主人公が九龍城に風水を起こすのが目的の移動型アドベンチャーゲームです。
舞台は中国返還直前の香港、フラグを立て、右往左往して風水を駆使して、
ストーリーを進めいてくという感じでした。美麗なコンピューターグラフィック、風水と
いう一種の超能力見たいな術、そしてそこに巣くう一癖ありそうな何か
暗い影をを持った人々。独特のアイデアでした。
でも世界観がちょっと馴染みがあまりなかったし、敷居も少し高かった
ような、そんな感じがしました。香港とか、風水とか、九龍城とか。で
もその退廃的な空気感、混沌とした色彩感覚は正にアジアゴシックと呼ばれる
に相応しい作品ではないかと思います。
特にこの陰鬱な世界に存在する2種類のダンジョン、メインであるJPEGダンジョン
と3D視点視点のダンジョンとなるリアルタイムダンジョン。この2つの空間で構成され
た謎の世界観がとてもリアルで、香港の裏路地の世界見たいな感じが上手く
表現されていたと思います。さらに随所に盛り込まれた美しいCGムービー
が、一層雰囲気を盛り上げてくれることまちがいなし。
それとこの作品の場合、謎解きとか入り組んだダンジョンとか結構苦労しま
したけど、漢字の読み方が難しかったですよね。鬼律とか、小黒とか全く
読めなかったです。そのほかにもたくさんありました。
でもこのポスト・サイバーパンクの世界観が好きな人にはたまらない作品だったで
しょうね。ちょっとクセのあるゲームだから好みが分かれると思いますが。
自分の場合はどっぷりとこの陰鬱な世界観にハマリこみました。