り離して楽しみたいようにも思うのだが・・・。やっぱり「真夏の夜のジャズ」のクールなカッコよさと、ドキュメントのスターンという人の人間臭さにギャップが感じられてしまうのですね・・・。特典映像としては、他にドキュメントと同時期に撮られたらしい短いインタビュー、ルイ・アームストロング、エラ・フィッツジェラルドらのスターンによるフォトギャラリー、日本の予告編が付く。
もともと国内版のDVDで楽しんでいた作品です。内容はリピート鑑賞を誘う歴史的傑作。
今回のブルーレイ化では画質はみずみずしく、チャック・ベリー等を舞台の袖から、あるいはすぐそばで眺めているような迫力。流れる汗の一粒一粒がくっきりです。
音質の向上も凄まじい。チコ・ハミルトン楽団でのドルフィーのフルート、こんなに鳴り響いてたのですね、静かに、でも高い音圧で。
本当に買ってよかった。この商品に携わった関係者の方々に深く感謝します。
日常の中の音楽を聴いて楽しむ丁度いい長さの映画。
また、4K修復版 Blu-rayということもあり、画質も良く、音声は96khz 24bitの2.0chモノラルと48khz 24bitの5.1chが収録されており、高画質、高音質な点も魅力の一つ。