アート・オブ・ヴァイオリン [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | オムニバス(クラシック) |
言語 | 英語, フランス語 |
稼働時間 | 1 時間 53 分 |
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曲目リスト
1 | イントロダクション |
2 | オープニング・シーン |
3 | パガニーニ(1782-1840) |
4 | ヨーゼフ・シゲティ(1892-1973 |
5 | ミッシャ・エルマン(1891-1967) |
6 | ヤシャ・ハイフェッツ(1901-1987) |
7 | ナタン・ミルシテイン(1904-1993) |
8 | ジノ・フランチェスカッティ(1902-1991) |
9 | 神童たち |
10 | ウジェーヌ・イザイ(1838-1931) |
11 | ジョルジュ・エネスコ(1881-1955) |
12 | フリッツ・クライスラー(1875-1962) |
13 | ジネット・ヌヴー(1919-1949) |
14 | ジャック・ティボー(1880-1953) |
15 | アイザック・スターン(1920-) |
16 | 神話的響き:ストラディヴァリウス&グァルネリウス |
17 | ヘンリク・シェリング(1918-1988) |
18 | 演奏スタイル |
19 | ダヴィッド・オイストラフ(1908-1974) |
20 | ユーディ・メニューイン(1916-1999) |
商品の説明
Amazonより
20世紀のもっとも偉大なヴァイオリニストを扱ったブリュノ・モンサンジョン監督のドキュメンタリー映画『アート・オブ・ヴァイオリン』は、あら捜しの余地がまったくない。ついでながら、類似の内容の『アート・オブ・ピアノ』や『アート・オブ・シンギング』についても同じことがいえるので、何人かのすばらしい歴史的な演奏家に関する個人的な視聴覚資料を集めるのには格好の時期である。労を惜しまずに集められたフィルム資料(ここでは少なくとも20人の著名なソリストが大きく取り上げられている)によってボリュームが増したが、それはもちろんヴァイオリンのテクニックを観察する際に格別の価値があるし、細部を愛するという点でここに示されたアプローチの多様性は、それ自体、果てしない比較対照の動機なのである。映画は演奏の資料的な映像―その大半は存在するとは夢にも思われなかったものだ―とインタビューおよびドキュメンタリー解説がない混ぜになっている。しかしながら、モンサンジョンはこの企画を博物館ものに変えることをしないで、パールマンや、賢明にもヒラリー・ハーンといった現代の人間の証言も収めている。といっても、この映画が現代の演奏家やこの分野の愛好家の誰にとっても大いに意義があることをけっして疑ったわけではないが。絶対必見である。(Roger Thomas、Amazon.co.uk)
レビュー
監督・脚本: ブリュノ・モンサンジョン
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, フランス語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4943674960811
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 1 時間 53 分
- 発売日 : 2001/9/27
- 出演 : オムニバス(クラシック)
- 字幕: : 英語, スペイン語, フランス語, 日本語
- 言語 : 英語 (Mono), フランス語 (Mono)
- 販売元 : ワーナーミュージック・ジャパン
- ASIN : B00005NO9I
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 76,473位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 55位室内楽・器楽曲DVD
- - 1,332位ホビー・実用 (DVD)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ハイフェッツ、エルマン、シゲティ、ミルシテイン、フランチェスカッティ、スターン、ティボー、コーガン、オイストラフ、シェリング、メニューイン・・・・・・。彼ら、それぞれの色と個性を持ったヴァイオリン界の巨匠、名匠たちの綺羅星の如き演奏を、その演奏風景とともに見ていく幸せ。本当に素晴らしかった。
なかでも、ロシアが生んだ巨星ダヴィッド・オイストラフの演奏には圧倒されましたね。ショスタコーヴィチの『ヴァイオリン協奏曲第1番』の、大変な集中力と深みをはらんだカデンツァに、「こんなにすげぇヴァイオリニストだったんだ!」と。心から感動しました。オイストラフとメニューインのふたりが並んで弾く、バッハの『2つのヴァイオリンのための協奏曲』も素敵だったなあ。
それぞれの映像の合間に差し挟まれるコメントは、彼ら自身、優れたヴァイオリニストであるイツァーク・パールマン、イヴリー・ギトリス、イダ・ヘンデル、ヒラリー・ハーンといった面々。ヴァイオリニストとして立場を同じくするだけあって、そのコメントは、さすがに慧眼、「なるほど」と思わせるもの。歴史的映像のアクセントとして、ちっとも邪魔にならないばかりか、名ヴァイオリニストたちのスタイルの違いを知る上で参考になりました。
それと、日本語字幕の訳(関口暁子)が的確で、よかったですね。頭にすっと入ってくるこなれた日本語の文章が、好ましかったです。
バイオリニストの歴史が紐解かれる。
貴重な映像とともに本物の音楽とは
本物のバイオリニストとはということを
考えさせられる一品。
ヴァイオリン好きには堪えられない逸品。
イヴリー・ギトリスがメニューイン評して
“He was an angel came down on earth.”であると言います。
そして「ハイフェッツは神だがメニューインは天使だ」。
地上に舞い降りたエンジェルに相応しい場所でひとりヴァイオリンを
奏でるメニューイン。メニューイン渾身のシャコンヌが本当に素晴らしい。
続いて、エンド・クレジットに流れるメニューインが奏でる
モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第三番の第二楽章。
美しさに泣けてきます。
具体的個所を全部あげるのはあまりにめんどくさいので、とくにまったく違ったことを言っている個所をいくつか指摘してみます。
シデティーの演奏についてパールマンが解説している部分
「昔は弓をいちいち前後に動かしました」「流行遅れの運弓法です」
パールマンは左手のシフティングについて話していますが、日本語訳は何故か弓(右手)となっています。ご丁寧に「運弓法」などと、まったく言ってもいないことを勝手に「日本語訳」しています。
ハイフェツの演奏についてヒラリー・ハーンが解説している部分
「特にハイフェツの音はクリアで音符が一音ずつはっきり聴き取れます。完璧じゃありません。良く聴くと時々音符が抜けています。勢いよくすっ飛ばした感じ。なのに完成されています」
この「日本語訳」だと、どう読んでも、ハイフェツが音符をすっ飛ばしているのだと思いますよね。でも、実際はまったく違います。この部分でハーンが言わんとしていることは、
(早いパッセージなど)一見凄いと思える演奏も、よく聴いてみると、音が抜けていたり、すっ飛ばしたりしているという演奏家がいますが、ハイフェツはどんなに早いパッセージでも一音一音すべての音をくっきりと、完璧に演奏しています」
とまあ、こういった感じで、トンチンカンな事や、まったく逆の事を言っている「日本語訳」には呆れるばかりです。
せっかくの素晴らしいDVDなのですから、日本語訳も、予算をけちって素人などに頼まず、ちゃんとプロを使って、しっかりした物を作ってもらいたいです。
私はクラシックは好きですが、ヴァイオリンの弾き方などは全く分からない素人です。けれども十分楽しめました。
「ヴァイオリンの名手たち」といった演奏家紹介本に必ず出てくる人たちの映像が沢山詰まっています。2時間にまとめられているので曲はぶつ切りで、演奏をじっくり楽しむことは出来ませんがその分色々な演奏家の音色を聞き比べられます。
第1部で面白かったのは、9人のメンデルスゾーンの協奏曲をつないでいる部分。(オイストラフ、スターン、フェラス、クライスラー、ミルシテイン、グリュミオー、ハイフェッツ、エルマン)それぞれの音色の違いが良く分かります。
第2部ではなんといってもヌヴーの映像です。ショーソンの詩曲の演奏部分、1分ほどの映像なのですが指揮者を見るヌヴーのまなざしの強さに感服しました。こんなまなざしであのブラームスとかも弾いていたのか・・・と。
そのほかに、オイストラフのフランクのソナタ、ショスタコーヴィチ協奏曲カデンツァやメニューインのシャコンヌなど、個人的に嬉しい映像もありました。