二十歳そこそこの時に、気乗りはしなかったが子供アニメが好きな彼女と観に行った映画。
当時は「アニメなんて(大人が観るものじゃない)」という風潮がまだ強い頃で、高畑勲なんて世間もそうは知らなかった。
せっかくカネ払って観るんだしと、つまらないと思いながらも眠らずに全てを無理して観たが(笑)、やはり観終わっても面白いとは全く思わなかった。
ただ、ラストの都はるみの(原曲 ベット・ミドラー)の「ローズ」という曲だけは記憶に残った。
その後、一緒に観に行った彼女との別れがあり、たまたまTVでやっていたこの映画を観ると、最後のシーンの曲「ローズ」で泣けた。
ストーリーとしては、観るのが2回目でも面白いとは感じず、またそれから何年かしてTVで観て、やっと良さが少し解った。
それからまたTVで何気に観てさらに深く良さが解り、DVDで借りてまでも観てみた。
ストーリーなど深く考えて観るものでは無く
、ただただ1つの単純な物語として観て、一部分でも自分と重なるシーンがあればそれで良く、あとは田舎の風情や寝台列車の雰囲気など、好きに流れで感じれば良い。
他の映画もそうだが、細々とした理屈で(このシーンはおかしいとかの理屈を言って)観るものじゃない。
何度か観てみると、淡々としたストーリーの面白さが解る。
エンディングも清々しく楽しく、観て心が洗われた気持ちになる。
挿入歌「ローズ」を何かの拍子に聴くと、この映画と当時の彼女を思い出し胸が痛くなる。
自分にとっては、純粋だった若い頃の気持ちを思い出させるとてもいい映画だ。
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おもひでぽろぽろ [DVD]
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フォーマット | ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 今井美樹, 高畑勲, 柳葉敏郎 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 59 分 |
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商品の説明
商品紹介
ジブリがいっぱいCOLLECTION
『おもひでぽろぽろ』
<ストーリー>
現在の自分に漠然とした物足りなさを感じている27歳のOL岡島タエ子は、休暇を取って姉の夫の実家がある山形へ出掛ける。東京育ちのタエ子は、小さな頃から田舎のある生活に憧れていたのだ。旅の途中で、彼女はふと小学5年生の自分を思い出してしまう。一度蘇った思い出はタエ子から離れていかなかった。小学5年生、それは女の子が一つ階段を昇って成長するためのさなぎの季節なのかもしれない。いくつも思い出が浮かんでくるのは、自分に再びさなぎの季節が巡ってきたのだろうか。もう一度、自分を見つめ直す時なのかもしれないと、タエ子は思いをはせていく。山形駅に着いたタエ子を待っていたのは、新しい農業に意欲を燃やしている青年、トシオとの出会いだった。紅花摘みに田んぼの草取り、リンゴの袋がけ。トシオの案内でタエ子は田舎の気分を満喫する。自然と調和しながら生きている農家の人々の姿に、地に足の着いた生活の魅力を発見するのだった。そして、東京へ帰る日の前夜、おばあちゃんから、思いもかけない話題が出る。
<映像特典>
●絵コンテ
●予告編集
●「Making of おもひでぽろぽろ」
レビュー
プロデューサー: 宮崎駿 監督: 高畑勲 原作: 岡本螢 声の出演: 今井美樹/柳葉敏郎
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 81.65 g
- EAN : 4959241980243
- 監督 : 高畑勲
- メディア形式 : ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 59 分
- 発売日 : 2003/3/7
- 出演 : 今井美樹, 柳葉敏郎
- 字幕: : 日本語, 英語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- ASIN : B00005R5J5
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 61,981位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 2,563位キッズアニメ・映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年2月7日に日本でレビュー済み
2015年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たまに見たくなるのですがなかなかミル時間がなくて見れていないですね。
2016年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
綺麗でした。子供がとても喜びました。ありがとうございました。
2015年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
じわりじわりと心に響いてくる。
初めて観たのは小学生の頃だった。回数を重ねるごとに、わからなかったことが段々とわかるようになってきた。
どんな説明をするよりも一度観られる方が何倍もいい。
私は大好きです。
初めて観たのは小学生の頃だった。回数を重ねるごとに、わからなかったことが段々とわかるようになってきた。
どんな説明をするよりも一度観られる方が何倍もいい。
私は大好きです。
2014年6月23日に日本でレビュー済み
簡単に言えば戦後ゆとり的な『自分探し』の話。自民党が関税障壁によって日本の農業を守っていなければ本作のテーマは成立しないことが分かる。もちろん一律に教育を施す学校群制度の下に描かれるノスタルジーも。
宮崎駿は一見共産主義的に見えてその実戦後自民党的な自由主義保守派寄りという気がしないでもない。要するに金儲けを肯定する。一方で国益を考える訳でもなくただ社会主義的に権力維持のためにカネを分配するという親方日の丸体質である。
本作はプロデューサーが宮崎駿で監督が高畑勲というよく分からない構図となっている。高畑勲はともかく宮崎駿がプロデューサーとは謎だ。日テレか徳間書店あたりから乗せられたか。
それにしてもアニメーターがプロデューサーを請け負うとは軽挙妄動にも程があるのではないか。
嗅覚に優れた人間が臭気判定士をやるのは分かる。味覚に優れた人間がソムリエをやるのも分かる。手や足の綺麗な人間がパーツモデルをやるのも分かる。
これらはそれぞれ特殊な世界で特殊な理解と感性と努力が必要なのも分かる。しかしそれは一般人には関係ない話だし理解できる必要もない。
『特殊な世界=高尚な世界』ではないからである。同時に『能力者=人格者』である必要もない。
宮崎駿にプロデューサーや監督の才能があればやっても何ら問題はない。しかし彼はただの戦闘機オタクの絵描きに過ぎない『職人』であるからプロデューサーや監督業は荷が重すぎるだろう。
彼にプロデューサーに必要な先見性や監督業に必要な調整力や折衝力もあるとは思えない。それは『職人』である宮崎駿自身が一番理解しているはずなのに中途に首を突っ込んでいる。これでは絵描きとしてのプロ意識を疑われても仕方ない。
宮崎駿は一見共産主義的に見えてその実戦後自民党的な自由主義保守派寄りという気がしないでもない。要するに金儲けを肯定する。一方で国益を考える訳でもなくただ社会主義的に権力維持のためにカネを分配するという親方日の丸体質である。
本作はプロデューサーが宮崎駿で監督が高畑勲というよく分からない構図となっている。高畑勲はともかく宮崎駿がプロデューサーとは謎だ。日テレか徳間書店あたりから乗せられたか。
それにしてもアニメーターがプロデューサーを請け負うとは軽挙妄動にも程があるのではないか。
嗅覚に優れた人間が臭気判定士をやるのは分かる。味覚に優れた人間がソムリエをやるのも分かる。手や足の綺麗な人間がパーツモデルをやるのも分かる。
これらはそれぞれ特殊な世界で特殊な理解と感性と努力が必要なのも分かる。しかしそれは一般人には関係ない話だし理解できる必要もない。
『特殊な世界=高尚な世界』ではないからである。同時に『能力者=人格者』である必要もない。
宮崎駿にプロデューサーや監督の才能があればやっても何ら問題はない。しかし彼はただの戦闘機オタクの絵描きに過ぎない『職人』であるからプロデューサーや監督業は荷が重すぎるだろう。
彼にプロデューサーに必要な先見性や監督業に必要な調整力や折衝力もあるとは思えない。それは『職人』である宮崎駿自身が一番理解しているはずなのに中途に首を突っ込んでいる。これでは絵描きとしてのプロ意識を疑われても仕方ない。
2015年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
早々に届き見ることができ満足しています。状態も綺麗でgoodです。
2013年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
20歳代後半の都心で働くOLが10日間の休暇をとり田舎の農村地帯え、農業体験を行いながら自分探しの旅を・・・。どう結う訳かその中で、小学5年生ごろの思い出を頻繁に回想するのです。20歳代後半は女性にとって、結婚も含め一代転換期なのでしょうか?ハッピーエンドの物語。全編を通して大変美しい映像で確かな眼の保養になる作品ですが、「この作品は本当の人生を描いているように一見見えますが,恋愛がいくら初心な男女にしても淡白過ぎ不自然で大人には頷けません。また、あまりに登場人物が少なく現実性に欠けます。但し、思い出を回想する部分は素晴らしいの一言です。子供用と考えれば優れた作品だが、大人も取り組んだ作品?なので、手放しでは誉められません」*エンデング曲は最高です。
2014年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
LDで持っていましたが、高画質液晶テレビの購入を機にDVDの購入を決断。Blu-rayと迷いましたが、高価格と画質はDVDとそう大差ないとの声もあり、DVDに決めました。LDで何度も観ましたが、いつもラストシーンで嗚咽してしまいます。都はるみの歌う歌(原曲はRose)が静かな感動を呼びます。お隣(私は福島)山形県を舞台にした若者の農業にかける悩みや希望を、都会の窮屈感から逃げ出すように来た主人公が、受け止めて共に歩もうとしていく…。
他の国からのトップレビュー
Mac's
5つ星のうち5.0
A very big fan of studio ghibli
2024年5月29日に英国でレビュー済みAmazonで購入
My friend was really happy with my present that I bought for her as a birthday present to go a long with the rest of the collection as she is a very big fan of studio ghibli
John-Dean Grunwald
5つ星のうち5.0
Ein guter kinderfilm
2024年3月21日にドイツでレビュー済みAmazonで購入
Für Kinder genau das richtige
Jhair Silva O.
5つ星のうち2.0
DISSAPOINTING QUALITY!!
2022年6月2日にスペインでレビュー済みAmazonで購入
Honestly... i dont know what to say; I wasnt expecting such a bad image quality ... honestly felt like watching youtube at 480 . I am baffled.
I did only tested the DVD, though... as it was a gift for a friend; I expect the Blueray is better but honestly ... this is not worth the money for the DVD.
I did only tested the DVD, though... as it was a gift for a friend; I expect the Blueray is better but honestly ... this is not worth the money for the DVD.
Fabio Marino
5つ星のうち5.0
Da vedere
2015年2月4日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Opera poco conosciuta del maestro Takahata, tratta del rapporto tra città e campagna nell'accezione presente vs. passato, andandosi ad intrecciare con la vita della protagonista, che ripercorre con analisi critica e diversi flashback la propria vita, il che la porta a crescere interiormente e scegliere di compiere quei passi che mai aveva avuto il coraggio di compiere prima. Non c'è un adattamento in italiano, ma il film è pur sempre comprensibile in inglese. Consigliato
Katie C
5つ星のうち5.0
My favorite movie of all time
2013年7月2日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
As the title of my review says, Only Yesterday is not just my favorite Studio Ghibli movie, but my favorite movie, period. I watched it a little over a year ago when I was in the process of discovering the magical world of Ghibli. I had seen Kiki's Delivery Service and The Secret World of Arrietty, and was looking for something else to watch. I remember seeing a compilation of Ghibli trailers on YouTube, and the one for Only Yesterday looked really interesting. I looked up the plot and realized it was right up my alley, so I watched it. I thought it would be a nice coming-of-age film I could use to pass the time. I didn't know that it would affect me so strongly.
Only Yesterday is a truly beautiful movie. Like pretty much all of Ghibli's work, it is visually gorgeous, with lush country landscapes and soft, muted pastels for the 1960s scenes. However, it's the story that really drives this film. Taeko was such a relatable character for me in so many ways. I had just turned 20 when I watched Only Yesterday for the first time, and although I am younger than her, I am going through a turning point in my life too. I am entering the realm of adulthood and becoming a woman, and I feel just as confused as her sometimes. I'm doing a lot of thinking and reflecting on my past, wondering if certain things I have done were right or wrong. Also, fifth grade was a very significant year for me, just like it was for Taeko. I have a lot of good, bad, and bittersweet memories from that time.
Taeko definitely grows as a character throughout the movie. She starts off as an insecure and slightly awkward woman, and emerges as someone with more confidence and grace. The segments with 10-year-old Taeko are very well done, and remind us of the ups and downs of childhood. Each time I watch this movie, I find myself feeling giddy with her as she runs home after an encounter with a boy who likes her, feeling her frustration when she fails a math test, and wincing when her father loses patience with her one night and slaps her.
I recommend Only Yesterday to every twentysomething (especially females) and to people who enjoy slow-paced, slice-of-life films. Although it is not as known as some of Studio Ghibli's other work and Miyazaki isn't the director, that doesn't mean that it isn't worth watching. I actually think the quiet brilliance of Only Yesterday leaves a bigger impact than the epic Ghibli fantasy tales (don't think I'm knocking those, though - they are wonderful too!).
This movie is calm, thought-provoking, and will stay with you long after it is over. It absolutely rocked my world, and I hope anyone who is reading this will check it out and feel as deeply moved by it as I am.
Only Yesterday is a truly beautiful movie. Like pretty much all of Ghibli's work, it is visually gorgeous, with lush country landscapes and soft, muted pastels for the 1960s scenes. However, it's the story that really drives this film. Taeko was such a relatable character for me in so many ways. I had just turned 20 when I watched Only Yesterday for the first time, and although I am younger than her, I am going through a turning point in my life too. I am entering the realm of adulthood and becoming a woman, and I feel just as confused as her sometimes. I'm doing a lot of thinking and reflecting on my past, wondering if certain things I have done were right or wrong. Also, fifth grade was a very significant year for me, just like it was for Taeko. I have a lot of good, bad, and bittersweet memories from that time.
Taeko definitely grows as a character throughout the movie. She starts off as an insecure and slightly awkward woman, and emerges as someone with more confidence and grace. The segments with 10-year-old Taeko are very well done, and remind us of the ups and downs of childhood. Each time I watch this movie, I find myself feeling giddy with her as she runs home after an encounter with a boy who likes her, feeling her frustration when she fails a math test, and wincing when her father loses patience with her one night and slaps her.
I recommend Only Yesterday to every twentysomething (especially females) and to people who enjoy slow-paced, slice-of-life films. Although it is not as known as some of Studio Ghibli's other work and Miyazaki isn't the director, that doesn't mean that it isn't worth watching. I actually think the quiet brilliance of Only Yesterday leaves a bigger impact than the epic Ghibli fantasy tales (don't think I'm knocking those, though - they are wonderful too!).
This movie is calm, thought-provoking, and will stay with you long after it is over. It absolutely rocked my world, and I hope anyone who is reading this will check it out and feel as deeply moved by it as I am.