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シエロ

4.4 5つ星のうち4.4 13個の評価

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新品 中古品
CD, 2001/8/22 1枚組
¥1

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曲目リスト

1 そのあくる日
2 悲しい歌
3 ショッティッシュ・ショーロ
4 鐘の響き
5 母に捧げるグアヒーラ
6 澄み切った空
7 イパネマの娘
8 夜のプレリュード
9 舞踏礼讃 レント
10 舞踏礼讃 オブスティナート
11 グラウナ
12 ショーロス第1番
13 エストレリータ
14 フレーヴォ
15 悲しい思い出
16 アディオス、キューバ
17 ロンド・ア・ラ・サンバ

商品の説明

Amazonレビュー

ていねいに、繊細に、そして情感を込めて弾くことに大萩康司は最大の注意を払っている。このギタリストにスピード感や爽快感、熱いパッションを求めるべきではない。そうした価値観とは違うところを、彼の音楽は目指しているのだ。大萩は決して一定のテンポをキープしようとしない。聴かせどころをつくるときは、細心の注意を傾けてスローダウンし、音楽の流れが一瞬止まったような状態で細やかなフレーズをそっとリスナーの前に差し出す。どうぞ余韻を楽しんでくださいというわけだ。映像にたとえるなら、じっくりと対象に寄っていき、クローズアップで締めくくる手法に近いだろう。こうした音楽の組み立て方をする奏者は、たぶんそう多くないはずだ。「母にささげるグアヒーラ」のようにつんのめるようなシンコペーションのリズムを持つ曲では、もっと前ノリで攻めるのが一般的だろう。はずむような躍動感のある「ショティッシュ・ショーロ」も、はしゃいだ気分をはっきりと漂わせて弾きたくなることが多いのではないだろうか。大萩はもちろん、そうした誘惑には乗らないで我が道を行く。さまざまな楽器のために編曲されているポンセの名曲「エストレリータ」のテンポの遅さといったらどうだ。ほとんどノー・リズムといってもいいほどの自由な間の取り方。ステディなビートに乗る快感はあえて犠牲にして、瞬間瞬間の美にかける独自の解釈だ。(松本泰樹)

メディア掲載レビューほか

クラシック・ギタリスト、大萩康司のセカンド・アルバム。ロハス「母に捧げるグアヒーラ」、ペルナンブーコ「グラウナ」他、全17曲を収録。 (C)RS

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 80.32 g
  • メーカー ‏ : ‎ ビクターエンタテインメント
  • EAN ‏ : ‎ 4988002419128
  • 時間 ‏ : ‎ 59 分
  • レーベル ‏ : ‎ ビクターエンタテインメント
  • ASIN ‏ : ‎ B00005MMMQ
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 13個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
13グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年5月8日に日本でレビュー済み
20年来の大ファンです。忘れもしません。
三軒茶屋のツタヤさんで、ヘッドフォンから流れてくる大萩さんのクラシックギターの音色に衝撃を受けました。

繊細なのに力強く、緻密なのに大胆。美しくも憂いを帯びた演奏は、生もサイコーですが、アルバムでいつでも聴くことができます。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年1月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
だいぶ前の作品だがまだ初々しさが残る感じで演奏の参考になる。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年9月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
技巧とかスピードとか難しいことはようわからんのですが、
指がゆっくりとしっかりと奏でる音色は、
とても安心感があります。身を任せられる。
エストレリータが好きで買いました。
2009年4月19日に日本でレビュー済み
ギター課題曲で、鐘の響きを弾くことことになり、音源を探していたらこのCDに出会った。当然、この曲は繰り返しきいたが、その内にこのCDのすごさがわかってきた。心の中にはいりこんでくるのである。1曲目から最後の曲まで、すべていいのである。押しつけるのでなく、自然にはいりこんでくる。歌心にあふれている。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年7月21日に日本でレビュー済み
 大萩康司さんは、速弾き・熱いパッション・豪快さ・超絶技巧…で弾くタイプじゃありません。でも、稚拙な技巧じゃないんです。ゆっくりとしたテンポの叙情的な曲ですが、安定した技巧で弾いているからこそ、リスナーも安心して聴いていられるんですから(スローバラードを歌うには圧倒的な歌唱力が必要なのと同じように)。

 アンドリュー・ワイエスの画集を読みながら聴きました。大萩さんとワイエスは相性が抜群に良く、静謐で何気ない日常の、しかし何処か非日常的で幻想的とさえいえる1シーンを、繊細に、叙情的に、表現力豊かに表現しているところが、大萩さんとワイエスが重なってて見える(聴こえる)程でした。

 帯に「ギターの希望を担う”音の詩人” 大萩康司(音楽評論家/濱田滋郎)」と書かれていましたが、その通りだと思います。
2004年1月23日に日本でレビュー済み
曲のテンポ:かなりゆったり
収録曲の時代区分:現代曲・近代曲
収録曲の傾向:ラテン曲に偏り
今のクラシックギターで若手で有名なのを3人挙げるとすれば村治・木村・大萩だろう。おそらく楽曲の色から大萩特に本アルバムは、木村大のアルバムと対極に位置すると思う。即ち、木村のアルバムはコユンババやサンバースト・リブラソナチネ或いはビラロボスのエチュード等力の限りテンポも人間の限界を超えるような超絶スピードで奏でる。それこそ体育会的ノリだ。勿論技術に裏打ちされているからだろう。対して、本アルバムは中南米をメインとして収録しており、知名度の高い曲は9・11・12位で後は一般には無知な曲ばかりだ。木村の挙げたような高速のフレーズを奏でるは皆無といってよい。しかし、スローテンポの曲が多い中、心がほっとするような情感が篭った曲が多いのも確か。表現力というのは技術力に裏打ちされているとも取る事が勿論できる。もっとも、彼も体育会の育ちだったらしいが、同じ体育会でも攻撃的な木村と対というのがおもしろい。
ゲーラからは直接この曲の演奏方法を伝授され、また全米デビューを果たし福田進一の秘蔵っ子という事を考えてもこれからの活躍が期待できる。
近年の若手のギタリストは好んで現代曲やラテン曲を多く取り入れる傾向があるが、本CDは特にその傾向が強く反映されている。埋もれた美しいバラード曲が多く夜に聞くにはぴったりだろう。癒し系の曲が多い。しかしながら、難曲といわれテレビでも実演された6などは大作で実に聴き応えがある。途中のチョッパー奏法などは斬新だ。私もこの曲にはトライしてみたが中々厳しい曲だ。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年2月28日に日本でレビュー済み
彼は全く新しいタイプのクラシック・ギタリストかもしれない。紡ぎ出される音がただ美しいというだけではなく、天上に届きそうな音なのだ。この様な音は私自身の経験では晩年のセゴビアの音源でしか聴いたことがない。かといって懐古主義ではなく、曲の解釈は斬新で聴き慣れた曲でも彼が弾くと全く新しい感覚を感じさせてくれるから不思議だ。このアルバムはパリの教会で録音したものだがよく聴くと鳥がギターと共に歌っているのも心地良い。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年6月27日に日本でレビュー済み
心を休めたい時、シエロを聴く。
何も考えず、ただ、彼の爪弾くギターに心を寄せる。
すると、まるで魔法のように心が満ち足りた気分になる。
爽やかな風が吹き抜けるかのような彼の音楽に浸る気分は最高だ。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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