オリジナル音源は確か1991年の発売でした。どれも捨て曲が無く、名曲そろいでした。
このアルバムを最後に確かギターの本田毅さんが脱退してパーソンズは解散の危機を向かえ
、新しいギタリストを採用したりもしましたが、本田さんのあの七色のギターといわれる
エフェクターを多様した音色や独特の奏法を再現することは無理でした。
このアルバムは本田さんが最後の熱意をぶつけたと思われギターの音色や演奏は最高です。
作品自体も捨てる曲が1曲もありません。あの頃PERSONZは勢いがあったんですよね。
最近では、再び本田毅さんがサポートギタリストを努め、PERSONZは息を吹き返しましたが。
昨今のCDの売れない状況や、ダンスミュージックの流行などで、なかなか表舞台に立つことが
できなくなりました。まだ活動しているのと言われる人もいるくらいです。
知らない人が多いのではないかと。
音楽性や演奏力がここまで良いのに、何故売れないのか。最近の流行からはずれているから
でしょう。ジャパニーズロックは衰退しましたから。
このアルバムは格安であった上に紙ジャケです。新品でした。またリマスタリングを2008年に
しており、音は過去のどのベストアルバムやオリジナルよりも、音質、音量とともに現代の
CDと遜色なくなりました。リマスタリングをするとここまで違うのかというくらい、
音質も、特に音量が最近のCDと同じように大きめになっています。
80年代や90年代のCDは音量が小さめでしたからね。この値段なら買いなのではないでしょうか?
この音ってギター?っていうフレーズがいくつも出てきますし、どんだけギター重ねてるんだって
くらい重ねています。
本田毅さんはギターの音色が独特で特に速弾きするような人でもないけれど、フレーズやバッキングに
独特の個性があり、エフェクター(ZOOM)で何人もギタリストが弾いているかのような分厚い音を出しています。