義務教育を受けていたころ、お茶の間でみんなで見たNHKTVの「未来への遺産」(でしたっけ?)というドキュメンタリ―の、シンセを使ったエスニック?なサウンドトラックが気に入り、番組最後のクレジットで「音楽:マジカルパワーマコ」という名前を知りました。
義務教育終了後、名前に魅かれてレコード屋でポリドールマークを手にとったのですが買わず。結局買った(聞いた)のは、それからかなり後、1500円でCD化されてから。灰野氏の今と変わらない叫喚地獄ヴオイス(でも声が若い)にはニンマリでしたが、アルバムとしては「…」。でも続いて買った二枚目の福助は、遠い記憶の「未来への遺産」のサウンドトラックに近い感じで気に入りました。
本作もLP時代から店頭で見ていましたが、1500円CDでは買わず(聞かず)、今回初めて聞きました。
「一番ロック臭が濃い」とのレビューがあったので逆に敬遠してましたが、ビートルズのホワイトアルバム並みの振幅・広さ(ハードロック、フォーク、民族音楽、ミュージックコンクレートetc.)で、いろんな要素があり飽きません。
例によって技術的に“アブナイ”箇所もあります。が、なによりもこの唯一無二のオリジナリティー! 未聴の方はぜひ。