sigur rosの曲は感傷的な時に聴くと不思議なくらい染み渡ってきます。
ゆっくり深いところに墜ちていく感覚を覚えます。
そして、リラックスした状態になってゆくのです。
アンビエント効果が相当優れています。
秋~冬にかけて聴くと最高ですね。
この辺りの時期に聴くと何とも良い空気感が生まれます。
心地よい憂鬱と浮遊感漂う曲調
全く新しいポスト・ロックの姿がここにあります。
というか、これは新しい音楽のスタイルといっても過言ではないでしょう。
唯一無二の音世界は聴く人を皆、幻想的に包み込むと思います。
特に『ný batterí』には感嘆いたしました!
甘美な金管楽器の音色、8ビートで掻き鳴らすシンバル
心地よく繰り返されるベースライン
温かみのあるオルガン
シンプルでどこまでも奥行きを感じるサウンド――
もう強烈なパンチを受けた感覚でした。
本作はシューゲイザー、ミニマル、アンビエント――
ジャンルで言い表せない程の要素が詰まっています。
透明感のあるテルミンのように響き渡るボーカル
徐々に壮大さを増していく音楽性に圧巻とさせられます。
異次元音楽の最高峰です。
こんなにも偉大なアーティストはもう出てこないでしょう。