ファイナルファンタジーⅩの代名詞とも言える有名な「ザナルカンドにて」。
クリアまでプレイされた方には分かりますが、
ファイナルファンタジーⅩの代名詞とも言える曲は、「ザナルカンドにて」だけではないのです。
2001年7月19日当時、PS2で初めてのファイナルファンタジーとして発売され、
誰もがその圧巻の映像美と、リアルなキャラモデリングに惚れ込んで息を飲んだのでした。
そして更に「極めつけの追い打ちをかけたビッグインパクト」があったのです。
ファイナルファンタジー初のヘヴィメタル「Otherworld」。
数あるうちから１つの形にまとめたものとして、☆５のレビューは上記までです。
以下からは、掲題のとおり表裏として記載するのであれば、裏レビューとなります。☆？
現在ではFF10の続編がいくつか出ており、その評価としてよく見かけるのが、
FF10とFF10-2でシナリオを担当した野島一成氏の書き下ろしによるエピソードが、
オリジナルキャストと新キャラクターのボイスにより約30分にも及ぶドラマとなって収録、
というHDリマスター版の「アフターエピソードに裏切られた」というレビュー。
2001年にまた戻しますが、
この作品をプレイしていて、何も感じなかったわけではありませんでした。
他の人の評価、レビューを見ますが、特に同じようなレビューは見当たらない。
作品のシナリオは、
みんなが情報を秘匿して、むっつりと雁字搦めで進んでいくサウナのような旅路、
その中で涼し気なイメージの主人公ティーダが活躍する物語は爽やかな救世主でとても面白かった。
が、特筆して、
終盤になってシナリオ演出で信じていたものが崩れて、ここからどうなるの？というところ、
重要なメインストーリーで以下の「ような」やりとりがあり、
プレーヤーが信じていたものまでもが、がらがらと崩れたような感覚でした。
・３人：（飛空艇で検討中）
・リュック：「祈りの歌でアイツ釣ってそっから不意打ちやっちゃおうよ！」
・ルールー：「それ名案！それならきっとうまくいくかも。その人って祈りの歌好きなんだよね。」
・ワッカ：「そりゃぁ汚ぇやり口かもしれねぇけどよぉ。他に手立てがねぇんだよなぁ。」
・３人：「で、こんなのどうどう？ティーダ？」
・ティーダ：「おお！それイイねぇ！うんイイ！それで行こうよ。大絶賛↑↑↑。」
これは酷い。
この１点はシナリオで特に強い綻びとなっている気がします。
私は「この時点で裏切られ」ました。言うなれば2001年に。それは若き日のアーロンのごとく。
スーパーで聞いたことのある閉店の音楽。蛍の光。
「ザナルカンドにて」を聞くと「あぁ、閉店なんだな」と感じます。
同時にとても儚げに寂し気に綺麗でよく出来たサウンドだなとも感じます。
物語はここで終わってくれたほうが、はっきりと良かったです。
「お父さんは犬」と言って、白い犬が口パクで活躍するＣＭが思い出されました。
召喚 獣。お父さんは…、ヘビィメタルの吠えるようなサウンドに新鮮な感動と複雑なものを感じました。
ブッ壊れた獣の「Otherworld」。
上記の飛空艇でのやりとりこそ、真にブッ壊れた「アザーワールド」でした。
そこで曲が流れて欲しかった。
色々とあります。
作中のとある祈り子が語った「なぜ、私たちは忘れていたのだろう」という一文に救われました。
また「ともに駆け抜けよう」という言葉にも。
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イメージ付きのレビュー
ゲームそっちのけのムービーの連続
主人公のファッションが嫌いだったんで今までやりませんでしたが、他に買うゲームもなかったんで買ってみました。まあ、当時のPlayStation2最高の超大作なのは間違いありません。ただ、ゲームとしてはいつになったらゲームが始まるんだ？とか、ムービーから解放されて自由になるのもつかの間、ムービーの連続みたいなゲームでその合間に少し動かすとか、バトルやるとかヤキモキするゲームです。ゲームをしているというか、ただやらされてる感じが強いですね。ストーリーもまったく意味不明でプレイヤーを置き去りにして進行していきます。レベルはなく、スフィア盤という成長システムでキャラを強化していきます。まだ全体からすると最初のほうですが、スクウェアのゲームにしてはかなり簡単ですね。これは良いと思います。もう難しいゲームはウンザリです。CGムービーはそうとう綺麗ですが、雑なグラフィックのムービーを使うことも多く中途半端な印象で品質にバラツキがありますね。読み込み等は早いです。基本的にサクサクしてはいます。主人公のファッションを見てもわかるとおり、当時の一般の若者に合わせた、というか若者にかなり媚びた作品というのがわかります。ドラマみたいな主人公の等身大の心の語りとかありますが、それでかなり軽いノリの物語だとわかります。それまでのゲーム＝オタクというイメージを拭いたかったのでしょうか？アイテムやアビリティが無いと詰むゲームです。しっかり準備してプレイしましょう。
