関ヶ原 [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | 三浦友和, 杉村春子, 加藤剛, 松坂慶子, 三船敏郎, 宇野重吉, 三國連太郎, 森繁久弥, 司馬遼太郎, 芦田伸介, 高橋幸治, 国広富之 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 7 時間 |
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商品の説明
商品紹介
【収録内容】
《Disc: 1》 「夢のまた夢」
《Disc: 2》 「さらば友よ」
《Disc: 3》 「男たちの祭り」
【特典映像】
司馬遼太郎・森繁久彌・加藤剛が語る 『関ヶ原の背景』 (Disc: 1、2に収録)
《放送日》 1981年(単発ドラマ)
《出演》 加藤剛 森繁久弥 三國連太郎 三船敏郎 三田佳子 松坂慶子 藤岡弘
《脚本》 早坂暁
《原作》 司馬遼太郎
《最高視聴率》 18.4%
Amazonより
司馬遼太郎の同名原作をオールスターキャストでドラマ化した、関ヶ原を描いたドラマの決定版とも言うべき名作大型時代劇。病没した豊臣秀吉(宇野重吉)の遺志を一途な思いで引き継ごうとする五奉行の一人・石田三成(加藤剛)と、その機に乗じて天下取りをもくろむ徳川家康(森繁久弥)との息詰まる攻防が、利に走り、裏切りに終始した関ヶ原の合戦という一つの戦に収斂していく様とともにスケール盛大に描かれている。
何にもまして特筆すべきは、名優ぞろいの豪華出演陣だ。もはや伝説となった多くの役者たちが適材適所の役を演じたことによって、この戦国絵巻はいっそうの重厚さを獲得している。中でも、いかなる時にも義の人であり続けた石田光成を熱演する加藤剛がうってつけのはまり役。理想のあり方を追い求めるがゆえに誰からも受け入れられない孤高が、光成のイメージ通りだ。クライマックスの関ヶ原の合戦の再現は、エキストラ3500人、馬500頭を動員したスペクタクル。まさに労作と呼ぶにふさわしい作品である。(麻生結一)
レビュー
原作: 司馬遼太郎 演出: 鴨下信一/高橋一郎/大山勝美 脚本: 早坂暁 出演: 森繁久弥/三國連太郎/芦田伸介/藤岡弘/竹脇無我/丹波哲郎/加藤剛/三浦友和/国広富之/高橋幸治/細川俊之/川津祐介/三船敏郎/杉村春子/松坂慶子/沢村貞子/京塚昌子/古手川祐子/木の実ナナ/栗原小巻/三田佳子/宇野重吉/田中健/大滝秀治/笠智衆
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 14 x 12.5 x 2.5 cm; 149.69 g
- EAN : 4988003942656
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 7 時間
- 発売日 : 2001/10/30
- 出演 : 森繁久弥, 三國連太郎, 芦田伸介, 加藤剛, 三浦友和
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : キングレコード
- ASIN : B00005OO0A
- ディスク枚数 : 3
- Amazon 売れ筋ランキング: - 92,784位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 5,458位日本のTVドラマ
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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豊臣秀吉が病没して、後継者の豊臣秀頼は僅か5歳の幼子であった。
豊臣政権の№2であった五大老筆頭・徳川家康は天下取りの野望を徐々に顕にするが、五奉行のひとり・石田三成は反徳川の連合軍を率いて家康を打倒せんと画策する!両雄激突までの1年間を描く。
ディスク3枚の入れ替えを挟んでこれほどまでに濃密に関ヶ原の戦いへ至るドラマを描いた作品は現代に至るまで他に無い。よってこれが決定版と考えて良かろう。豪華キャストの競演も見逃せない。
秀吉の死後に政権がまず最優先で行わねばならなかったのは朝鮮に出兵していた兵士たちの撤退作業である。
秀吉の無謀ともいえる野望の為に20万人を超える将兵たちが朝鮮へ渡海し、補給もままならない7年にも渡る戦いに明け暮れた。
その戦場に立って戦っていたのが本国から補給線を担っていた石田三成と対立する加藤清正・福島正則等の武断派の武将たち。彼等は本国の石田三成が前線の将たちを讒言で陥れたと思い込んで三成への憎悪を募らせていた。
この豊臣政権の武将たち、所謂「文治派」と「武断派」との対立を秀吉生前に解決できなかったことが、秀吉の死後に問題として噴出することとなり、それを天下取りを狙う徳川家康に利用されることになる。
老獪な家康は表面的には豊臣家の忠臣を装いながらも徐々に大名間の勝手な婚姻を進めるなど手を打っていった。
三成は何とかして家康の動きを封じたいのだが、五大老の№2である前田利家が病没すると武断派の武将たちの抑えがきかなくなり、三成を襲撃しようとする動きが露になる。窮地に陥った三成が逃げ込んだのは何と徳川家康邸。
もし、三成が死んでしまえば豊臣家の騒乱は収まり家康の天下取りのチャンスは潰えてしまう。
家康は諸将を宥めつつ、三成を居城の佐和山に送り届けるが、五奉行の職を解かれて隠居されてしまう。
三成の参謀である島左近は序盤から三成の手足となり徳川を討つために精力的に動くのだが、家康に助けられた直後に三成に「今、家康は油断しているので家康の屋敷を攻めれば苦も無く討ち取れる」と進言した。
が、三成はそんな卑怯な手で家康を討っても世間から後ろ指さされるのが怖いと言って行動に出ない。
左近は三成の優柔不断を嘆きつつ、「三成では秀頼を擁して天下を治めていくことは不可能だ」と感じただろう。
しかし、諸国を浪人していたところを5万石の俸禄で家臣に迎えてくれた三成への恩義を捨てることは出来なかった。
左近もまた石田三成に殉じて死を選んだ人物だった。
三成隠居後に益々専横を極める家康は加賀の前田家を始めとする諸大名を恫喝して自身に従わせる。
五大老の一人である会津の上杉景勝は三成と気脈を通じており、反徳川の兵を挙げる手筈を整えて領国内に城や砦を築いて浪人たちを集めていた。それは家康の耳にも入り、会津討伐の兵を挙げることになる。
三成は家康の留守の大坂で反徳川の兵を挙げて会津の上杉と家康を挟み撃ちにしようとしていた。
かくて天下分け目の関が原への道が一直線に開かれたのだ。
この物語は前面に立つ男たちの行動の裏側でそれを支える「女たちの戦い」も丁寧に描いている特徴があります。
故・豊臣秀吉正室の北政所は子供を産むことが出来ず、秀吉死後に出家して大坂城を退去するが、秀頼を産んだ淀の方とは対立していた。家臣たちも武断派は北政所寄り・文治派は淀の方寄りで分かれていた。
言わば「正室と側室の対立の代理戦争が家臣たちにも及んでいた」ということだろう。
また、秀吉によってキリスト教が禁教となり、宣教師たちが殺されても尚、キリスト教を地下で信仰しようとする者たちが庶民を中心として広がっており、それが大名の妻子などの武士階級にまで広がっていたことも描いている。
様々な人の想いを呑み込んで関ヶ原で東西両軍は激突するのだ。
多くの人の運命を呑み込んで現代社会はその上に成り立っている。
評価は当然に五つ星しかあるまい。全歴史ファン必見である。
左近が隠居する迄の事情や三成との出会い。関ヶ原合戦時の上杉と結城や伊達、最上。敗戦時の上杉撤退戦。九州の加藤清正等々。尺が足りなすぎるのが残念です。
迷った挙句やっと買いました。海外在住のため、送料・手数料高くつくんです。
迷っている間(1年以上)に、レビューはいよいよ増え、しかも絶賛の嵐・・・・・
期待はますます高まり完璧に仕上がった完全作品なのだろう、とついに買ったわけです。
つまり、私のつけた星の数は、過剰期待の中でつけられた得点とご容赦下さい。
皆さんの高得点の中で星3つはちょっと付け辛かったです。
多分、関が原に至る戦国時代最後の大駆け引きを前哨戦の部分で評価するとしたら星4つです。
ですが「完璧」を期待していた私の目には、日本最大の内戦である関が原の戦いのダイナミック
さが描ききれていない(昨今のNHKの大河よりは良いでしょうが)と写りました。負傷者・
死人ひとりころがっていない戦いなんて迫力がないですよ。
また、クリスチャン(田中健、松坂慶子)を一般市民代表として登場させた意義とは?
俳優陣は豪華ですね。
今まで色々観た「豊臣秀吉」の中で始めて納得の秀吉(宇野重吉)、最後に全てをさらうにふさ
わしい雰囲気の森繁久弥。不満な点は2つ。配役のミスマッチ1つ。HHKの真田太平記の印象
が濃いせいか、丹波哲郎には福島正則よりもっと頭脳プレーヤーの役所が良かったな、と。また、
緒方挙が出演していなくて残念。俳優のカタログのような豪華な配役なので、緒方挙にもその一
翼を担って欲しかったと思います。
英雄製造作家、司馬遼太郎原作。石田三成の長所と大義名文を描いて、それを加藤剛が爽やかに
演じています。平将門といい、この俳優さんは敗者・嫌われ者救済をやらせたら右に出る俳優は
いないのではないでしょうか。平将門、石田三成には、共通点が幾つかあり、共に歴史上有名で
忌み嫌われてきました。ファンではないのですが、加藤剛の清廉さが余韻を引く仕立てです。
もう2時間長くても良かったですね・・・せめてあと1時間・・・・この時代は個性豊かな曲者・
ツワモノが多く面白いので、入れて欲しい題材が盛り沢山。もう少し長いと良かったかもしれません。
それと、後半になって、早坂暁の脚本・・・少しだれているかな、と思いました。この方は
人間をよく理解している方だと思います。こういう脚本を書ける方って今いないですよね・・
『左近殿…死期をなぜ知りたい?』
『乱が起こります』
『乱⁉』(カン高い声で)
『太閤殿下の死を待って、乱を起こそうとしてる者は?』
『江戸、内大臣徳川家康!』
このシーンを観た瞬間、鳥肌ゾクゾク、ソッコーでアマゾンに注文しました‼
森繁さん、加藤さん、全ての俳優さんが、鼻血が出るほどの、しびれる演技をしています。
私は、本当に鼻血が出ました…。
涙も出ました。
日本人の美徳に『義理』がありますが、石田三成が最初だったのでは?と思ってしまいます。
とにかく、歴史ファン、時代劇ファンには絶対おすすめです‼