単なるベスト盤というよりは、新しい魅力を加えた、違った印象で聴ける「コアーズ・アルバム」。
ベスト盤的選曲+未発表曲。オリジナルの曲でも、そのまま盤におとすのではなくて、
リマスターに近い雰囲気で整音している(ように聞こえる)のはファンとしてうれしい。
未発表曲のクオリティは高く、全体の中に馴染みながら、新味をだしてくれている。
時として、新曲がベスト盤の雰囲気を壊してしまう場合があるから(C・ローパーとか)、これはうれしいおくりもの。
T1 未発表曲。ポップに気持ちよくまとまっている。
T2 リミックスだが、オリジナルやライブの方がいい。と最初思ったけど、聴きなれると、これもわるくない。
T3 説明不要の名曲。前の曲がやや電気的処理がなされたリミックスだから、自然な感じがよけいしみてくる。
T4 オリジナルよりも楽器の分離、ドラムスの際だちがよく、自然な感じ。
T5 アルバムにもアコースティック・ヴァージョンが収められていたが、こちらはアンプラグド・ライブ版。
T6 名曲のリミックス版。素直なオリジナルヴァージョンもいい。
T14 オリジナルもいいけれど、コーラス始まりのリミックスもいい。
T15 アンプラグド・ライブを締めくくっていた名カヴァー。
彼女たちのカヴァーは、ジミヘンの「Little Wing」、FWMの「Dreams」もそうだけど、抜群。
T17 問答無用の名曲。小細工なしのオリジナル。聴いていると改めて嬉しくなる。
T18 アコギのストロークとともに歌い出す、フォーキーさが魅力の曲。サビは切なくもりあがる。
T19 日本盤収録のボーナストラック。
「Haste to the wedding」を思わせるヴァイオリンの音で始まり、「Breathless」的なコーラス・サビがあるポップチューン。
曲数も多いし、そのバランスもよくて、毎日聴いても聴き飽きない名盤に仕上がってます。
*日本盤には全曲歌詞・対訳付き。