で、やはり、このアルバムの目玉は、"End of the Road" BOYZ II MENの名前を世界中に知らしめた、超名バラードで、 「全米13週連続・1位」を獲得し、当時のビルボード誌の記録を塗り変えました。
他にも、美しさが際立つ "Please Don't Go", かなり哀愁な "Lonely Heart", デビュー曲 "Motownphilly", G.C. Cameronのカバー "It's So Hard to Say Goodbye to Yesterday", ハートウォーミングなFIVE SAINTSのカバー "In the Still of the Night" 。。。などなど、イイ曲だらけな1枚です。
「BOYZ II MENファン」「BOYZ II MEN初心者」ともに、オススメです。 特に、リアルタイム世代には、かなり懐かしいと思います。 (中古盤・激安ですが、名盤です。。。懐かしい人、聴いたことがない人は、気軽に試してみては?)
(参考) このアルバムは、もともと「アルバム本編・10曲」ですが、「15曲」「16曲」「17曲」「2枚組」etc、いろいろあります。 "End of the Road", "In the Still of the Night"あたりが、ネックになると思うので、気をつけてください。 なお、「10曲」は、"End of the Road"ナシ、 「17曲」は、1曲目が"End of the Road"のスペイン語バージョンになります。(なぜゆえに!?)
Hip-Hopが台頭し,New Jack Swingやグラウンド・ビートがシーンを席巻した'80年代後半から'90年代序盤は,ヴォーカル・グループにとって不遇の時代であった。そんな中,後のヴォーカル・グループ・ブームのきっかけとなる2つのグループがデビューする。1つはJODECI。そしてもう1つが,このBoyZ Ⅱ Menである。彼らはフィラルディア出身のグループで,New Editonのマイケル・ビヴンズに売り込みをかけ,彼が主宰するビヴ・エンターテイメントと契約を結んで本作でデビューした。 ただ,このアルバムは,タイトルに「+6」とあるように,エディ・マーフィー主演の映画「ブーメラン」のサントラ盤に収録され,大ヒットした名バラード「End Of The Road」などをデビュー・アルバムに追加した企画盤で,デビュー作とは少し趣が変わっている。 彼らの代表作である「End Of The Road」が傑作であることは言うまでもないが,もともとのデビュー作に収録されていた曲の中にも秀作が多い。決定打は,抜群のコール&レスポンスに分厚いコーラスと,ストリート・サウンドに負けず劣らず,縦横無尽に駆け巡るヴォーカルが印象的な「Motownphilly」と,G.C.キャメロン(スピナーズ)の原曲をア・カペラで切なく歌い上げたバラード「It's So Hard To Say Goodbye To Yesterday」。この他にTroopが歌いそうなジャジーな「Little Things」とか,哀感たっぷりの「Lonely Heart」などがお勧め。駄曲は1曲もないと言ってもいいだろう。JODECIのデビュー作と並んで,ヴォーカル・グループ復権を決定付けたエポック・メイキングなアルバム。